洗いをかけてインディゴ染料を淡いトーンにまで色落ちさせた薄色デニムは、春夏を主戦場とする定番アイテム。デニム本来の武骨さは控えめながら、若々しく爽やかな雰囲気をもたらしてくれるキレイめなこなし向きのボトムスだ。今回は、そんなライトブルーやアイスブルーなど「薄色デニム」にフォーカスし、注目のスタイリングとおすすめアイテムを紹介!
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薄色デニムを選ぶ際の3つのポイントは?
薄色デニムを選ぶ際のポイント①「シルエットは脚のラインを拾わないワイドレッグが断然狙い目」
セリーヌやグッチ、バレンシアガなどモードを牽引する人気ブランドの多くが提案する昨今の薄色デニムは、脚のラインを拾わないゆったり目のストレートやフレア、バギーなどワイドレッグやオーバーサイズが主力。トップスをタックインしてハイウエストでキレイめに見せたり、ルーズな腰履きでやんちゃに見せたりと着こなし方も様々で、これまで定番とされたくるぶし丈にロールアップして足元に抜けを作る細身のテーパードやスリムフィットとは全く異なるアプローチが特徴だ。もちろん大人っぽくスマートに仕上げるならこれまで通りの細身のテーパードやスリムフィットが有力な選択肢であることは間違いないが、ともすると代わり映えのしない古臭い着こなしに見えてしまう可能性も大。しかも近年のボトムスの主流がワイドレッグやゆったりとしたルーズシルエットであることを勘案すれば、今っぽい雰囲気で差をつけるなら脚のラインを拾わないゆったり目のストレートやフレア、バギータイプが選ぶべき薄色デニムの筆頭と言えるだろう。
薄色デニムを選ぶ際のポイント②「素肌が覗くクラッシュやハードなダメージ加工のアイテムは選択肢から除外する」
トレンドに多大な影響を及ぼす人気ブランドの多くがハードなダメージ加工を施した薄色デニムを打ち出しているが、ダメージ加工がお洒落としての説得力を持つのは筋金入りのアーチストや若さを免罪符としてトゥーマッチなギミックをポジティブ変換できるティーンから20代のメンズまで。それなりの分別が求められる大人であれば、不快感を与えるような肌の露出は控えめで、清潔感がしっかり確保されている薄色デニムを選ぶことがスマートな選択であることはいうまでもない。
薄色デニムを選ぶ際のポイント③「濃淡の差がない色落ち感が均一のものを選ぶ」
薄色デニムの中でも比較的こなしやすいのが濃淡の差がなく、色落ち感が均一なモノ。もちろん濃淡がある方がデニムらしい外観で骨太な印象をもたらすが、ともすると主張が強く薄色デニム本来の爽やかさを毀損してしまいかねない。それゆえ普段からデニムを穿き込んでいるとヘビーユーザーでない限り、濃淡のないモノを選ぶ方が賢明だ。
薄色デニムを穿きこなすコツとは?
薄色デニムを穿きこなすコツはキレイめにまとめるか、色味やシルエットでメリハリをつけるかの大きく分けて2通り。キレイめにまとめるのであれば、白や生成りなど抜けが良く肌馴染みの良いニュートラルなカラーアイテムを組み合わせるのが常道で夏の時季の着こなしの定番だ。一方、シーズン問わず応用できる色味やシルエットでメリハリをつける着こなしは、薄色デニムとは対照的な濃い色味のトップスやシルエットのアイテムをペアリングするというテクニック。イマドキのバギージーンズやオーバーサイズジーンズと丈が長めのトップスを合わせルーズに仕上げるというやり方もあるが、一般的には上半身のレイヤードやトップスのタックイン、ジーンズの腰穿きでシルエットにメリハリをつけるのが得策とされている。
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