
ニットといえば、春シーズンに外せない定番アイテムだ。ウールのソフトな風合いのものからコットンで編まれた滑らかな表情のものまで選択肢は幅広い。今回は”春先に重宝するニットアイテム”にフォーカスして、注目の着こなし&アイテムを紹介!
ニット×コート肩掛け×レイヤードスタイル
ダークグレーのウールセーターに同系色のコートを肩かけしたスタイル。ボトムにもブラックをチョイスしてシックにまとめながらも、ホワイトカットソーを面積広めにレイヤードさせることによって効果的に軽さを演出した着こなし。シンプルな着こなしだけあって、コート、サングラス、シルバーなどのデザイン性が目をひく。
WILLIAM LOCKIE(ウィリアム ロッキー) MERINO WOOL GUERNSEY CREW SWEATER
1874年、スコットランドで創業された老舗のニットウェアメーカー「William Lockie(ウィリアム・ロッキー)」。ニットウェアやカシミアの産地として有名なスコットランドのボーダーズ地方ホーイック地区の工場から生産している。ガンジーセーターをベースに、メリノウールを用いてスリムにアレンジしたクルーネックセーター。
ニット×ホワイトシャツコーデ
ウール素材で編み上げられた温かみのあるハイゲージニットのインナーにホワイトシャツを着込んだコーディネート。襟先はニットから飛び出さないように重ね着することで、品のある雰囲気を演出。
JOHN SMEDLEY(ジョンスメドレー) セーター
1784年英国創業の老舗ニットウェアブランド「ジョンスメドレー」から、極上のメリノウールを使用したハイゲージニット。ブランドならではの滑らかなニットの質感が魅力的だ。
ニット×ブラックジーンズスタイル
ニットとジーンズのシンプルな組み合わせに、袖切り替えのレッドカラーがアクセントとなったスタイリング。ボトムはブラックジーンズとブラックスニーカーのモノトーンアイテムでシックにまとめている。
クルーネックニット×白パンツコーデ
オフホワイトのパンツにクルーネックニットを合わせたリラックススタイル。足元には味の出たブラウンシューズを履いて品のある印象をキープ。
ROBERTO COLLINA メッシュセーター
1981年、イタリアのボローニャ郊外にて設立したイタリアを代表するニットウェアのファクトリーブランド「ROBERTO COLLINA(ロベルトコリーナ)」。メッシュ生地で仕立てられた薄手のセーターはこれからの季節に重宝すること間違いなし。
タートルネックニット×ネイビーパンツ×ロールアップスタイル
秋冬なイメージの強いボリューミーなシルエットのローゲージタートルネックニットも、ロールアップしたネイビーパンツと組み合わせて抜け感のある春らしい着こなしに。タックインによってベルトのバックルを見せてアクセントをプラス。
STRATHTAY(ストラステイ) by INVERALLAN 1A タートルネック セーター
STRATHTAYはスコットランド発祥の英国最大のハンドメイドニットメーカーINVERALLANのブランド。手編みで生産されたケーブルニットは、機械編みには無い独特な風合いを放つ。
ニットカーディガン×デニムシャツスタイル
ざっくりとした風合いのブラウンカーディガンにデニムシャツを着込んでメリハリを効かせたスタイリング。サングラスのフレームはカーディガンと色味を合わせて統一感のある雰囲気に。
ニット×ホワイトスニーカースタイル
スウェットパンツに上質な素材&仕立てのハイゲージニットをあわせてクリーンな着こなしが完成。アイテムの上質感が好印象のポイントだ。ホワイトスニーカーを足元にチョイスして軽快な印象に。
SLOANE(スローン) 12ゲージ天竺二重編みクルーネック
2016秋冬にデビューした日本のニットブランド「SLOANE(スローン)」。12ゲージのニット生地を使用したクルーネックニット。ラグランスリーブの洗練されたデザインと上質な生地感が魅力的だ。
カーディガン×グラデーションコーデ
ダークグレーのケーブルニットにブラックジーンズをあわせたダークトーンのグラデーションスタイルの中にあって、オールスターの水色が映える着こなし。デニムはロールアップしてこなれ感をプラス。
HERITAGE(ヘリテージ) プルオーバーセーター
1960年にイタリアはボローニャで創業したニットメーカー「HERITAGE(ヘリテージ)」。大柄のケーブル柄がクラシックな雰囲気を演出。
ニット×ストールスタイル
