
首元に並ぶボタンと前開きが、クルーネックとは違う表情を添えるヘンリーネックTシャツ。ボタンの開け具合ひとつで印象を変えられる手軽さもあり、街で見かける機会も増えてきた。とはいえ、大人が取り入れるなら気をつけたい点もある。ここでは人気の背景を紐ときつつ、いまの大人に似合う一枚の条件と、その着こなし方を探っていく。
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ヘンリーネックTシャツの着こなしの変化武骨ドレッシーな着こなしが気分に
もとは19世紀の男性用肌着だったヘンリーネック。ファッションアイテムへの転機として語られるのが、RALPH LAUREN(ラルフ ローレン)にまつわる逸話だ。ジャーナリストのマイケル・グロスが著した創業者の伝記によると、ニューヨークの商人が3つボタンの長袖肌着をブランドのバイヤーに見せたところ、「これは新しいシャツだ」と評したという。米国ワーカーの定番という出自に加え、ラルフ ローレンが米国のライフスタイルを日本に根付かせたこともあり、「ヘンリーネックTシャツ=武骨なアメカジトップス」の印象はいまも根強い。一方、近年は国内外のトレンドセッターの着こなしでも、その武骨さを上品にまとめたスタイルが目立ち、ヘンリーネックの装い方も進化しつつある。
肌着だったヘンリーネックを“新しいシャツ”と見立てたラルフ ローレンのバイヤーの視点は、いまの着こなしを考えるうえでも示唆に富む。「Tシャツ以上、シャツ未満」の存在と捉えてみると、コーディネートの幅はぐっと広がるはずだ。その絶妙な隙間を突くことが、現代的なヘンリーネックTシャツの装いにつながる。ここからは、そんなスタイルを表現するために押さえたい選び方のコツを紹介していく。
現代的な大人ヘンリーネックTシャツ選びのコツ1シャープな前立てを選ぶ
まず目を向けたいのが前立てだ。肌着やサーマルに由来するヘンリーネックには、幅広の前立てに大ぶりのボタンを並べたものも少なくない。それが武骨な雰囲気のモトになる。キレイ目に着るなら、幅が細く、すっきりと仕立てられた前立てを選びたい。狙いたいのは、長めの前立てに小ぶりなボタンを並べた一枚。首元に繊細な表情が生まれ、ジャケットのインナーにもなじみやすい。ボタンがシャツに近いサイズ感かつ、配置で並べられているなら、なおよしだ。着こなしでは、ボタンの開け方で印象を調整できる。いまの気分はボタンを1つか2つ外して程よく抜け感を演出した着こなし。
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インナー使いで前立てを主役に首元で魅せるレイヤード
シャープな前立ては、インナーとして使うときにも頼りになる。アウターの下に合わせれば、Vゾーンからボタンがのぞき、クルーネックでは出せない奥行きが生まれる。首元にわずかな段差をつくるだけで、シンプルな重ね着がグッと新鮮な印象に見違えるはずだ。
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現代的な大人ヘンリーネックTシャツ選びのコツ2袖口がフィットしてるタイプで
意外と見落としがちなのが袖口だ。袖がだらりと広がっていると、それだけで全体がルーズな印象に見えてしまう。実際にヘンリーネックTシャツを選ぶ際は、袖口がリブ付きかどうかに注目するのがおすすめだ。リブが腕にほどよく沿い、袖まわりのもたつきを抑えられるのが利点。さらに上腕三頭筋がのぞくことで、腕まわりが引き締まって見え、装い全体にも軽やかさが加わる。
現代的な大人ヘンリーネックTシャツ選びのコツ3逆三角形シルエットで力強く
最後はシルエット。肩から胸にかけてゆとりを持たせ、裾に向かってすっきりと絞った逆三角形の一枚なら、上半身が引き締まって見え、ヘンリーネックならではの男らしさも引き立つ。
身体づくりも味方に鍛えるほど映えるのがヘンリーネックTシャツの強み
逆三角形のシルエットは、ここまで挙げた服選びである程度つくり出せる。一方で、ヘンリーネックは身体のラインを素直に拾うアイテムでもある。胸板や肩まわりに厚みが出るほど、シャープな前立てや袖口のフィット感が生き、着姿に説得力が増していくのは確かだ。年齢を重ねるほど、服の良し悪し以上に、それを着こなす身体に目が向けられるもの。日々の積み重ねが、そのまま大人の余裕として反映される。本格的なトレーニングができるに越したことはないが、自宅での腕立て伏せなど、胸や肩を意識した習慣を続けるだけでも、着たときの印象に変化を感じられるはず。服選びと身体づくり、その両方がそろったとき、ヘンリーネックはいっそう頼もしい味方になる。
今回挙げた条件を全て満たすヘンリーネックTシャツが「GAVIN」だ。前立て部分のみ布帛を使い、シャツのようなキレイめな印象を底上げした前立て、腕周りにフィットするよう設計された袖口リブ切り替え、精悍な印象を与える逆三角形シルエットなど。現代的なコーディネートを実現するための工夫が随所に施されている。単体でスラックスに合わせてキレイめな着こなしを楽しむのはもちろん、シャツやジャケットのインナーに取り入れて洒脱なレイヤードを表現するのも◎























