
スポーツ由来のスウェットシャツ「トレーナー」はその名のごとくアスレチックを前提とした動きやすさとタフさを兼ね備え、ニットライクなルックスで品のある重ね着も出来る優れモノ。スニーカーやトラックパンツ、パーカーなどスポーツアイテムがすっかりストリートに定着し、アスレジャーファッションがモードを席巻している現在では、こなれ感のあるトップスとして大きな注目を集めている。今回は「トレーナー」にフォーカスし、注目の着こなし&アイテムを紹介!
トレーナーは防寒用下着が起源!?
スウェットシャツの元祖といえばアメリカのスポーツウェアブランドの「Champion(チャンピオン)」。チャンピオンは当初、セーターの製造メーカーだったが、創業者であるサイモン・フェインブルーム氏が死去した後、2代目の息子達がTシャツ、靴下そして防寒用下着の製造を始めている。その後、スウェット地の防寒用下着の保温性と耐久性が高く評価され、米軍の訓練用ウェア、大学スポーツのアスレチックウェアとして採用。これをきっかけに、一般大学生のタウンウェアとして浸透していった。
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ちなみに、トレーナーは和製英語であり、海外では一般的に「スウェットシャツ」と言われている。「汗(sweat)を吸い取る衣類(shirt)」であり、「スウェット」のみで使用すると海外では誤解を招く。また、トレーナーは英語で「調教師」、イギリスでは「運動用シューズ」の意味を指すため、海外でトレーナーの買い物をする場合はスウェットシャツという言葉を使用するように心掛けたい。
スウェットシャツの基本知識「リバースウィーブ」とは?
チャンピオンが1938年に特許取得した「リバースウィーブ」。これはスウェットが縦方向に縮むのを軽減するために、元来は縦に生地を使用するところを横に使用する仕様だ。「生地の織り方(weave)を逆にする(reverse)」ということから、リバースウィーブと名付けられている。
続いては、トレーナーを使用した注目コーデとおすすめアイテムを紹介!
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