アウターではなくストールを取り入れて防寒性をプラスした着こなしも、肌寒さが残る春シーズンならでは。グレーのエルボーパッチが施されたミドルゲージニットと組み合わせてまとまりのある雰囲気に。
ニット×淡色ジーンズコーデ
ミドルゲージのホワイトニットにリップ加工の入った淡色ジーンズを合わせた抜け感溢れるコーディネート。足元にはブラウンのチェルシーブーツをチョイス。ナイロンがミックスされたニットアイテムは耐シワ性があるため、クリーンな着こなしと相性◎。
CIRCOLO1901(チルコロ) クルーネックセーター PARICOLLO
独特な生地使いのコレクションで注目を集めるイタリアブランド「Circolo1901(チルコロ1901)」。編みの技術の高さが実感できるジャージーニット。ふくれ柄のクラシックなパターンがアクセントをプラス。
ニット×ホワイトシャツ×ジーンズスタイル
ニットにホワイトシャツ、ジーンズを合わせたシンプルなスタイリング。袖や裾のさりげないレイヤードが洒脱な雰囲気を漂わせている。
Drumohr(ドルモア) MODERN
世界最古のニットブランドと言われる「Drumohr(ドルモア)」。ドルモアモダンと呼ばれる上質なエクトラファインウールを使用したVネックセーター。
ニット×ブラックジーンズコーデ
グレーニットにブラックジーンズを組み合わせたモノトーンコーディネートを主軸に腕まくりやロールアップでラフに着崩した着こなし。肩にラフにかけたフランネルシャツもこなれ感を加速している。
rag & bone (ラグ & ボーン) AVERY CREW
2002年にMarcus WainwrightとDavid Nevilleが設立したNYブランド「ラグ&ボーン」から、クラシックなデザインが大人らしいスタイリングを可能にする定番セーター「コットンニットプルオーバー」。 さりげなく背中に縦に入ったリブが、バックシルエットのデザイン性を高める一枚だ。
ローゲージニット×モノトーンコーデ
染色加工によって網目のデザインにスパイスが効いたローゲージニットを主軸に、モノトーンで全体をまとめた都会的なコーディネート。野暮ったい印象を与えないさりげないホワイトシャツのレイヤードに注目したい。
ニットカーディガン×スラックス×スニーカースタイル
身体のラインにタイトフィットしたライトグレーのニットカーディガンをドレスシャツにあわせたコーディネート。ボトムのロールアップやスニーカーで着崩しを取り入れてこなれ感漂う着こなしに。
JOHN SMEDLEY(ジョンスメドレー) カーディガン
ジョンスメドレーのメリノウールカーディガン。気軽に羽織れるカーディガンタイプは昼夜の温度差が激しい春シーズンと相性◎。
グレークルーネックニット×スラックスコーディネート
グレーとホワイトのみで構成されたモノトーンコーデ。色使いが少ない分、ニットのテクスチャーでインパクトを加えたい。首元からさりげなくレイヤードしたホワイトTシャツや袖の腕まくりが抜け感を演出。
ANDERSEN ANDERSEN(アンデルセンアンデルセン) 海軍クルーネック
2009年、デンマークのアンデルセン夫妻によりスタートしたニットウェアブランド「ANDERSEN-ANDERSEN」。海洋国家であるデンマークはもともとニット製造が盛んな地域だったが、後継者不足によって斜陽傾向にあったが、夫妻は昔ながらの伝統的な編み方を継承しつつ、船員、漁師、ハンターのニットウェアデザインをベースとしたアイテム作りを始動。今回紹介するセーラーセーターは、前後が対称的な構造となっており、これは古い海軍のセーラーセーターから着想を得ている。忙しい船員が前後を気にすることなく着用できるというデザインだ。
ニットセーター×ヘンリーネックTシャツコーデ
深めでリブが太めのVネックニットにネイビーのヘンリーネックTシャツを合わせた着こなし。英国伝統のグレンチェックのトラウザーズを取り入れながらも、ローファーや腕まくりで巧みに着崩したスタイルがポイント。ニットに合わせるようにブラウン系のべっ甲フレームをチョイス。
LEMAIRE ribbed trim jumper
フランスのファッションブランド「LEMAIRE(ルメール)」。太めに設計された襟ぐりと網目が工夫された腕周りのディテールが品のある印象を演出するVネックセーター。
ローゲージニット×ブルージーンズスタイル
ラグランスリーブに編み上げられたボリューミーなホワイトローゲージニットにスリムシルエットのブルージーンズを合わせたYラインシルエットの着こなし。パンツはチェルシーブーツの高さまでロールアップしてスマートな印象に。ノーベルトでパンツを履くのが今の気分だ。
