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ミリタリージャケット代表モデル⑦「Pコート」
19世紀前半、英国海軍に採用されたPコート。海軍のウェアは陸軍や海軍のウェアとは異なり、ワーカー要素が盛り込まれているのが最大の特徴。というのも、野戦用としてではなくデッキ上での作業性を重視して作られたためだ。つまり、ミリタリー×ワークが邂逅したデザインとなっているのが海軍ならではの仕様と言える。また、英国で誕生したという歴史もあってか、襟付きで品格に富んでいるのも他のミリタリーウェアとは異なる点だろう。一般的にはメルトンウールを採用したダブルブレスト仕様で、ハンドウォーマーポケット、錨のマークが入ったボタンなどが特徴的なディテールとして挙げられる。
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Pコート おすすめアイテム「BUZZ RICKSON’S(バズリクソンズ) PEA COAT」
“バズリクソンズ”では、アメリカ海軍にて1910年代に採用されていたモデルを忠実に再現したPコートを展開。高密度の分厚いメルトンウールを用いていたり、アメリカの国章を表す13個の星が彫刻されたアンカーボタンが付いているのが、この年代のPコートの特徴だ。1930年代以降になると生産性やコスト面の見直しによって、こういったディテールが廃止されるため、重厚感あるPコートをお探しの方には特にオススメしたい。
Pコート おすすめアイテム「Tagliatore(タリアトーレ) STEPHAN」
Pコートをベースに、同ブランドならではの大人らしい雰囲気を落とし込んだのがコチラの「ステファン」だ。通常は幅広のリーファーカラーにするところをアルスターカラーに変更し、台襟をつけることでカッチリと上品な印象を底上げ。着丈についても従来のショート丈ではなく、セミロング丈にモディファイすることでワークな印象を控えめに。イタリアの伝統的なテーラードの技法によって仕立てた色気のあるシルエットなので、カジュアルはもちろん、ドレススタイルまで八面六臂の活躍が期待できる。
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