
今年は電動シェーバーの御三家とも言える、フィリップス、ブラウン、パナソニックの3社が一斉に新たなハイエンドモデルを発表した。各メーカーがそれぞれ異なる技術と発想でシェーバーの理想形を追求し続けているが、具体的にどう比較検討したら良いのか?本記事では、電動シェーバー御三家から最新のハイエンドモデルを取り上げ、魅力と違いを紹介していく。
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最新の電動シェーバー事情3社の最新ハイエンドモデルに表れた、異なる最高峰のかたち
電動シェーバーの良し悪しは、単純な刃の枚数や深剃り機能だけでは語れない。今回ピックアップした3モデルは、いずれも高水準の深剃り性能と肌への配慮を兼ね備えている。各社、そんな髭剃りとして必須の機能をベースに置きながら、グルーミング体験を拡張するプラスアルファの機能を独自に開発し、提案。今回はフィリップス、ブラウン、パナソニックの電動シェーバー御三家から、3型の最新ハイエンドモデルをピックアップして魅力を紹介する。まずはフィリップスから!
シェービングから全身のグルーミングまでを1台に集約!PHILIPS「i9000 Prestige Ultra XP9406/40」
フィリップスの最高峰モデル「i9000 Prestige Ultra」。2026年6月に発売されたXP9406/40は、回転式ならではの深剃り性能に加え、ヘッド交換によってフェイス&ボディのケアまで担えるマルチデバイスとして進化を遂げた。シェービングシステムとしては、72枚の回転刃が毎分16万5,000回カットし、ヒゲを引き上げて根元付近で切る「リフト&カットシステム」を採用。肌の下-0.08mmという深剃り性能を実現している。3つの回転式刃が搭載された独自のヘッドは、従来モデルより20%小型化しており、「360°プレシジョンフレックスヘッド」が、鼻下からアゴ、喉周りの曲面でも追従して綺麗に剃り上げることが可能だ。
独自の「SkinIQ Pro」は、ヒゲの濃さを毎秒500回感知してシェービングの出力を調整。押しつける力と円を描く動かし方も光で知らせてくれるため、回転式に慣れていない人でも適切な剃り方を視覚的に判断しやすい。また、肌質や好みに合わせて、5つのシェービングモードを選択できるのも特徴のひとつだ。そして、XP9406/40の最大の進化ポイントは、シェーバーの可能性を大きく拡げる着脱式アタッチメント。髭剃りとしてだけでなく、ボディグルーマー、鼻毛・耳毛トリマー、0.5〜5mmに対応するヒゲスタイラーに加え、洗浄、刺激、整肌を担う「3-in-1 ディープクリーンマッサージャー」が付属する。シェービングを中心に、顔と身体のグルーミングを1台に集約したハイパフォーマンスデバイスだ。使用後は、クイッククリーンポッドへセットすれば約1分で洗浄が可能。複数のケア用品をミニマルに一本化したい人に適した一台だ。
深剃りと肌へのやさしさを両立した新たな最高峰BRAUN「NEVO シルクシェーバー 15105C」
2026年7月31日に発売された「NEVO シルクシェーバー」は、ブラウンから約12年ぶりに登場した新シリーズの最上位モデル。往復式の強みである深剃りを磨きながら、シェービング時の摩擦低減を追求した、快適かつ隙のないシェービングを可能にせる一台だ。このシェーバーの核となるのが、日本人の肌質やヒゲの毛質を分析して開発された「シルクタッチ網刃」。サメの肌表面にある微細な凹凸から着想を得た特殊な加工により、従来のハイエンドモデルであるシリーズ9 Pro+と比べて肌との摩擦を24%軽減することに成功した。肌を引っ張りにくくしながら、ヒゲを網刃へ取り込む画期的な仕組みを実現している。
250枚のダイヤモンドカット内刃を備えた5+1カットシステムと、前後40°に動く「PROスイング密着ヘッド」により、濃いヒゲやアゴ下にも対応。ブラウン史上最高峰となる肌下最大-0.12mmの深剃りを掲げている。本体には外科用ステンレススチールを用いた一体型ボディを採用。高級感と耐久性だけでなく、振動や運転音の低減にもつなげた。付属の7 in 1 NEVOアルコール洗浄器は、洗浄、メンテナンス、乾燥、充電を自動化し、従来より設置面積も抑えている。深剃りを妥協したくない一方で、往復時の摩擦やヒリつきが気になる人におすすめのシェーバーだ。
ラムダッシュ最高峰の6枚刃を手のひらに凝縮Panasonic「ラムダッシュ パームインPRO 6枚刃 ES-P690U」
