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デニムシャツ コーデの基礎【生地・デザイン・シルエットの選び方、メンズ着こなし事例】

デニムシャツ コーデの基礎【生地・デザイン・シルエットの選び方、メンズ着こなし事例】

デニムシャツはアメカジの定番でありながら、選び方次第でドレスのハズしにも、都会的なカジュアルにも振れる万能な一枚だ。ただし、デニムシャツにも生地の種類やデザインのタイプがいくつかあるため、なんとなくで選ばずにスタイルに合ったものを選びたい。今回は、デニムシャツの基礎知識から今っぽく見せる選び方、着こなしの考え方までを整理する。

デニムシャツ選びのポイント1「デニム・シャンブレー・ダンガリー」生地の違いを理解する

デニムシャツとは、一般的にはデニム調の見え方のブルー系シャツ全般を指すことが多い。しかし、正確に言うと「デニム」「シャンブレー」「ダンガリー」は別の生地であり、見た目の印象も質感も異なる。ここでは、3つの生地の特徴を解説していく。

デニムシャツ 生地の種類1「デニム」

デニムとは、縦糸が色糸(主にインディゴ)、横糸が白糸の綾織物。テントや船の帆に使われていたキャンパス生地が起源であり、一般的なジーンズやトラッカージャケットに使用されている生地だ。斜めに走る綾織の織り目が特徴で、厚みと耐久性があり、使い込むほどに色落ちやアタリが出る。インディゴの縦糸が色落ちして、下に隠れた白糸が目立ってくるエージングはデニムの特徴のひとつ。ちなみに、リーバイスやエドウィンで使用されているデニムは右綾、リーに使用されているデニムは左綾と、綾織の向きもブランドやアイテムによって異なる。

3種類の生地の中で最もアメカジ色が強く、ウエスタンシャツやワークシャツに多く見られる生地だ。魅力は、着込むほどに表情が変わること。リジッドに近い濃紺ならクリーンで引き締まった印象に、色落ちしたライトブルーなら軽快でラフな雰囲気に仕上がる。ただし、強いウォッシュやダメージ加工を選ぶとカジュアル感が一気に増す。大人が都会的に取り入れるなら、色落ちは控えめか、淡色でもムラが強すぎないタイプが使いやすい。

デニムシャツ 生地の種類2「シャンブレー」

シャンブレー生地はデニムとは逆で、縦糸に色糸、横糸に白糸を使った平織物。デニムに似た見た目だが、デニムとは織り方が異なる平織りのため、色味や風合いに違いが出る。シャンブレーの方がより軽く、柔らかく、表面の印象もフラットだ。デニムほどの厚みや色落ちの面白さはないが、そのぶん清潔感が出やすい。ジャケットスタイルやスーツスタイルのハズし、春夏にサラッと着る羽織りに向いているのはシャンブレーだ。

デニムシャツ 生地の種類3「ダンガリー」

ダンガリーとは、縦糸が白糸、横糸が色糸(インディゴ)の綾織物。縦糸と横糸の使い方がデニムとは逆のため、デニムと比べて白糸の見える面積が増えて明るめなブルーの表情を見せる生地だ。デニムに近い雰囲気を持ちながら、見え方はやや軽く、シャツとして取り入れやすい。デニム、シャンブレーと比べるとそもそもの流通量が少なめで、個性を出すのにおすすめだ。

デニムシャツ選びのポイント2系統が異なるシャツのデザインを意識する

デニムシャツは、生地だけでなくデザインの型によっても印象が大きく変わる。代表的なのは、ワークシャツ、ウエスタンシャツ、ドレスシャツの3種類だ。同じブルーのシャツでも、ポケットの有無、ヨークの形、襟型、前立て、ボタンの仕様によって、似合うパンツや靴まで変わってくる。続いては、代表的なデザインの特徴について紹介していこう。

デニムシャツ デザインの種類1「ワークシャツ」

ワークタイプのデニムシャツは、胸ポケット、ややゆとりのある身幅、丈夫な縫製など、作業着由来の実用的なディテールが特徴。Tシャツの上に着るだけでサマになり、チノパン、ベイカーパンツ、カーゴパンツ、ワイドパンツと相性がいい。一方で、ワークシャツをそのままワークブーツや太いチノパンに合わせると、土っぽさが強く出ることもある。大人が着るなら、足元をローファーやレザーサンダルに替える、パンツをスラックス寄りにする、インナーを無地で引き締めるなど、どこかに上品な要素を差すのがおすすめだ。