Zanone(ザノーネ) ラウンドネックセーター ミドルゲージ
1986年創業のイタリア高級ニットブランド「ZANONE(ザノーネ)」。身頃と袖でそれぞれ編み目を変えたデザインのラウンドネックセーター。
カーディガン×サルエルパンツ
ニックウースター氏。ボタンの外し方など、ほとばしるセンスが随所に。サルエルパンツのチョイスでモードな雰囲気のあるシルエットに。
JOHN SMEDLEY カーディガン
老舗英国ニットブランドのジョンスメドレーが得意とするハイゲージニットカーディガン。
ハイネックニット×ブラックコーデ
全てブラックで統一したモードな雰囲気漂うコーディネート。セーターに施されたサイドジップやスニーカーのホワイトソールが映える。
Acne Studios(アクネ ストゥディオズ) セーター Kicha side-zip wool-blend
ランド「Acne Studios(アクネ ストゥディオズ) 」。上品な雰囲気の中にジップのディテールが施されたラグジュアリーなブラックセーター。
ニット×グラデーションスタイル
チャコールグレーのカーディガンにライトグレーのVネックTシャツを着込んでグラデーションを表現したスタイリング。ボトムには、ブラックジーンズほどハードな印象を与えないグレージーンズを合わせて統一感のある印象に。
ニット×モッズコート×チノパンスタイル
ユーズド感のあるモッズコートに、ハイゲージニットとチノパンを合わせたスタイル。落ち着いた配色に、ブルーデニム生地のシャツがアクセントとして映える組み合わせ。ロールアップやレイヤードがこなれ感を演出している。
ROBERTO COLLINA(ロベルトコリーナ) Crew Neck
1981年、イタリアのボローニャ郊外にて設立したニットファクトリーブランド「ROBERTO COLLINA(ロベルトコリーナ)」。メイド・イン・イタリーにて生産されたスリムシルエットのハイゲージニット。
タートルネックニット×ブルージーンズコーデ
ニットのテクスチャーが目を引くタートルネックニットに程よい色落ちの入ったブルージーンズを組み合わせたカジュアルコーディネート。ニット一枚で過ごせる春シーズンには、網目のデザインが効いたニットアイテムを使用してアクセントを加えたい。
macchiaJ(マッキアジェイ) タートルネックセーター
2004年にロサンゼルスのウエストハリウッドで誕生したカジュアルブランド「macchiaJ(マッキアジェイ)」。ポリアミド、ヴィスコース、ウール、カシミアをミックスしたハイゲージニットを採用したタートルネックセーター。部分的にケーブルニットをつかい、クラシックな要素をプラスしてアクセントに。
ニットカーディガンアウタースタイル
アウター使いメインなら、厚手のショールカラーカーディガンは入手しておきたい。オンオフ問わず様々な着こなしに絶妙にフィット。
TOMMY HILFIGER(トミーヒルフィガー) ショールカラーカーディガン
アメリカブランド「TOMMY HILFIGER(トミーヒルフィガー)」。編み地の変化でストライプ柄を表現したショールカラーカーディガン。
ニット×サックスブルーシャツ×ジーンズスタイル
ネップ調の風合いを持つグリーンカラーのクルネックセーターにサックスブルーのシャツを合わせてコントラストを効かせたスタイリング。べっ甲フレームのアイウェアをチョイスしてアクセントをプラス。
HARLEY OF SCOTLAND(ハーレーオブスコットランド) クルーネックニット
1929年、イギリス・スコットランドにPeter Harley Buchanが設立した老舗ニットウェアメーカー「Harley of Scotland(ハーレー・オブ・スコットランド)」。ブランドの特徴でもあるシームレス製法にて生産されたクルーネックセーター。
ネイビーパンツ×ケーブルニットスタイル
アンクル丈ネイビーパンツとケーブルニットセーターを合わせたカジュアルスタイル。足元にはスリッポンスニーカーをチョイスしてラフな雰囲気を演出。
KERRY WOOLLEN MILLS(ケリーウールンミルズ) Aran Cable Crew Neck Sweater
アイルランド南西部のケリーに工場を構えるブランド「KERRY WOOLLEN MILLS(ケリー・ウールン・ミルズ)」。300年以上もの間、織物と糸を生産した歴史を持つ。ブリティッシュウール素材を用いて生産された本格的なアランニット。