2026年9月上旬発売予定の「ラムダッシュ パームインPRO 6枚刃 ES-P690U」。パナソニック最高峰の6枚刃システムを、高さ5.9cm、重量約180gのボディへ収めたパームインシリーズの最上位モデルだ。長いグリップをなくし、刃の近くを手のひらで直接持つ構造により、指先と手首で角度や圧力を細かく調整できる。6枚刃と毎分約1万4,000ストロークの高速リニアモーターを組み合わせ、コンパクトながら濃いヒゲや長く寝たくせヒゲへ対応する。
ラムダッシュAI+、アゴ下トリマー刃、新・極薄深剃り刃、スムースローラーなど、ラムダッシュの主要技術も搭載。メーカー試験では、同年度のパームイン5枚刃モデルと比べ、長いくせヒゲのカット率が約2倍に向上し、肌へかかる圧力も約10%低減したという。ES-P690Uは、アルミニウムの塊から削り出した「METAL EDITION」。付属のパームインポッドへ収めれば、洗浄、加熱乾燥、充電まで自動で行える。ワイヤレス充電台とマグネット式充電にも対応し、セミハードケースも付属する。最高峰の剃毛性能を、自宅だけでなく出張や旅行にも持ち歩きたい人に適した選択肢だ。
電動シェーバーを買う前に知っておきたいこと
1. 回転式と往復式では、ヒゲのとらえ方が異なる
フィリップスが採用する回転式は、3つの円形ヘッドを肌へ当て、円を描くように動かしてヒゲをカットする方式。複数方向に生えたヒゲを取り込みやすく、アゴ下や首周りの曲面にも沿わせやすい。ブラウンとパナソニックの往復式は、網刃の内側で刃を高速駆動させ、直線的に動かしながらヒゲを処理する。ヒゲが濃い部分をテンポ良く剃り進めたい人や、鼻下やもみあげ周辺を狙って整えたい場合に扱いやすい。ただし、回転式は肌にやさしく、往復式は深剃り向きと単純に分けられるものではない。現在の最高峰モデルは、刃の構造や摩擦を抑える加工、ヒゲを感知するセンサーによって、それぞれの弱点を補っている。
2. ヒゲの濃さだけでなく、生え方と肌の悩みを見る
電動シェーバーを選ぶ際は、ヒゲが濃いか薄いかだけでなく、剃り残しやすい場所まで確認したい。首やアゴ下のヒゲが複数方向へ生えているなら、広い可動域を持つ回転式が候補となる。長く寝たくせヒゲや夕方の青ヒゲが気になる場合は、往復式の刃構成とモーター性能が有効だ。同じ部分を何度も往復するとヒリつく人は、深剃り性能だけで判断せず、肌との摩擦を抑える構造や、押しつける力を知らせる機能にも注目したい。
スペック&適性フィリップス、ブラウン、パナソニックの違いを比較
| 比較項目 | フィリップス | ブラウン | パナソニック |
|---|---|---|---|
| 製品 | i9000 Prestige Ultra XP9406/40 | NEVO シルクシェーバー 15105C | ラムダッシュ パームインPRO 6枚刃 ES-P690U |
| シェービング方式 | 回転式 | 往復式 | 往復式 |
| 最大の特徴 | シェービングからフェイス&ボディケアまで対応 | 深剃りと低摩擦を両立するシルクタッチ網刃 | 最高峰の6枚刃を手のひらサイズに凝縮 |
| カット機構 | 72枚の回転刃、毎分16万5,000回カット | 5+1カットシステム、250枚のダイヤモンドカット内刃 | 6枚刃システム、毎分約1万4,000ストローク |
| ヘッドと操作 | 360°プレシジョンフレックスヘッドを円状に動かす | PROスイング密着ヘッドを直線的に動かす | 刃の近くを持ち、手首と指先で操作する |
| 得意なヒゲや悩み | 複数方向に生えたヒゲ、アゴ下や首周り | 濃いヒゲ、深剃り後の摩擦やヒリつき | 長く寝たくせヒゲ、剃毛性能と携帯性の両立 |
| シェービング以外の機能 | ヒゲスタイラー、鼻毛・耳毛トリマー、ボディグルーマー、フェイシャルケア | 2 in 1プロトリマー | 泡メイキングモード |
| 洗浄方法 | クイッククリーンポッド | 7 in 1 NEVOアルコール洗浄器 | パームインポッドによる洗浄、加熱乾燥、充電 |
| 携帯性 | 収納ケース付属 | PUレザーケース付属 | 高さ5.9cm、約180g、セミハードケース付属 |
| 向いている人 | 顔と身体のケア用品を1台へまとめたい人 | 深剃りと肌へのやさしさを妥協したくない人 | 高性能シェーバーを出張や旅行にも持ち歩きたい人 |
| 発売状況 | 発売中 | 2026年7月31日発売 | 2026年9月上旬発売予定 |


































