洗練された都会に馴染むバッグが欲しいけれど、カジュアルなデザインで探すとなるとどうしても候補がアウトドア寄りになってしまう。そんな現状に一石を投じる、高級ダウンウェアのイメージを継承したバッグコレクションがあの都会派ブランドからローンチされたという。今回は、タウンユースでヘビロテしたい新星バッグコレクションを都会的な春コーデに乗せて紹介！
都会派バッグの新星①「カジュアルで大ぶりなサイズ感のバックパックを都会染め！アウトドア系とはひと味違った高級感が光る」
カジュアルで大ぶりなバックパックを探してみると、アウトドアシーンにハマるタフで重厚なつくりのアイテムが多く、そこに都会的な要素をフィルターにかけると途端に候補が激減する。もちろんアウトドアテイストのバックパックはそれはそれでカッコいいのだが、都会的なデザインを求めている方にはマッチしない。そんなバッグ業界の“スキマ”とも言えるフィールドを一気に開拓したのがこの「GARLO」だ。一般的なデイパックよりもひと回り大きいサイズ感ながら、インナーパディングを使用することによってボリュームを出しつつ軽量に。さらに、ジッパーやバックルなど随所に散りばめられたメタルパーツ使いがアウトドア系のバックパックとはひと味違って高級感たっぷり。今回のコレクションのデザインソースとなった高級ダウンウェアの要素は、このあたりのディテールによく表れている。
タトラスの鞄12万1000円、ジャケット6万1600円、パンツ3万7400円、エイチアイピー バイ ソリードのカットソー1万1000円 (タトラス コンセプトストア 青山店 03-3407-2700)、モスコットのサングラス5万600円(モスコット トウキョウ 03-6434-1070)、ジャスティン デイビスのリング3万5200円〈薬指〉、リング2万3100円〈小指〉 (ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム 03-3401-5001)
シリーズ最大の収納力でデイユースはもちろん、トラベルシーンにももってこい！それに付随した機能もお見逃しなく
メインコンパートメントが大容量であることに加えて、外側にはマチつきのポケットを備えるなど、タウンユースにおいて収納力に困ることはない38ℓ仕様。それどころか一泊二日程度の旅行ならこのGARLOひとつで事足りるだろう。背中側にはキャリーバッグと連結できるポケットも備えており、長期の旅行や出張のお供にももってこい。トラベルシーンでの活躍も約束できるバックパックだ。
都会派バッグの新星②「容量、可動性、着脱性で男の休日スタイルをサポートする隙ナシのボディバッグもラインナップ！」
都会での生活でもっとも実用的であると言っても過言ではないのがボディバッグだ。オフスタイルで重宝する万能型バッグは、スマートな大人の男であればひとつは持っておきたいところ。そんなメンズ必須とも言えるアイテムも、今回リリースされた新星バッグコレクションにラインナップされている。外からアクセス可能なコンパートメントを3つ備えた「MELGI」は、世に流通するボディバッグの中では大きめの2.5ℓ仕様。小ぶりなボディバッグでは、意外と身の回りの必需品が全て入らなかった…なんてこともあり得るが、MELGIは財布やスマホなどを全て収納しても余裕のあるサイズ感で作られている。バッグとショルダーストラップの連結部分はリングで繋がれており、可動域が広くアクティブな都会のバイク・サイクルシーンにもフィットするのが嬉しい。ひとつ前で紹介したGARLOと同様に、キラッと光るメタルパーツがアウトドア仕様のソレとは明らかに違う洗練されたムードを醸し出す。
タトラスの鞄5万5000円、パーカ5万2800円、パンツ3万5200円、エイチアイピー バイ ソリードのカットソー1万5400円 (タトラス コンセプトストア 青山店 03-3407-2700)、アイヴァンのサングラス3万9600円 (アイヴァン 東京ギャラリー 03-3409-1972)、ジャスティン デイビスのブレスレット3万800円、リング3万8500円(ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム 03-3401-5001)
