好みはもちろん、顔の形、パーツ、トレンドによって様々な選択肢が存在する「サングラス」。渋谷に旗艦店を初オープンした王道ブランド「レイバン」から、枠にハマらない奇抜なデザインによって、話題を集める韓国発の新進気鋭ブランド「ジェントルモンスター」まで、ブランドの選択肢も幅広い。今回はそんな「サングラス」にフォーカスして、旬なトレンド解析を交えながら代表的なカタチを種類ごとに紹介!
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武骨でクールなメンズサングラスの定番「ウェリントン」
上辺が下辺よりも長い逆台形フレームデザインが特徴の「ウェリントン」。1950~60年代に大流行し、数多くのミュージシャンやアーティストに愛用されてきたサングラスの王道とも言えるモデルだ。シャープで武骨なムードも漂うフォルムは、着こなしにクールな男らしさをプラスしてくれること間違いなし。
続いては「ウェリントン」タイプのメンズサングラスおすすめモデルを紹介!
Ray-Ban(レイバン) ORIGINAL WAYFARER CLASSIC
1937年にアメリカ空軍の委託でによってボシュロム社が創立したブランド「Ray-Ban(レイバン)」。1999年からはイタリアのルックスオティカ社に買収されている。「光学的に眼を守らなければ、サングラスとは呼べない」が設立時の基本コンセプトだ。買収される以前は機能性重視のモデルが多かったが、1999年以降は斬新なデザインを売りにしたモデルが多く展開されている。現在の基本的な生産国はイタリア。ウェリントンは1952年の誕生以来、国内外を問わず数多くのミュージシャンやアーティストに愛用されてきた定番モデルだ。
Tom Ford(トムフォード) Leo サングラス
一目見てそれとわかるクリエイティブな遊び心溢れるフレームデザインが魅力的なトムフォードのサングラス。Leoは骨太なフォルムが特徴的なウェリントンモデルだ。サイドのヨロイ部分に施されたTを彷彿させる金具デザインが存在感を高める。
コーデにエッジをきかせるサングラス「スクエア」
レンズとリムが長方形に近いデザインが特徴の「スクエア」。フレームデザインの幅が広いため、様々な選択肢から自分好みのモデルをチョイスすることが可能だ。角がしっかりと表現されたサングラスなら、コーデがエッジのある雰囲気に。角が削られたデザインなら、ソフトな印象に仕上がる。
ストリートでは、より長方形のフォルムにデフォルメされたスクエアサングラスが人気の模様
ニューヨークを中心としたストリートファッションのカテゴリーでは、より長方形にデフォルメされた個性的なサングラスデザインが人気を集めている様子。下の画像のような感度の高いストリートヘッズはもちろん、ルイ・ヴィトンに就任したことも記憶に新しいヴァージル・アブロー氏も、スクエア型のサングラスを着用していた。ちなみに、画像で着用されているサングラスはオフホワイトのもの。発売後に即完売しており、現在では入手困難なモデルとしてプレミアム価格で売られていることもしばしば。
続いては「スクエア」タイプのメンズサングラスおすすめモデルを紹介!
Stella McCartney(ステラマッカートニー) ブラックサングラス
Stella McCartneyが展開するこちらのモデルは、上記で紹介したモデルとは逆にフレームが細身に設計されたデザイン。フレームが細身な分、レンズの存在感が高まり、どこかミステリアスなムードも漂わせる。
CRAP(クラップ) サングラス THE PARADISE MACHINE
南カリフォルニアでチルしていたビーチヘッズ達によって設立したアイウェアブランド「CRAP(クラップ)」。トレンド感と遊び心のあるデザインがウケており、有名アーティストも愛用している。THE PARADISE MACHINEは、高さが低く、横幅の広いフォルムがストリート好みのトレンド感を醸すサングラス。世界の歌姫とも称されるリアーナも着用していたモデルだ。
ソフトで知的な印象を演出できるサングラス「ラウンド」
綺麗な丸の形にフレームとレンズが施されたラウンドサングラス。バランスの良い角の無いデザインが、ソフトで知的な印象をプラスしてくれる。メタルフレームであれば上品に、アセテートなどのプラスチック素材であれば個性のある雰囲気も演出可能だ。
続いては「ラウンド」タイプのメンズサングラスおすすめモデルを紹介!
KUBORAUM(クボラム) ラウンドサングラス
2012年にドイツはベルリンにて、リビオ氏とセルジオ氏の二人のデザイナーがスタートさせたアイウェアブランド「KUBORAUM(クボラム)」。アイウェアを”マスク”として捉えた斬新なコンセプトの元、昼夜関係なく24時間いつでも楽しめるレンズのデザインを提案している。生産は全てイタリアのハンドメイド。こちらのラウンドサングラスは、重厚感のあるフレームデザインが特徴だ。ブランドロゴの無い洗練されたデザインは着用した人物のらしさを際立たせるという考えから生まれている。
楕円形のレンズデザインが知的でミステリアスなムードを高める「オーバル」
卵のような丸みのあるフォルムデザインが魅力の「オーバル」は、コーデにどこかレトロで知的なムードを漂わせてくれるデザインだ。2015-16秋冬からグッチのコレクションを手掛けているアレッサンドロ・ミケーレ氏の提案するスタイルでも、ギークなオーバルタイプのアイウェアが登場している影響もあり、プチブームになっている様子。
カートコバーンが愛用していたことで知られる白フレームのオーバルサングラスもチェック!
