
「常に自分であれ。自分を表現し、自分を信じろ。成功した人物を探して真似するな。」というブルース・リーの言葉に出会ってから、ポッチャリ体型の私はそれを個性として受け入れるようになった。彼とは体型が対照的だが、その言葉はいまも自分の中で生き続けている。痩せることだけにとらわれず、装いへの意識を変えた結果、見える景色が変わり、自信が芽生えた。ここでは、同じ悩みを持つ男性が自信を持ち輝くために、イマすぐ変えられること、今日から始めたいこと、そして磨き続けるべきことを提示する。
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イマすぐ改善できる第一歩1. 清潔感はすべての基盤
ぽっちゃりだからこそ、清潔感の欠如は死活問題。鼻毛の未処理や無造作なヒゲは絶対に避けたい。加えて、肌ケアとムダ毛処理もマスト。例えばロングパンツしか履いていない方でも、座ったときなどふとした瞬間にスネ毛が見えてしまうことも。そんな瞬間が、不潔感を強調しやすいのは事実だ。髪と眉を高頻度で整え、スキンケアをルーティン化する。小さな積み重ねだが、これだけで安心感が生まれ、放つオーラも自然と変わるだろう。ぽっちゃりなら、清潔感への意識はやりすぎくらいがちょうど良い。
気にすべきは体重ではなく脂肪率!2. 筋トレをして太く美しいカラダに。
外見の評価は体重よりも体脂肪率の寄与が大きい傾向がある。脂肪だけを落とすのが難しいなら、筋肉を増やすという方法も。同じ太さでも、筋肉による厚みは視覚印象に大きな差を生む。複数研究をまとめたレビューでは、抵抗性トレーニング(筋トレ)だけでも、体脂肪率・脂肪量・内臓脂肪が下がると示されている。つまり、体重が大きく変わらなくても、体内の脂肪が減るぶん、輪郭が締まって見えるということだ。
また、これはメンズ服の設計思想にも合致する。テーラリングは肩と胸に量を持たせ、胴を相対的に締める“Vシェイプ”で美しさを描く。筋トレはその土台だ。肩・胸・背中に張りを与え、姿勢を整えるだけで、服は確実に映える。
ちなみに私は、日本のファッション雑誌などでは似たような体型の人があまり登場しないので、「big guy fashion」とインスタグラム上で検索し、海外のポッチャリ体型のファッションインフルエンサーをチェックしている。彼らのフィードやストーリーには、ジムで鍛える様子が当たり前に流れてくる。体重に縛られすぎず、体脂肪率とボディシルエットをコントロールすること。これが、今日から踏み出せる最初の一歩である。
参考文献
The relationship between body fatness and physical attractiveness in males – Personality and Individual Differences (2025)
The Effect of Resistance Training in Healthy Adults on Body Fat Percentage, Fat Mass and Visceral Fat: A Systematic Review and Meta-Analysis(2022)
センスは磨き続ける資産3. ぽっちゃりならではのキャラクター性にブーストをかける装いを
清潔感が整い、筋トレによるボディフレームができたら、次は個性を演出する段階である。はじめは、ダークトーンで引き締める、ボーダーは控える、色数は3以内などのルールを設けるのも有効だ。だが本当に大切なのは、個性を表現することである。ぽっちゃりならではの愛嬌を、色や柄、素材使いで存分に活かしたい。IラインやAラインといったタイトなシルエットを表現するのは難しくても、配色やテクスチャーで遊ぶ余地は十分にある。大きな体をキャンバスに見立てれば、むしろ映える組み合わせが広がるだろう。
ファッションの世界にも、ビッグサイズを武器にしたアイコンは多い。日本ではミスター・ジェントルマンを手がけ、ヒップホップグループ・シャカゾンビの一員としても活動した故・オオスミタケシ氏。海外ではルイヴィトンやディオールメンズのディレクターを歴任したキム・ジョーンズ氏。私は彼らの大柄な体格を隠さないスタイルを参考にしている。一般的には膨張色とされるカラーリングやボーダー柄さえも、自分のスタイルに落とし込み、見事に着こなしている点など、多くのインスピレーションを受けている。



















