本格的な秋冬シーズンが到来し、そろそろ具体的にコーディネートのメインとなるアイテムを揃え出している御仁も多いのでは?組み合わせるアイテムが多い秋冬コーデのバリエーションは無限大。今回は、そんな幅広い秋冬コーデの中でも、印象をグッと洒脱にみせる秘技を注目のコーデと共に紹介!
バッグで柄のアクセントを足せば、秋冬コーデはグッと洒脱に!
秋冬コーデは、どんなアウターを羽織るかでスタイルがほぼ決まると言っても過言ではない。そんな秋冬用のアウターは、コーディネートが組み立てやすいようになるべくシンプルなデザインをチョイスしているという方も少なくないのでは?シンプルコーデは大人の男らしい洗練された雰囲気が漂う間違いない着こなしではあるものの、ときにはスパイスやエッジをきかせたいもの。そんなときの特効薬として最適なのがバッグの取り入れだ。ほどよく柄が配されたバッグをプラスすれば、コーディネートの完成度はそのままに、グッと洒脱なアクセントをプラスできることうけあい。
秋冬コーデ秘技①「スーツにエレガントな色気を醸す“型押しバッグ”を合わせて洒脱な印象に!」
ビジネスパーソンに欠かせないユニフォーム的な存在という認識だったのが、ここ数年で自分のスタイルを示すと同時にセンスをアピールする手段のひとつとして見直されつつあるスーツの着こなし。王道のネイビースーツスタイルも、コンサバに加えて“ハズし”を戦略的に取り入れたスタイリングが注目を集めている。例えばこちらは、力強さを演出するチョークストライプが男の魅力を底上げするネイビースーツの着こなし。普段なら無地の白シャツとネイビータイを合わせたくなるが、ベージュで揃えたシャツ&ニットタイをチョイスすることでイマどきに。こんなスタイリングの印象を底上げするなら、オリジナルの型押し柄で奥行きを持たせたブリーフバッグを合わせるのがグッド。エレガントでやり過ぎない絶妙なアクセントが、スーツスタイルに洒脱さと統一感を演出する。
ペッレ モルビダのブリーフケース5万7000円(ペッレ モルビダ 銀座 03-5524-2808)カルーゾのスーツ16万1000円、エリコ フォルミコラのシャツ2万4000円(ともにエストネーション 0120-503-971)ビームスFのタイ1万円(ビームス 六本木ヒルズ 03-5775-1623)ヴィンテージウォッチ19万8000円(江口時計店 0422-27-2900)ゲルノット・リンドナーのメガネ7万円(グローブスペックス エージェント 03-5459-8326)
手捺染プリントによるこだわりの“プロヴァンス・プリント”で裏地も上品に主張する!
バッグの裏地には、南フランスのプロヴァンス地方に伝わるプロヴァンス・プリントからインスピレーションを受けたオリジナルプリントをセット。アネモネの花をモチーフとしたオリジナルの柄は、石川県で織り上げ、福井県で染色加工を施し、京都の工場にて手捺染(てなっせん)プリントを施すというこだわりを詰め込んだハイクオリティな仕上がりだ。気品あふれる柄がスーツの着こなしにほどよいエレガンスを注入する。
秋冬コーデ秘技②「シックな“波柄バッグ”でさりげなくカジュアルコーデを差別化!」
次に提案したいのは、シックなバッグでカジュアルコーデをモダンに引き締めるテクニック。ともするともっさりとした野暮な印象を与えてしまいがちなボリュームのあるアウターも、バッグによる引き締めがあればバランスをとりやすい。さらにそんなバッグに柄のアクセントが加われば虎に翼。シックだけど退屈感は一切無しの大人カジュアルコーデが完成する。
ペッレ モルビダのトートバッグ3万6000円(ペッレ モルビダ 銀座 03-5524-2808)スリードッツのジャケット4万5000円(スリードッツ青山店 03-6805-1704)デンハムのデニム5万6000円(デンハム・ジャパン 03-3496-1086)ザ・スペクタクルのサングラス7万1000円(グローブスペックス エージェント 03-5459-8326)
日本の技術をギュッと凝縮した奥行きのある“波柄”はモダンで上質!
モダンでデザイン性の高いバッグは数あれど、上質で大人が使える品を備えたバッグとなると選択肢は限られてくる。こちらのトートバッグは、そんなデザイン性と品を両立させた逸品。ベースとなるコットンキャンバス生地から加工までのすべてを国内で仕上げることにより、緻密で奥ゆかしさのある“波柄”が表現されている。縫製ももちろんメイド イン ジャパンで、クオリティは申し分なし。
秋冬コーデ秘技③「都会的コーデをよりファッショナブルに底上げする“柄クラッチバッグ”使い!」
大人の鉄板である黒を基調とした都会的コーデ。シックで魅力的だが、トーンが単調で物足りなさを感じることも。そんなときに洒落者が実践しているのがクラッチバッグによる柄の取り入れ。差し色的なスパイスが一点投入されるだけで、コーデの魅力は倍増する。とりわけ上品に主張する“波柄”を配したクラッチバッグなら、大人のクラス感もしっかりとキープ。ほどよい主張でコーデのイメージを一新できる。
ペッレ モルビダのクラッチバッグ2万8000円(ペッレ モルビダ 銀座 03-5524-2808)トラディショナル ウェザーウェアのコート7万3000円(トラディショナル ウェザーウェア 青山メンズ店 03-6418-5712)バブアーのニット3万2000円(バブアー 渋谷店 03-6450-5993)ジェルマーノのパンツ2万6000円(ビームス 六本木ヒルズ 03-5775-1623)
コスパもグッド!地中海の優雅で穏やかな波からインスピレーションを受けた“波柄”はネイビーとブラックの2色展開
上質で品のある“波柄”のバッグはネイビーとブラックの2色展開。今回紹介したトートバッグやクラッチバッグに加えて、ミニバッグやブリーフバッグなど幅広く型数も展開されている。ハイグレードなブランドと肩を並べるほどのクオリティを誇りながら、価格は2万円〜4万円台というリーズナブルな点も見逃せないポイント。用途に合わせて色違い・シルエット違いでバッグを揃えておくのもオススメだ。