昨今、日本をはじめ世界でも着用者が多くみられるのが白フレームのオーバルサングラス。コレクションブランドのSaint LaurentやAcneからSupremeといったストリートブランドまで幅広くこのデザインを展開している点から見ても、世界規模で注目が集まっているのがわかる。このモデルといえば、90年代を代表するファッションアイコンとしても有名なカートコバーンが愛用していたChristian Rothの6558が有名だ。個性的でトレンド感を強く打ち出せるアイテムであるため、気になる方はぜひ一度チェックを。
続いては「オーバル」タイプのメンズサングラスおすすめモデルを紹介!
顔立ちをシャープに格上げするサングラス「フォックス」
サイドが吊り上がったような形状が特徴の「フォックス」。他サングラスと比べて前衛的で個性のある表情に仕上がると同時に、輪郭をシャープに見せる効果も狙える。今シーズンは、レディース市場で特にこのタイプのサングラスが大流行中。レディースのトレンドはメンズトレンドにも降りてくる傾向があるため、感度の高さをアピールする意味でもチェックしておきたい。
続いては「フォックス」タイプのメンズサングラスおすすめモデルを紹介!
Saint Laurent(サンローラン) ブラック フェミニン ナロー リリー サングラス
外側に向かって尖ったフレームデザインが特徴的なサンローランのキャットアイサングラス。コーデに近未来的なテイストを漂わせることが可能だ。デザインが奇抜でも品はしっかりとキープしたコレクションブランドならではのデザインバランス感覚もお見事。
ソフトな輪郭が好印象を与えるサングラス「ボストン」
丸みを帯びた逆三角形のフォルムが特徴の「ボストン」。この名称は、アメリカのボストン地域で大流行したことから付けられている。ボストンは学芸都市の地域として知られているように、このデザインのサングラスを身に付けると知的な表情に。
続いては「ボストン」タイプのメンズサングラスおすすめモデルを紹介!
OLIVER PEOPLES(オリバーピープルズ) LETA
オリバーピープルズのLETAはボストン型のフレームをベースに、メタルとアセテートの素材をミックスした洗練デザインが魅力。
Ray-Ban(レイバン) ボストンサングラス
鼈甲フレームとミラーレンズのコンビネーションがシックで大人の色気を漂わせるレイバンのボストンサングラス。
Thom Browne(トムブラウン) ブラックボストンサングラス
より丸みのあるレンズデザインと若干低めに設計されたレンジ位置がこなれ感溢れる表情を演出してくれる「Thom Browne(トムブラウン)」のボストンサングラス。テンプルの先端には十八番のトリコロールの装飾が施されている。
シャープと知性のイイとこどり「ボスリントン」
ボストンのソフトな雰囲気に、ウェリントンのシャープな表情をほんのり加えたイイトコどりのデザインが「ボスリントン」だ。ボストンよりも少しヒンジ位置が高めに設定されているため、ブロウラインがよりシャープでウェリントンらしい表情に仕上がる。ボストンに、少し男らしさや迫力をプラスしたいという方にもオススメ。
誠実さと迫力をプラス可能なサングラス「サーモント」
メタルフレームベースで、ブロウラインがプラスチック製に切り替えられたデザインが特徴の「サーモント」。サーモントの誕生は1950年代だ。当時、眉毛が薄く威厳が無い表情に悩みを持っていたアメリカ軍の将校モント氏のために、American Optical社が発明したという。フレームデザインが眉毛のような見え方をするため、顔立ちを引き立たせる狙いでサングラスを着用する場合にはサーモントが有力な選択肢になるだろう。
続いては「サーモント」タイプのメンズサングラスおすすめモデルを紹介!
Ray-Ban(レイバン) CLUBMASTER CLASSIC
1986年誕生以来、定番モデルとして愛用され続けているRay-BanのCLUBMASTER。個性的なブローデザインとゴールドのメタル素材が組み合わさった、知性と品が漂う絶妙なデザインが魅力的だ。
レトロラギッドな表情に仕上がる「ティアドロップ」
涙の雫のようなナス型のレンズデザインが特徴の「ティアドロップ」。着こなしに取り入れることで、どこかレトロで男らしい表情を演出することが可能だ。特徴的なレンズ形状は、当時のパイロットが飛行中、太陽光線による眼球へのストレスを軽減させるために制作した結果生まれたもの。さらに、パイロットの必需品であるヘルメットを被ったままでも着用出来るようディンプルは直線的に仕上げるなど、あくまでも機能性を追い求めて完成したフォルムという機能美は男心をくすぐる。バイカースタイルなどの武骨スポーティな着こなしと相性が良いのも納得だ。