リーバイスの501®がついに150周年に到達!アニバーサリーを記念した復刻モデルが次々に発売予定

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リーバイスの501®がついに150周年に到達!アニバーサリーを記念した復刻モデルが次々に発売予定

1873年にジーンズの原型が誕生して以来、時代や文化を超えて愛されてきたLevi’s®(リーバイス®︎)の501®シリーズ。150周年を迎えた2023年は、501®の復刻限定モデルが続々と登場するそうだ。今回は、リーバイス®︎ 501®の歴史を振り返りつつ、復刻限定モデルの新作を紹介!

のちにリーバイスの501®として知られるようになる世界で最初のジーンズが正式に発表されてから今年で150年

Jacob Davis(ヤコブ・デイヴィス)がキャンバス地のズボンに銅のリベットを付け、タフネスを飛躍的に向上させたワークウェアを発明したことから始まる501® Originals(501® オリジナルズ)のストーリー。ヤコブ・デイヴィスが、衣料品のサプライヤーであったLevi Strauss(リーバイ・ストラウス)に銅製リベットを使ったウエストオーバーオールを持ち込んだことから始まった。ヤコブとリーバイの2人は、デニムとダックキャンバス地を使用したリベットで補強したパンツを協業により生み出し、1873年5月20日にワークパンツを補強する銅製リベットの特許を取得。後に501®となる世界で最初のジーンズを正式に発表した。

©Levi Strauss & Co.

20世紀初頭に人気を博したリーバイ・ストラウス社だが、1902年には創業者のリーバイ・ストラウスが逝去。会社を引き継いだ甥のスターン兄弟と新しい製造責任者のミルトン・グランバウムは、501®の耐久性を高めることに力を注いだ。その後、彼らは男性ファッションの変化や消費者の声をもとに、オーバーオールにベルトループを追加。そして1925年には改良された501® Originalsが利益を急増させ、1930年代にはリーバイス®︎は西部のワークウェアの定番に。すでにカウボーイやロデオライダーの間で人気があったリーバイス®︎は、西部劇のロマンスを広告で表現するようになる。

©Levi Strauss & Co.

そして1939年には、John Wayne(ジョン・ウェイン)が映画『Stagecoach(駅馬車)』の中で裾を折り返した501® Originalsを着用し、ここからハリウッドと長く続く関係性が始まった。

©Levi Strauss & Co.

第二次大戦時の物資統制により簡略化されたデザインが今ではマニア垂涎のヴィンテージモデルに

第二次世界大戦中には資源を軍需へ回すための物資統制が敷かれたことから、ジーンズ独自のディテールの簡素化が義務付けられた。リベットやボタンなどの金属の使用は極力排除され、安価なドーナツボタンを使用。ポケット生地のスレキも軍余剰のヘリンボーン地などに変更され、ブランドのシグネチャーでもあるバックポケットのアーキュエットステッチさえも排除された。しかしリーバイス®︎はブランドのアイデンティティを守るため、バックポケットのアーキュエットステッチをペイントし、「For the duration(期間中のみ)」と書かれたポケットフラッシャーを追加。また重要なのは、戦争中も501®のデニム地は軽量化されなかった点。この時期以降、シンチバックとクロッチリベットが廃止されたが、終戦後にはコインポケットのリベットは元に戻されている。この時代のユニークな501®は、今も人気が衰えることなくヴィンテージマニアたちの垂涎アイテムとなっている。

©Levi Strauss & Co.

第二次世界大戦後、レッグを少しテーパードさせシンチバックとサスペンダー用のシャンクボタンを取り除いたこのパンツは、もはや作業着ではなくファッションアイテムとなった。帰国した米軍兵士やモーターサイクルクラブ、アーティスト、ミュージシャン、そして特に若者たちに丈夫で実用的な501® Originalsが広く受け入れられた。さらにマーロン・ブランド出演の1953年の映画『The Wild One(乱暴者)』により、このジーンズはカウンターカルチャーのクールな趣を映し出す存在となった。1960年代には、世界中のサブカルチャーの定番となっていた501®ジーンズ。アメリカの伝説の野外ライブ ウッドストックや公民権運動、ベトナム抗議運動、そして英国のモッズやロッカーズのファンたちは、皆こぞって501®を穿いていた。さらには数々の歴史的な映画や、ボブ・ディランのアルバムのジャケットにも採用された501®。ブルージーンズは若者やカウンターカルチャーの代名詞となり、501®はティーンエイジャーをより夢中にさせた。

©Levi Strauss & Co.

旧ソ連では通貨としても使われていた!?過去のアーカイブがどんどん価値を高め続けるリーバイスの501®︎

70年代から80年代にかけて、501®のジーンズは世界的に普及。旧ソビエト連邦では通貨として使用されたこともあったのだとか。日本では空前の古着ブームにより、ヴィンテージの501® Originalsは聖杯のような貴重な存在に。ケイト・ブッシュやキム・ゴードンのようなロックスターはズタズタに破れた501®を、Run D.M.C.やN・W・Aのようなヒップホップ・スターはパリッとしたダークな色を好んで着用。スティーブ・ジョブズのようなIT業界の大物も、オークランドのバイカーも、ロサンゼルスのメキシカンも、パリの浮浪者までもがこぞって501®を穿いていた。

©Levi Strauss & Co.

1999年にTIME誌で「20世紀のファッションアイテム」に選ばれた501®ジーンズは、21世紀に入ってもグローバル・アイコンとして比類ない成功を収め続けている。そして今シーズン、リーバイス®︎はメンズの501® ’54とウィメンズの501® ‘81を発表。革新的な新しい501®スタイルの登場により、今後150年間も501®が最も丈夫で先進的、そしてスタイリッシュなパンツの位置を確実なものにすることを感じさせられる。

©Levi Strauss & Co.

Levi’s® Vintage Clothing Mainline & Limited-Edition Drops: Spring/Summer 2023 Seasonal Collection

2月下旬以降、順次発売予定のリミテッドエディションも一部紹介しよう。価格や発売日は、後日発表される予定。なおCLUB LEVI’S®メンバーに登録しておくと、特別コレクションの発売日やイベントの詳細が優先的に受け取れる。

Limited-edition 1922 “White Oak” 501® Jeans
2月下旬発売予定

Limited-edition 1901 “White Oak” 501® Jeans
3月下旬発売予定

Limited-edition 1890 “White Oak” 501® Jeans
4月下旬発売予定

Limited-edition 1873 “XX Waist Overalls” (Levi’s® first blue jeans)
5月中旬発売予定 CLUB LEVI’S

【Levi’s®501® 復刻限定モデル】詳細情報

お問い合わせ先:0120-099-501 (リーバイ・ストラウス ジャパン)
公式サイトはこちら

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