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ローファーの種類①「コインローファー(ペニーローファー)」
ローファーの元祖でもあるコインローファーは、サドル部分に切れ込みを入れたデザインが特徴。諸説あるが、このサドルの切れ込みにアメリカの学生たちが1セント硬貨(ペニー)を挟んでいたことからコインローファーやペニーローファーという呼び名が定着した。ベーシックな「ハーフサドル」のデザインのほかに、サドルがソール部分にまで伸びた「フルサドル」や、サドルの両端を糸で巻いたようなデザインの「ビーフロール」などの種類が存在する。
おすすめのメンズコインローファー12傑
①ローファーの元祖でありアメトラの定番アイテム「ジーエイチバス(G.H.Bass) LOGAN」
1876年にメイン州ウィルトン市にて設立されたG.H. Bassは、すべてのローファーの生みの親として知られる存在。日本へは1970年代からインポートされており、アイビースタイルを象徴するアイテムとして大流行した。WEEJUNS/ウィージャンズの名で展開されるBassのコインローファーは、かのマイケル・ジャクソンも愛用。上質なレザーソールには、現在でもWEEJUNSの文字が刻印されている。オン・オフ問わず幅広いシーンに対応する落ち着いた印象で、チノパンやスラックス、紺ブレといった定番のアイビースタイルはもちろん、デニムなどカジュアルなスタイリングにも合わせやすい。
②英国王室御用達ブランドによる質実剛健なコインローファー「クロケット&ジョーンズ(CROCKETT&JONES) GRANTHAM2」
クロケット&ジョーンズは、1879年にチャールズ・ジョーンズ氏とその義理の兄弟ジェームズ・クロケット氏によって、英国靴の聖地ロンドン北西の都市ノーザンプトンで創業された老舗ブランド。靴作りのデザインバリエーションや素材選びについて優れたノウハウを有している。GRANTHAM(グランサム)は、ややショートノーズ気味のラウンドトゥが特徴のコインローファー。U字型の拝みモカが、ミニマルかつ端正な表情を演出する。採用されているラスト「376」は小ぶりなヒールカップが特徴の木型で、ローファーでありがちなかかと抜けを防止。瑞々しい光沢の「BONED CALF(ボーンドカーフ)」を採用したアッパーに、クロケット&ジョーンズがハルボロラバー社と共同で作り上げた「DAINITE CITY SOLE(ダイナイトシティソール)」を備え、美しさと機能性を両立する。
③随所にハイレベルな職人技を感じさせる逸品「トリッカーズ(TRICKER’S) HAVARD SINGLE LEATHER」
ジョゼフ・トリッカー氏が1829年に設立した英国ノーサンプトンの革靴ブランド、トリッカーズ。日本でもカントリーブーツやウィングチップで有名なこのブランドは、長い伝統による技術力でハイクオリティな靴を手がける。製造工程ごとに職人が入れ替わるのではなく、一人の職人が最初から最後まで一足を仕上げる「ベンチメイド」もトリッカーズならではだ。英国靴らしい朴訥とした表情のこのモデルは、シンプルながらも上質なカーフレザーによってラグジュアリーな雰囲気を漂わせる。コバの張り出しを抑えたグッドイヤーウェルト製法は、高い技術力を必要とするがローファーらしいスマートな印象に。縫い目を隠したヒドゥンチャネル仕様のレザーソールも流石の職人技。
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