ショルダーストラップはスライド式のバックルでストレスなく着脱可能！
前述したリング状の連結パーツの他にも機能的なディテールが。ショルダーストラップ中頃のバックルは、スライドするだけで簡単に取り外しできる仕様になっており、頭や腕をくぐらせなくてもバッグの装着が可能。アウターの中にバッグを通した背負い方をする場合でもストレスなく着脱ができる。
都会派バッグの新星③「現代を体現したオンオフ両用トートはこんな感じ！ミリタリーベースで上品に仕上げたデザインがちょうどいいバランス」
都会派のビジネススタイルとカジュアルスタイル、そのどちらにおいても定番とされているのはトートバッグが筆頭ではないだろうか？ビジネスとカジュアルの境目が薄まってきた感のある今、トートバッグを選ぶなら、どちらにも対応できる汎用性の高いアイテムが有力候補だ。そこで視線を向けたいのが、今回の新星バッグコレクションのひとつである「DOROTHE」。ミリタリーテイストをベースにしながらも、長めの持ち手で上品に仕上げられたオンオフ両用のトートバッグだ。かっちりとしたドレススタイルには別の選択肢があるかもしれないが、このコーディネートのような現代的なビジネススタイルには、こんな絶妙なデザインバランスのトートバッグがスッと収まる。カジュアルスタイルとの相性は、実際のコーデ事例を見ずともお分かりになるだろう。
タトラスの鞄9万9000円、ジャケット8万3600円、パンツ4万1800円、エイチアイピー バイ ソリードのカットソー1万5400円 (タトラス コンセプトストア 青山店 03-3407-2700)、その他スタイリスト私物
ビジネス使いも想定した機能で名実ともにオンオフ両用！
DOROTHEはそのデザインだけでなく、しっかりとビジネスシーンでの使用も想定した機能が搭載されている。24ℓを誇る容量のメインコンパートメントは資料などの荷物がすっぽり入る大きさで、インサイドにはノートPCを収納できるマグネット開閉のポケットが。社員証や鍵などを繋いで、バッグを肩にかけたまま使用できるホック付きのコードはかゆいところに手が届くディテールだ。
都会派バッグの新星④「定番サイズのデイパックは凝ったディテールで他と差別化を！」
使い勝手の良い定番サイズのデイパックは、似たようなデザインが多く差別化が難しいアイテムのひとつ。今回のバッグコレクションにラインナップされたデイパック「BODANTA」には、シンプルながらも他とは一線を画するディテールが込められている。バックパックのGARLOやトートバッグのDOROTHEと同様に、薄手のインナーパディングが使用されており、ボリューム感がありながら軽量。そして高級感を底上げするメタルディテールも同じく備えられている。さらに、等間隔に配置された小さなブランドロゴがデザインアクセントにもなっている、フロントラインに沿わせるよう取り付けられたコードは、実はこのデイパックにおける最大の特徴。その実態は次の項で紹介！
タトラスの鞄8万8000円、ジャケット9万6800円、AVIOTコラボのイヤフォン1万6500円 (タトラス コンセプトストア 青山店 03-3407-2700)、PTトリノのデニム3万9600円 (伊勢丹新宿店 03-3352-1111)、アイヴァンのサングラス3万5200円 (アイヴァン 東京ギャラリー 03-3409-1972)、ジャスティン デイビスのリング3万9600円〈薬指〉、リング3万8500円〈小指〉(ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム 03-3401-5001)
デザインアクセントだけにあらず！背負ったままでも小物を取り出して使えるスライド式コード
上のコーディネートではサイドポケットにしまわれていたコード。このコードは先端にフックが備わっており、カラビナやリング状のパーツが付いた小物と連結できる。さらにこのデイパックフロントに這わせたコードは左右にスライドする仕様。デイパックを背負ったままでも、コードを左右どちらかに伸ばして鍵やICカードなどを使用できる。