Levi’s WORKWEAR ワーカーシャツ

デニムシャツ デザインの種類2「ウエスタンシャツ」

ウエスタンタイプは、肩や背中のヨーク、スナップボタン、フラップ付きの胸ポケットが特徴。カウボーイシャツを出自に持つデザインだけに、デニムシャツの中でもワイルドなムードが強く、胸元や肩まわりのディテールによって上半身の輪郭がくっきり見える。RRLやLevi’s®などの王道ブランドはもちろん、近年はラグジュアリーブランドやデザイナーズブランドでも再解釈が進んでいる。着こなしで注意したいのは、ウエスタン要素を盛りすぎないこと。ウエスタンシャツにウエスタンブーツ、ウエスタンベルト、フレアジーンズを合わせると、日常着というよりコスチューム感が出やすい。大人が今っぽく着るなら、パンツは白、黒、ネイビー、ベージュなどで整理し、靴はローファーやレザーシューズで引き締める。装飾性のあるシャツだからこそ、周辺アイテムは静かにまとめるのが吉だ。

Levi’s クラシック ウエスタンシャツ

デニムシャツ デザインの種類3「ドレスシャツ」

ドレスタイプのデニムシャツは、胸ポケットが省かれていたり、襟型が端正だったり、前立てやカフスの作りが上品だったりする。デニム生地やシャンブレー生地を使いながらも、見た目はドレスシャツに近い。ジャケットやスーツのインナーに使いやすく、白シャツでは堅すぎる場面にほどよい抜けを与えてくれる。ノータイで着るなら襟がきれいに開くカッタウェイやワイドカラー、タイドアップするなら薄手で襟腰のあるタイプが狙い目。デニムシャツを大人っぽく取り入れたいなら、最初の一枚としてドレス顔のモデルを選ぶのもアリだ。

Finamore デニムシャツ

着こなし前の確認ポイントデニムシャツはシルエットと色落ちの程度で印象が完全なる別物に

生地とデザインの違いを押さえたら、次に見るべきはシルエットと色味だ。デニムシャツは、同じ型でもサイズ感と色の出方で見え方が大きく変わる。スナップを参考にするときも、どんなブランドを着ているか以上に「どの程度のゆとりがあるか」「どのくらい色落ちしているか」を見ると、着こなしの再現性が高まる。

シルエット1ジャストフィットは王道だが細すぎると古く見える

アメカジやウエスタンシャツを王道に着るなら、いつの時代もジャストフィットが最右翼。肩幅が合い、身幅に余計な余りがなく、着丈も長すぎない一枚は、デニムシャツ本来の男らしさを素直に引き出せる。ただし、身体にピタッと張り付くような細身は避けたい。特にスリムジーンズやタイトなチノパンと合わせると、2010年代的な印象に寄りやすい。今の大人が選ぶなら、肩は合っていても身幅には少し余裕があり、袖にも自然なゆとりがあるくらいがちょうどいい。

シルエット2リラックスシルエットは今っぽく、都会的に見せやすい

今っぽくデニムシャツを着るならリラックスシルエットが良いだろう。肩が少し落ち、身幅に余裕があり、アウター的にも使えるサイズ感だ。アメカジの武骨さがやわらぎ、スラックス、ワイドパンツ、レザーシューズとも合わせやすくなる。ポイントは、全身をルーズにしすぎないこと。デニムシャツにゆとりがあるなら、パンツは落ち感のある素材を選ぶ、靴は革靴で締める、色数を絞る、など。そうすることで、ラフな一枚がだらしなく見えず、余裕のある大人カジュアルに着地する。

色落ち濃紺はクリーン、淡色は軽快、強い色落ちはアメカジ寄り

色落ちは、デニムシャツの印象を左右する最も大きな要素だと言える。濃紺やワンウォッシュに近い一枚は清潔感があり、ジャケットのインナーにも使いやすい。淡いブルーは春夏らしい軽快さが出て、白パンツやベージュパンツと好相性。強いウォッシュやダメージ加工は、ヴィンテージ感やアメカジ感を前面に出せる。大人が失敗しにくいのは、濃紺から中間色のブルー。淡色を選ぶ場合は、色ムラが強すぎないものが使いやすい。ダメージやペンキ加工、パッチワークなどの主張があるものは、パンツや靴をシンプルに抑えるとバランスが取りやすくなる。

