
都会的でモードなイメージがあり、穿きこなせれば相応の格好良いコーディネートを実現しやすい黒スラックス。激イケな男たちの御用達アイテムでもあり、彼らの着こなしの勘所をつかめれば、コーディネートの幅を広げたり、理想に近い着こなしを実現できるはず。
スポンサーリンク
ステップ1自分の体型に適したサイズ感とトレンドシルエットのバランスを掴む
黒スラックスは、都会的でモードな印象を与えるアイテム。だからこそ、流行を意識したシルエットで着こなしをアップデートし続けたい。とはいえ、トレンドだからといって自分の体型に合っていない服を無理して着るのは避けたいところ。自分の体型がスマートに見える適正サイズを把握した上で、無理をしてるように見えない範囲で流行を反映するのがおすすめだ。最近のパンツシルエットは「2025年の春コーデを制するための2つのトレンドシルエットとは?」という記事で触れているように、ロングレングスでストンと落ちるようなワイドパンツへと変遷している。例えば、極太といかなくとも脚のラインを拾わないルーズなストレートシルエットを選んで着こなしをアップデートしてみるのは有力な一手になるだろう。
↑クラシコイタリア全盛期の時代は、細身のクロップド丈が人気だったが、昨今ではフルレングスのワイド〜ストレートシルエットが気分。
ちなみに、カジュアルではリーバイスの501をサイズアップしてワイドパンツライクに穿くといったリアルオーバーサイズの着こなしが散見されるが、スラックスをオーバーサイズで穿くのは筆者はおすすめしない。ウエスト位置やヒップラインが下がるだけでなく、緻密に計算された型紙から生まれる美シルエットが崩れてしまうからだ。新たに買い足すなら、ワイドやストレートシルエットにデザイン・設計されたスラックスを選ぶことをおすすめしたい。
ステップ2美シルエットの要、センタークリースを死守
スラックスの美シルエットをブーストさせるセンタークリース。これが入ることで、脚のラインが美しく見え、コーディネートが端正な印象に引き締まる。折り目によって陰影が生まれるため、のっぺりとした見た目になりがちな黒パンツが立体的に見えるという効能も見逃せない。イケてる着こなしを目指すなら、折り目の角度が鋭利なセンタークリース入りの黒スラックスを穿くのがおすすめだ。
センタークリースを維持する心掛けも重要。着用時はセンタークリースが取れない姿勢で極力過ごす、センタークリースが取れてきたらアイロンで再プレスする、スラックス用ハンガーを用意してセンタークリースが折れた状態で保管するなど。日常のさりげない心掛けが激イケの黒スラックスコーデを実現するカギになる。
ステップ3小物使いでアハ体験させるインパクトを仕込む
舞台上の演者の介添をする黒子のように、コーデ全体の印象を上品に整えてくれる黒スラックス。インパクトのある小物も、黒スラックス合わせならイイ感じに際立つ。とはいえ、あからさまに派手なアイテムを組み合わせるのは安直に見えてしまう恐れがあるので注意したい。きめ細やかな磨きと装飾が美しいアイウェア、品のある貴金属のネックレス・ブレス、上質な革を使い、丁寧に作り込まれたベルト・靴など。決して奇をてらわず、よく見ると深い魅力を周りに感じさせるようなインパクトの取り入れが激イケ男たちのお約束だ。
【関連記事】
2025年の本名!おすすめの黒スラックスを紹介!
最後に2025年に新たに買い足す際に選びたい、注目の黒スラックスを紹介!
黒スラックス1GENTLEMAN PROJECTS の ワークトラウザーズ 150
ワークパンツの骨太なシルエットを上品に昇華させたトラウザーズ。フロントはノータックで洗練された印象で、バックスタイルはシャーリングベルト仕様でコンフォートな穿き心地となっている。足元までズドンと落ちるストレートシルエットが際立つスラックス仕立てが特徴だ。
黒スラックス2VALAADO の REL
パンツ専業ブランドが手掛けるストレートシルエットのイージースラックス。ブレンドウールトロピカルならではのしなやかでふくらみのある風合いが魅力。防シワ、ストレッチ性、手洗い可能という機能性にも優れている。フロントのセンタークリースはピンタックで固定され持続する仕様に。
黒スラックス3about:blank の Pleated Trousers V2
ストリートの空気感にフィットするスラックスをお探しの方に。ロンドンを拠点に活動するabout:blankのPleated Trousers V2をピックアップ。カジュアル使いしやすいバギーシルエットで、ラフに穿けるよう背面のウエストはゴム入りとなっている。センタークリースにはステッチが入っており、アイロンでプレスしなくともセンタークリースを維持できるのが嬉しいポイント。