都会派バッグの新星⑤「ダウンジャケットのようなブロックデザインがモードな雰囲気たっぷり。締めは個性的なトートバッグを」
今回フォーカスしたバッグコレクションの中で締めに紹介するのが、こちらのブロックデザインのトートバッグ「TONGIL」。厚手のインナーパディングを使用し、格子状にステッチを入れることでダウンジャケットのようなデザインを表現したバッグは、シリーズでもっとも個性的と言える。実はこれまで紹介したバッグコレクションは、都会的なダウンジャケットで人気を集めるイタリアのブランド TATRAS(タトラス)のもの。それを聞けば、こんなダウンジャケットライクなデザインが採用されていることにも納得がいくだろう。他ではあまり見られないモードな顔立ちで、都会の街ブラに最適なトートバッグだ。
タトラスの鞄7万1500円、パンツ3万9600円、エイチアイピー バイ ソリードのニット1万7600円 (タトラス コンセプトストア 青山店 03-3407-2700)、アイヴァンのサングラス3万5200円 (アイヴァン 東京ギャラリー 03-3409-1972)、ジャスティン デイビスのブレスレット15万4000円、リング3万5200円 (ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム 03-3401-5001)
シンプルなコーデに映える個性的なTONGILはトートとショルダーの2WAY仕様！
トップスをニット一枚でシンプルに仕上げたモノトーンコーデに乗せると、その個性的なデザインがより際立つ。さらにTONGILはシリーズの中で唯一の2WAY仕様。手持ちだけでなくショルダー使いも可能で、バラエティのあるコーディネートを楽しめる。
タトラス会心のバッグコレクションがこの春ローンチ！シリーズ共通のディテールとは？
最後のコーディネートで触れた通り、今回ピックアップした都会派バッグはタトラスからこの春にローンチされたばかりの新星。初のコレクションとは思えないほどの高い完成度と豊富なバリエーションで、バッグ業界に堂々の参入を果たした。最後はコレクション共通のディテールにフォーカス！
タトラスの新星バッグコレクションの特徴①「CO2排出を最大90%カットできる“エコニール素材®︎”を用いたナイロン生地を使用！」
タトラスのバッグコレクションのナイロン生地は、イタリアのアクアフィル社が開発したサステナブル素材「エコニール素材®︎」を使用。これは漁網や使い古されたカーペットなどの廃棄物から不純物などを完全に除去して、ナイロンの原料の状態に戻し、バージン材と同等の品質で再利用できるリサイクルシステムを活用したもの。石油由来で作られる通常のナイロン素材と比べると、なんと最大90%ものCO2排出量を削減できるというから驚きだ。そんなエコニール素材®︎を元に、イタリアのファブリックメーカーであるリモンタ社で生地を製作。リップストップ状に織られた光沢のある生地で、耐久性に優れながら高級感のあるルックスに仕上げられている。こんな背景を知れば、タトラスのバッグコレクションがより価値あるものだと感じられるはずだ。
タトラスの新星バッグコレクションの特徴②「記事中でもたびたび触れたメタルパーツは全てブランドオリジナル！」
ジッパーのヘッドやバックル、ロゴプレートなどで使用されているメタルパーツ。これらは全てタトラスがオリジナルでデザイン・開発したディテールだ。それぞれにブランドロゴも刻印されており、量産されたものを使わずにあえて自社モノにこだわって完成させたバッグからは、ブランド十八番のダウンウェアのイメージを引き継いだ唯一無二の高級感が滲み出て当然と言える。
メンズライン全5型にユニセックスモデルが1型ラインナップ！あなたはどれを選ぶ？
今回ローンチされたタトラスのバッグコレクションは、コーディネートで紹介したメンズ5型に加えてユニセックスのポーチ(画像左上)も登場。ポーチのみブラックの1色展開で、他はブラックとカーキの2色展開だ。ワンマイル使いからビジネス、トラベルまで様々なシーンを想定して練り上げられたタトラス会心のバッグコレクション、いち早く手に入れて都会的なコーディネートを楽しんでみては？