デニムシャツに関するQ&A

Q1. デニムシャツとシャンブレーシャツの違いは?デニムは綾織り、シャンブレーは平織りが基本。見え方と着心地も変わる

デニムは綾織り、シャンブレーは平織りが基本だ。デニムは厚みと耐久性があり、色落ちやアタリによる武骨な表情が出やすい。一方、シャンブレーは軽く柔らかで、表面の印象もフラット。ジャケットのインナーや夏の羽織りならシャンブレー、アメカジやウエスタンの存在感を出すならデニムが向いている。

Q2. ダンガリーシャツはデニムシャツと何が違う?デニムとシャンブレーの中間を狙いやすい、ワーク由来の軽やかな生地

ダンガリーは、デニムに近いワークの雰囲気を持ちながら、見た目はやや軽やかな生地だ。デニムほど重くなく、シャンブレーほど上品にも寄りすぎないため、カジュアルときれいめの中間を狙いやすい。ネイビースーツやジャケットのインナーに使えば、白シャツでは出せない抜けと男らしさを加えられる。

Q3. デニムシャツはジャケットのインナーに使える?使える。ドレス顔のデニムシャツやシャンブレーシャツなら相性がいい

使える。ただし、ウエスタンヨークやフラップポケットが目立つタイプより、胸ポケットがない、またはディテールが控えめなドレス顔のデニムシャツやシャンブレーシャツの方がなじみやすい。ネイビージャケット、ベージュジャケット、ブラウンスーツとは特に好相性。白シャツよりも力が抜け、Tシャツよりも品よく見えるのが利点だ。

Q4. デニムシャツはビジネスカジュアルに使える?カジュアル寄りの職場なら使える。薄手・控えめな色落ち・ドレス型が条件

職場のドレスコード次第だが、カジュアル寄りのビジネススタイルなら十分に使える。選ぶべきは、薄手で色落ちが控えめなシャンブレーシャツ、またはドレスシャツ型のデニムシャツ。強いウォッシュ加工、スナップボタン、派手なステッチ、ダメージ加工は避けた方が無難だ。ジャケットを合わせ、パンツはスラックスを選ぶと大人らしくまとまる。

Q5. デニムオンデニムを大人が着るなら何に注意すべき?色差とシルエットに注意。細身すぎるジーンズ合わせは避けたい

上下の色とシルエットのバランスに注意したい。トップスとボトムスを同系色にするなら、インナーや靴で白を差して抜けを作る。色差をつけるなら、シャツを淡く、パンツを濃くすると安定しやすい。細身すぎるジーンズを合わせると古く見えやすいため、ストレート、ワイド、テーパードのいずれかで余白を作るのが今の気分だ。

Q6. デニムシャツに合うパンツは?きれいめならスラックス、軽快に見せるなら白パンツ、王道ならチノパン

きれいめに着るならスラックス、軽快に見せるなら白パンツ、王道にまとめるならチノパンが使いやすい。ワーク感を活かすならベイカーパンツやカーゴパンツも選択肢になるが、土っぽく見えすぎないように靴やインナーで調整したい。大人の着こなしでは、パンツのシルエットを細くしすぎず、ほどよい余白を持たせると今っぽく見える。

Q7. デニムシャツに合う靴は?都会的に見せるならローファー、レザーシューズ、クリーンなスニーカー

都会的に見せるならローファー、レザーシューズ、クリーンなスニーカーが有力だ。ウエスタンシャツやワークシャツにブーツを合わせると王道感は出るが、武骨さが強くなりやすい。大人が軽く着るなら、足元はあえて上品に振るのが効果的。淡色デニムシャツには白スニーカー、濃紺デニムシャツには黒ローファーやブラウンレザーシューズが合わせやすい。

Q8. 半袖のデニムシャツは大人でも着られる?もちろん着られる。落ち着いた色とゆとりのあるシルエットを選ぶのが条件

大人でももちろんOKだが、半袖デニムシャツはカジュアル感が強く出やすいため、サイズ感と色選びが重要だ。ブルーの色落ちが強いタイプはラフに見えやすいので、ネイビー、ブラック、グレー、ホワイトなどの落ち着いた色を選ぶと大人っぽい。パンツはスラックスやクリーンなワイドパンツ、靴はレザーサンダルやローファーを合わせると、夏のタウンスタイルとして使いやすい。

Q9. デニムシャツを古く見せないコツは?細すぎるシルエット、強いダメージ加工、タイトなジーンズ合わせを避ける

細すぎるシルエット、強いダメージ加工、タイトなスリムジーンズ合わせを避けること。今っぽく見せるなら、身幅に少し余裕のあるシャツを選び、パンツはストレートやワイド寄りにする。さらに、色数を絞り、靴や小物で上品さを足すと、古いアメカジではなく現代的なカジュアルに見える。

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