
Dickies(ディッキーズ)の「874」といえば、時代を超えて愛される名品。ワークウェアとして誕生し、そのタフでカジュアルなデザインは幅広いコーデに対応する。今回はディッキーズの「874」にフォーカスし、その起源や歴史、特徴を解説。最後には、おすすめの派生モデルや別注モデルまで紹介する。
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そもそもディッキーズとは?現在ではファッショニスタからも愛用される米国の老舗ワークウェアブランド
1918年、米国テキサス州フォートワースにて、従兄弟同士であるC.N.ウィリアムソンとE.E.ディッキーによって設立されたディッキーズ。当初の社名はU.S.オーバーオール社であり、帽子を製造していた。1922年、社名を現代に続く“Williamson-Dickie Manufacturing Company”に変更。それをきっかけにワークウェア製造にシフトし、ブランドとしてのディッキーズが誕生した。
創業者の二人は、労働者のニーズに合わせてさまざまな工夫が施された商品を製造。瞬く間に米国全土へ浸透していった。第二次世界大戦中は政府の要請を受け、米陸軍のために900万着以上の制服を生産。1951年には「Men of Production」というスローガンのもと「874」原型となったカーキパンツを着用した通称ウォーキング・マンという労働者のキャラクターが広告に使用され、ブランドのアイコンとなった。
1960年にはカリブや南米にも生産拠点を展開。70年代末には、米国のワークウェア業界を独占するほどまで成長を遂げる。80年代になると、ディッキーズのアイテムをファッションとして着用するというニーズも。この頃から、大胆な色使いなどファッション性も兼ね備えた商品を発表し始めた。現在では、世界110ヵ国以上で展開されている。
ディッキーズ「874」とは?1967年から生産され続けるブランドの代名詞といえるワークパンツ!
「874」は、ディッキーズの大定番として知られるワークパンツであり、1923年に生産をスタートした「カーキパンツ」が原型だ。カーキパンツは、第二次世界大戦に地元テキサスの石油労働者向けに売り出されたヒット商品。テキサスの労働者たちが、赴任先の中東などでもカーキを愛用したことにより、世界各地へと浸透した。そして1967年、綿100%のカーキパンツに、当時の新素材であるポリエステルをブレンドした「874」ワークパンツを発表。“労働者の声を聞く”というディッキーズのアイデンティティーから生まれたこのパンツは、丈夫で汚れにくく、どんな体型にもフィットすることから爆発的にヒットした。
ファッションシーンに浸透したきっかけは?南カリフォルニアのチカーノが起点!90年代にはラッパーやスケーターがこぞって着用
現代ではストリートを中心にファッションシーンでも愛される「874」。ストリートシーンにおいて、始めて脚光を浴びた時期は1980年代。南カリフォルニアのチカーノと呼ばれるメキシコ系米国人が着用したことがきっかけだ。オーバーサイズのシャツに「874」を合わせた彼らの着こなしは、現在までアイコニックなスタイルとして受け継がれている。
そして90年代、音楽とスケートといった2つのカルチャーと共鳴して「874」はストリートの象徴に。当時の流行とマッチするルーズなシルエット、T/Cツイル生地を採用した頑丈な作り、手頃な価格が人気となった要因だ。
2000年代以降は、世界各地のカルチャーシーンへと飛び火。現在ではセレブリティ達の着用も確認され、ワークウェアとしてのみならず、ファッションアイテムとしても不動の地位を確立している。
ここからはディッキーズ「874」の特徴を解説!
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