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シンプルなのに印象に残る。「Less is More」の美学が宿るニット3選

シンプルなのに印象に残る。「Less is More」の美学が宿るニット3選

手頃な価格でも良質なベーシックアイテムが手に入る今、シンプルでそつのない装いは手軽に作れる。しかし、鏡に映る自分の着こなしからは、どこか味気なさを感じる。かといって派手なデザインの服を着たいわけでもない。そんなジレンマを抱える男性も少なくないのではないだろうか。そこでヒントになるのが、建築家、ミース・ファン・デル・ローエが広めた「Less is More」という美学だ。不要な要素を削ぎ落とし、本質的な機能や素材の美しさ、価値を際立たせるという考え方。ただし、削ぎ落とした先に残るもの自体に魅力がなければ成立しない。今回は、何を削り、何を残すかという選択にブランドの美意識が表れたニット3着を紹介する。

“Less is More”の美学が宿るニット1GENTLEMAN PROJECTS「WADE」

一般的なヘンリーネックでは、胸元のボタンを留める部分に細長いパーツを設け、その周囲をステッチで縫い留める。ジェントルマンプロジェクトの「WADE」は、編む段階で首元の形を作る成形編みの技術を利用し、こうしたパーツの切り替えや縫い目を省略。ボタン付きの開きは残しながら、その周囲のステッチをなくすことで、ノーカラーシャツを彷彿とさせる上品な首元に仕上げた。また、ボタンを開ければ肌がのぞき、さりげない色気も漂う。超強撚コットンと和紙糸を組み合わせたワッフル編みは、毛羽の少なさによって凹凸がくっきりと浮かび上がる。

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“Less is More”の美学が宿るニット2JIL SANDER「ライトウール ポロセーター」

一般的なニットポロには、胸元に複数のボタンとボタンホールが設けられている。ジル サンダーの「ライトウール ポロセーター」は、その開閉部分にファスナーを採用し、ボタンとボタンホールを省略。ファスナー自体も表からは目立たず、胸元には縦に伸びる直線的なラインが現れる。装飾を抑えたデザインだからこそ、このラインと大きめの襟の輪郭が際立つ仕上がりに。

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“Less is More”の美学が宿るニット3HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE「BASIC KNIT」

V字の襟ぐりやボタンが並ぶ前立てに、身頃とは異なる編み地のパーツを設けるのが一般的なニットカーディガン。オム プリッセ イッセイ ミヤケの「BASIC KNIT」は、こうした切り替えを省き、ボタンにも生地と同系色のマットな黒を採用。ブランドを象徴するプリーツジャージー素材を糸に再生成した編み地が際立つミニマルなデザインに。また、身頃には縦方向、袖には横方向にプリーツが走る点もさりげないポイントだ。

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