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創業の地で守り続けられる「ハワイで手作りするファミリースタイル」
2006年には直営店もオープンするようになったアイランドスリッパだが、社長のカーペンター氏は今もモトナガファミリーを大切にしている。それは「ファミリー・ビジネスである」ということ。海外進出を成功させた今でも、オアフ島・パールシティに構えたアイランド・スリッパの自社工場で、デザインから製造まですべてを行うのだ。彼が「家族」と呼ぶ40人近い職人によって、毎日一足ずつサンダルをハンドメイドで作り続けている。その制作工程は、以下のとおり。
STEP1:ベースとなるソールの裁断
大判の1枚ゴムにメンズとレディースの各3種類、合計6種類あるオリジナルパターンの足型を置き、1枚ずつ手作業でカット。
STEP2:サンダルにクッション性を持たせるためのソールの重ね合わせ
カットされた3つのソール(アウトソール、ミッドソール、インソール)を重ね合わせ、接着剤でひとつに接合。アイランドスリッパのふわりと心地いいクッション性はこの工程で生む。
STEP3:各々のテキスタイルでインソールをカバー
厚みあるインソールに仕上がったところで、レザーや布などアイテムごとの素材と色のテキスタイルで覆い、型に沿って丁寧にミシン縫っていく。
STEP4:アイランドスリッパのロゴをプリント
インソールに「アイランドスリッパ」のロゴをプリント。アイロンプリントと同じ原理で、傾いたりズレたりしないよう注意しながら、既定の位置にソールを置いてブランド名を刻む。
STEP5:ストラップを通すための穴開け
ストラップを通すための穴を、ソールに開ける。アイランドスリッパのデザインのキモになるストラップは、事前に裁断や布を巻くなどして用意。評判のオシャレな姿がほぼ見えてくる工程。
STEP6:木型を当てフィット感を高める
さまざまなタイプの木型を足の甲を覆う部分に当て、履いたときのフィット感などを微調整しながら生みだす。これによって足の収まりが良くなり、歩行時の疲れも安定した履き心地で軽減する。
STEP7:仕上げ
いよいよ完成!インソールとサンダルの底を接着した後、プレス機にかけ、最後に一足ずつサンダルの仕上がりをチェックする。
これらの様子は創業70周年を記念して作られた以下の動画からいくつか視聴できるため、丁寧な手作りによって紡がれてきた「ファミリー」の愛をチェックしてみてほしい。
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