1951年のアメリカ映画『欲望という名の電車』と1953年の『乱暴者』に主演したマーロン・ブランドや、1955年の映画『理由なき反抗』のジェームズ・ディーンが劇中で着用したことで、一気にファッションアイテムとしてのステータスを獲得した白Tシャツ。それまではアンダーウェアとしての着用が主流であったが、マーロン・ブランドとジェームス・ディーンという当時の若者のスタイルアイコンがライダースジャケットやジーンズと合わせて着こなしたことでカジュアルコーデの鉄板となり、白Tシャツとブルージーンズを合わせたシンプルなスタイルはメンズコーデの王道として広く定着したとされている。今回はそんな「白Tシャツ」にフォーカスし、注目の着こなしとおすすめアイテムを紹介！
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大人に似合う白Tシャツを選ぶうえで押さえておきたいポイントとは？
定番中のド定番であり究極のシンプルアイテムであるがゆえ、フィット感や着丈、シルエットがお洒落見えの決め手となる白Tシャツ。安価で生地が薄く下着や肌着っぽく見えるアイテムは選ばないことが鉄則であり、一枚で着用しても恥ずかしくない上質で生地や縫製のしっかりとしたアイテムを選ぶことが重要だ。よっぽどアイテムのチョイスを間違えない限り野暮ったく見えることはなく、おざなりに選んで着用しても無難に見えるアイテムではあるが、そこは「たかが白Tシャツ、されど白Tシャツ」。大人としては上等なインポートブランドや定評のある人気ブランドの白Tシャツで他との差別化を図りたい。さらにより今っぽいルックスを狙うなら、カラダのラインを拾うようなタイトフィットではなく、ルーズフィットやオーバーサイズの白Tシャツが◎ もちろん清潔感を損ないかねない透け感のあるアイテムを避け、強い日差しの中でも素肌が透けないモノを選ぶこともお忘れなく。
海外スナップで見る白Tシャツを使ったメンズコーデ事例集
白Tシャツの裾のフロントタックインと袖口のロールアップで夏のジーンズコーデにこなれ感を演出
ベーシックなクルーネックの白Tシャツとスリムフィットのブルージーンズ、ローカットの白スニーカーを合わせたシンプルな夏のメンズコーデ。白Tシャツの裾のフロントタックインと袖口のロールアップで丈感とドレープを調整し、こなれ感のある着こなしに。カラダのラインを拾うようなタイトフィットの白Tシャツでは得難い動きのあるシルエットを演出するなら、これくらいルーズフィットやオーバーサイズの白Tシャツが絶好だ。
Sunspel(サンスペル) 白Tシャツ
白Tシャツと黒のワイドパンツ、黒のスリッポンスニーカーで夏のモノトーンコーデを構築
裾リブがウエスト周りにたるみを生むジャストフィットの白Tシャツとセンタークリースを効かせた黒のワイドパンツ、黒のスリッポンスニーカーを組み合わせた夏のモノトーンコーデ。すっきりとしたシルエットでメリハリを効かせた配色を際立たせ、カジュアルながらキレイ目感の強いスタイリングを完成させている。ポピュラーな白Tシャツとの差別化を図りしなやかなフィット感をモノにするなら、ニットの白Tシャツをチョイスするのも一つの手。
Roberto Collina(ロベルトコリーナ) 白Tシャツ
ルーズフィットの白Tシャツでベージュチノパンスタイルにリラックス感をプラス
ジーンズやチノパンにリラックス感やエフォートレスなムードをプラスするならルーズフィットの白Tシャツが◎ こちらのスナップでは、ワイドストレートのベージュチノチノパンにルーズフィットの白Tシャツをペアリング。センターのチョイ横で裾をワンポイントでタックインしてウエスト周りに程よいドレープ感を演出しチノパンのシルエットに同調させて、リラックス感のある着こなしに。クリーンな印象を担保した透け感のない白Tシャツのチョイスもナイス。
Bottega Veneta(ボッテガヴェネタ) 白Tシャツ
赤いネッカチーフをアクセントにした白Tシャツとオリーブグリーンのワイドチノパンのメンズコーデ
赤い柄バンダナを捻ってネッカチーフとして、白Tシャツとオリーブグリーンのワイド氏のパンを合わせたメンズコーデにアクセントをプラス。夏の強い日差しの中でも映える赤差しで白Tシャツがぼやけないよう印象を引き締め、キャラ感の強いサングラスと共に洒落者感際立つ着こなしに。ハイウエストでフルタックインした白Tシャツのこなしが今っぽい。
Schiesser(シーサー) 白Tシャツ
