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カルティエやティファニーなど、宝飾店向けの時計製造を行っていたパテックフィリップ
パテックフィリップには、カルティエやティファニー、ギュブランなどの高級宝飾ブランドに向けて製品を納入していた経歴を持つ。特にティファニーとの結びつきは深く、最初に懐中時計の供給を始めたのは1849年。「パテック&フィリップ社」として名乗りを挙げた1851年にはパートナーシップ契約を締結した。この関係は現在まで続いており、ティファニーは唯一パテックフィリップがダブルネームの使用を許可しているブランドでもある。
luxuryswatches「PATEK PHILIPPE」と「TIFFANY&Co.」の名が刻まれたアクアノート
パテックフィリップを愛用した歴史上の人物たち
オーデマ・ピゲ、ヴァシュロン・コンスタンタンとともに世界三大高級時計メーカーとして数えられることが多いパテックフィリップ。この3つのブランドの中でも、パテックフィリップは頭ひとつ飛び抜けた存在として認識されている傾向にある。その事実を証明するのが、偉大なセレブリティたちが愛用した記録である。
1951年のロンドン万博において、ヴィクトリア女王がダイヤモンドで装飾されたペンダント型ポケットウォッチを購入したことにより一躍その名を轟かせたパテックフィリップ。制作記念台帳に記された購入者記録にはヴィクトリア女王の他にも、エリーザベト王妃、アインシュタイン、キュリー夫人、ワーグナー、チャイコフスキー、トルストイ、ウォルト・ディズニーなど、多くの大人物の名が記されている。日本においても、昭和天皇が愛用していたことで有名。
ヴィクトリア女王が絶賛したとされる、青七宝の空に華を型どったダイヤモンド装飾の懐中時計
うるう年を自動調整する「パーペチュアルカレンダー」の開発
これまでに無かった新しい機構の開発で歴史に名を刻んできたパテックフィリップ。その中のひとつが、パーペチュアルカレンダー(永久カレンダー)である。1889年に初めて発明されたこの機構は、月による日数の違いや、4年に1度のうるう年などを自動的に調整することが可能。現在でも、「グランド・コンプリケーション」などの一部モデルにこのパーペチュアルカレンダーが搭載されている。
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