イタリアのラグジュアリーファッションブランドZEGNA(ゼニア)が、ロサンゼルスに拠点を置くライフスタイルブランドThe Elder Statesman(ジ エルダー ステイツマン)との2023年秋冬コラボコレクションを発表。23年9月より発売開始予定だ。
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2つのブランドの世界観が融合し、伝統的なゼニアのスタイルが再構築されたコラボコレクション
ミラノ・メンズ・ファッションウィーク中に発表されていた、ゼニアとジ エルダー ステイツマンのパートナーシップ。2つのアイデンティティを融合させた本格的なコレクションのルックがついに公開された。世界で最も上質な原材料のみを厳選して作られる、ゼニアのシグネチャー素材であるオアジカシミヤ。環境意識およびビジネス意識の新たなロールモデルを象徴するこの素材が、今回のコラボレーションの媒体となってクリエイティブな対話を促す役割を果たす。
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ゼニアのアーティスティック ディレクター、アレッサンドロ・サルトリは今回のコラボレーションに対して以下のコメントを残した。
「このような対話を通じて私たちの世界に新たなレイヤーを付け加え、オアジカシミヤの別の新たな表現方法を見つけ出すことができます。私たちは渾然一体となってこのコレクションに取り組み、自分たちのデザインとジ エルダー ステイツマン独自のカラー、そしてすべてに広がる伸びやかさを融合させました。まさに異花受粉の発想です。これはオアジゼニアの自然に生息している生体にも実際に起きていることであり、この発想をビジネスやクリエイティブのモデルに置き変えることで、新たなオーディエンスにリーチできるのです」
また以下は、ジ エルダー ステイツマンの創設者兼CEOであるグレッグ・チェイトのコメント。
「私たちが認める世界最高峰のブランドとともに仕事ができることを、光栄に思います。このパートナーシップの原点は、ものづくりの在り方を大切にする2つの企業にあります。ロサンゼルスに店を構え、何世紀も前の手仕事を現代に甦らせる我々のクリエイションは、ゼニアのクラフトマンシップに強く共感しました。このパートナーシップは、まるで故郷に戻ってきたような感覚を覚えるのです。2年半にわたるゼニアとの深く有意義な議論を経て共にデザインしたコレクションは、我々の強い絆を象徴しています。品質、手仕事、そしてお互いに対する深い尊敬の念を認めること。イタリア、ピエモンテのオアジゼニアから6,000マイル離れた場所にあるロサンゼルス、ダウンタウンの工場が私たち自身が作り上げたオアジなのです」
アレッサンドロ・サルトリによって完璧な形でリセットされたマスキュリンなワードローブが、ジ エルダー ステイツマンの茶目っ気あるカリフォルニア的ラグジュアリーな感覚によって新たな姿へと変身。ジ エルダー ステイツマンのクリエイティブディレクターであるベイリー・ハンターとの協業を通じて、鮮烈なカラー、型破りなパターン、豊かな質感、リラックスしたカットによって伝統的なゼニアのスタイルが再構築された。シチュエーションが変わってもそのまま着用でき、快適で身につけやすく気軽にコーディネートできるアイテムをラインナップする。
カシミヤのボタンダウンシャツやロングショートパンツ、トラウザーに織り込まれたノスタルジックな南カリフォルニアの日焼けしたフランネルに着想を得た格子柄。着古したコーデュロイを思わせるファブリックは、ライラック、バッカレッド、グリーン、オーロライエロー、グリーン&ビキューナなど、リッチな色彩のスーツへと昇華されている。
ルックの仕上げは、100年の歴史を持つ帽子工場で手作業にて成形されたフェルト製バケットハットとフィット感あるベースボールキャップ、そしてブラッシュドカシミヤのスリッポン。本コラボコレクションは、2023年9月よりゼニア銀座店をはじめとする世界中の主要なゼニアストア、ジ エルダー ステイツマンの店舗などで展開される予定だ。
コラボレーションを祝してパリ ファッションウィーク中にはパートナーシップイベントを開催。 多数のセレブリティの他、アーティスティック ディレクターのアレッサンドロ・サルトリとジ エルダー ステイツマンの創設者兼CEOであるグレッグ・チェイトも来場した。