
オニツカタイガーといえば、日本国内以上に東南アジアやヨーロッパといった海外でも高い人気を誇り、日本の直営店では平日であってもインバウンド客が途切れないほどの支持を集めている。今回は、そんなオニツカタイガーの成り立ちや人気の理由を整理しながら、大人男子が選ぶべきおすすめの人気モデルを厳選して紹介する。
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ブランドの成り立ちと復活オニツカタイガーは日本で生まれ、ヨーロッパでファッションスニーカーブランドとして復活!
Onitsuka Tiger(オニツカタイガー)は、1949年に日本で誕生したスポーツシューズブランドだ。国内はもちろん、かつてはアメリカ西海岸をはじめとする海外でもランニングシューズブランドとして名を広めた歴史を持つ。1977年には、オニツカ株式会社を含む3社の対等合併により、総合スポーツ用品メーカーのASICS(アシックス)が誕生。これに伴い、オニツカタイガーというブランドは一時的に表舞台から姿を消すこととなった。
転機となったのは2002年。オニツカタイガーは、海外のファッション市場に向けたヘリテージブランドとして復活を遂げる。単なる過去の名作の復刻ではなく、天然皮革を用いてスニーカーとしての質感を高め、高級ブティックやセレクトショップを中心に販路を絞ることで、ファッションアイテムとしての価値を打ち出した。日本発のスポーツシューズブランドでありながら、海外のファッションシーンで再評価された背景こそ、現在のオニツカタイガーを語るうえで欠かせないポイントだ。
ここからは、オニツカタイガーがいま改めて支持を集めている理由を、3つの視点から整理していく。
オニツカタイガーが人気の理由1ランウェイでコレクションを発表するファッションブランドとしての存在感
オニツカタイガーの現在地は、クラシックなスニーカーブランドという枠だけでは捉えきれない。2002年の復活以降、同ブランドはシューズに加えてアパレルやアクセサリーまで展開し、スタイル全体で世界観を見せるファッションブランドとして歩みを進めてきた。その姿勢を象徴するのが、ミラノファッションウィークでのコレクション発表だ。イタリア出身のアンドレア ポンピリオをクリエイティブディレクターに迎え、スポーツシューズを出自に持ちながら、ランウェイでブランドのムードを表現。過去の名作を現代に蘇らせるだけでなく、服まで含めたスタイルとしてオニツカタイガーを提案している点が支持されている。
オニツカタイガーが人気の理由2日本ブランドへの信頼がオニツカタイガーの価値を後押ししている
欧米の洒落者が日本ブランドに向けるまなざしは、私たちが思う以上に熱い。精密な工業製品、無駄を削ぎ落としたデザイン、長く使えそうな安心感。そのイメージは、車や家電、建築にとどまらず、ファッションの分野にも及んでいる。スニーカーにおいても、アシックス、オニツカタイガー、ミズノといった日本ブランドは、欧米のセレクトショップや感度の高い層から支持を集めている。日本ブランドが持つ精密さや控えめで洗練されたムードは、海外のファッション好きにとってひとつの魅力として映る。オニツカタイガーも、その流れの中で評価されているブランドのひとつだ。日本発のスポーツシューズをルーツに持ちながら、海外のファッション市場で価値を高めてきた背景は、いまのインバウンド人気や国内での再評価にもつながっている。
オニツカタイガーが人気の理由3ロープロスニーカーの流れが、MEXICO 66のような名作を再び引き上げている
ここ数年のファッションシーンでは、厚底スニーカーやダッドスニーカーの流れが落ち着き、ロープロスニーカーやローテクスニーカーに改めて注目が集まっている。この空気にハマるのが、MEXICO 66に代表されるオニツカタイガーのクラシックモデルだ。薄めのソール、細身のフォルム、レトロスポーツ由来の軽やかな佇まいは、まさにイマの気分と相性がいい。もちろん、オニツカタイガーはロープロスニーカーのみなならず、「DENTIGRE LS」や「DELECITY」のようなボリュームのあるモデルも支持を集め、ブランドの選択肢を広げてきた。それでも、時代の気分が少しずつ軽い足元へ向かうなかで、改めて光って見えるのは、ブランドの核にある薄底でクラシックなスポーツシューズの美しさだ。
大人男子が選ぶべきオニツカタイガーの人気モデル5選
ここからは、大人男子が選ぶべきオニツカタイガーの人気モデルを5つ紹介する。ブランドを象徴する名作から、レトロランニング、コート系スニーカーまで、いまの装いに取り入れやすいモデルを厳選した。
オニツカタイガーを象徴する不朽の名作1. MEXICO 66
オニツカタイガーを代表するモデルとして、まず押さえておきたいのが「MEXICO 66」だ。1960年代のトレーニングシューズをルーツに持ち、細身のフォルムと低めのソール、サイドに走るオニツカタイガーストライプが特徴。レトロスポーツの空気をまといながら、野暮ったさを感じさせないシャープな佇まいが魅力だ。どんなボトムスにも馴染みやすく、足元にさりげない抜け感を作れるのも強み。オニツカタイガーらしさをもっとも分かりやすく味わえる、不朽の名作だ。
薄底でシャープに履けるレトロランニングの定番2. SERRANO
「SERRANO」は、1970年代の陸上スパイクから着想を得たレトロランニングモデル。MEXICO 66と同じく細身のフォルムを持ちながら、よりスポーティで軽快な印象を備えている。前足部を巻き上げるようなソールデザインや薄くシャープなシルエットが特徴で、その魅力はクラシックでありながら重たく見えないところ。足元に軽快な雰囲気を演出し、装い全体をスマートにまとめてくれる。レトロスポーツのムードを自然に取り入れたいなら、SERRANOは有力な選択肢になる。
テニスシューズ由来のクリーンな万能モデル3. GSM
「GSM」は、1980年代のテニスシューズをベースにしたコート系スニーカー。レトロランニング系のモデルに比べると、デザインはよりクリーンで落ち着いた印象だ。ほどよく丸みのあるフォルムと、シンプルなアッパーデザインによって、スポーティになりすぎず大人のカジュアルスタイルに馴染みやすい。特徴的なのが、クラシックなムードを引き立てるガムソール。端正なアッパーに少しレトロな足元の表情が加わることで、きれいめすぎず、ほどよくこなれた印象に仕上がっている。
クラシックな空気をまとったレトロランニングモデル4. EDR 78
「EDR 78」は、1978年に登場したトレイルランニングシューズをルーツに持つモデル。近い見た目のMEXICO 66やSERRANOと比べると、ソールやアッパーの作りに少しタフな表情があり、レトロなランニングシューズでありながらアウトドア由来の雰囲気も感じさせる。スエード調の素材使いやクラシックな配色は、シンプルな装いに奥行きをもたらす。EDR 78は、クラシックな見た目の中に少しタフなムードを求める大人男子にちょうどいい一足だ。
クリーンな足元を作るミニマルなレザースニーカー5. LAWNSHIP 3.0
「LAWNSHIP 3.0」は、クリーンでミニマルな佇まいが魅力のモデルだ。レザーを採用したアッパーには、アイコニックなオニツカタイガーストライプではなく、ロゴが配置されている。かかと部には衝撃緩衝性に優れたfuzeGELを搭載し、日常履きしやすい一足に仕上げられている。オニツカタイガーを、より控えめで大人っぽく取り入れたい方にオススメだ。














































