業界をリードする世界最大級の高級時計専門オンラインマーケットプレイスChrono24(クロノ24)が、今年3月にジュネーブで開催された時計の見本市「Watches & Wonders 2023」後に世界的に人気が上昇したブランドおよびモデルのトップ5を発表した。
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人気ブランド上位にはドレスウォッチに強みを持つ面々が!リクエスト数が増加したのは、ロレックスの名作やファン待望IWCの新作など
毎年3月から4月にかけてスイスのジュネーブで開催される時計見本市「ウォッチズ&ワンダーズ」では、各時計ブランドから数多くの新作モデルが発表される。クロノ24は今年の開催後に自社サイト上で、月間1,000万人を超えるサイト訪問者から集めたデータを集計。商品購入のリクエスト数に基づき、見本市開催4週間前と開催4週間後のリクエスト数の増加率を算出した。まずは人気上昇ブランドのトップ5から紹介しよう。
W&W後に人気が上昇したブランドTOP5
1位はInstagram上でも頻繁に取り上げられたラグジュアリーウォッチ、「L.U.C. 1860」が注目を集めたChopard(ショパール)だった。
続く2位には、展示会の中で最高の時計と称されたReverso Tribute(レベルソ トリビュート)クロノグラフを発表した「Jaeger-LeCoultre(ジャガー・ルクルト)」だ。3位以下には「Cartier(カルティエ)」「TAG Heuer(タグ・ホイヤー)」「Tudor(チューダー)」がランクインしている。
W&W後に人気が上昇したモデルTOP5
見本市開催前後でもっともリクエスト数が増加したモデルは、増加率が264.2%に上ったRolex(ロレックス)の「Milgauss(ミルガウス)」。磁気に強い耐磁時計として1956年に開発され、2007年に18年ぶりとなる最後のモデルが発表されてから今年生産終了となるまで16年間製造され続けたモデルだ。今後の展開が無くなることが人気急上昇につながった。
そして2位には新作が発表されたIWCの「Ingenieur AMG(インヂュニア AMG)」がランクイン。1950年代に生まれた長い歴史を持つ同モデルは、1970年代に時計デザインの巨匠ジェラルド・ジェンタがリデザインを手がけたことでも知られており、今回ファン待望の正統後継機が発表されたことで大きな話題を呼んだ。3位にはジャガー・ルクルトの「Master Ultra Thin Moon(マスター・ウルトラスリム・ムーン)」、4位はチューダーの「Black Bay 41(ブラック ベイ 41)」、5位にはOris(オリス)の「Big Crown Propilot Date(ビッグクラウンプロパイロットデイト)」が続いた。