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ダッフルコートの特徴
ダッフルコートと言っても今や様々なタイプが存在しており、至極クラシックなタイプから変化形までそのバリエーションは豊富である。何をもってダッフルコートと呼ぶかを理解しておくことで、数多あるダッフルコートから自分好みの一着を選ぶための視点になるのではないだろうか。ダッフルコートの特徴として挙げられるのは「生地」「フード」「トグル」「ポケット」「着丈」の5つだ。漁師やイギリス軍が防寒コートとして活用するためのディテールがそれぞれに施されている。
ダッフルコートの特徴①「高密度のウール素材」
一般的なウール素材は柔らかな風合いが特徴だが、ダッフルコートに使用されるのは「メルトン」という密度の高い、重厚感のある生地。一度織り上げた生地を縮絨し、織りを隠すようにフェルト加工を施すことで、風や冷気の侵入を防ぎ、防寒機能を向上させているのだ。現在ではポリエステルやフリース素材を使用したダッフルコートも存在しているが、メルトン素材を使用したアイテムがよりクラシックだと言えるだろう。ちなみにダッフルコートのという名称は、メルトンの原産地であるベルギーのアントウェルペン近郊の都市デュフェル(ダッフル)が由来となっている。
ダッフルコートの特徴②「帽子まで覆う大きめなフード」
兵士の正装として、帽子は外すことのできないアイテムの一つだ。ミリタリーコートのフードは、帽子を着用した状態でも被れるよう大きく設計されているものが多い。中でも、ダッフルコートのフードは、パーカーなどのアイテムと比べて、マチを入れた仕様の大きなデザインや、横に切り替えの入った特徴的な設計のモデルが多く見られる。
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