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春夏ファッションのスタイルキーワード4選【メンズ 2025SS】

春夏ファッションのスタイルキーワード4選【メンズ 2025SS】

変わりゆくシーズンは自らのファッションスタイルを模索・進化させる良いきっかけになる。本記事ではイケてる大人男性にとって本命となるような2025年春夏のスタイルキーワードを厳選して4パターン紹介。ぜひ今春夏シーズンのコーデの参考にしていただけると幸いだ。

2025春夏のメンズファッションのスタイルキーワード1クワイエット・ラグジュアリーの進化系!?「ジェントル・エッジ」

ハイブランドのロゴが目立つ形であしらわれたトップスやスニーカーなどによって構成される、派手でリッチなスタイルが失速し、控えめな贅を美徳とする「クワイエット・ラグジュアリー」な装いがメンズ・レディース問わず見直されている。そんな潮流については過去に何度か言及しているが、我々が注目するのはそれに少しアレンジを加えた「ジェントル・エッジ」な装い。文字通り「紳士的な品格(Gentle)」に、わずかな「個性や鋭さ(Edge)」を加えたスタイルだ。クワイエット・ラグジュアリーと同様のシンプルで上質なコーディネートを基本としながらも、明確な個性やセンス、遊び、ファッション性を取り入れるのがポイントだ。具体的には、ジャストフィットよりも気持ちルーズなフィッティングを取り入れたり、少し思い切ったコントラストのカラーパレットを取り入れたり、普通はテーラードジャケットのところをシャツジャケットやM-65の合わせに変えたり、ベーシック色ではなく流行りのパステルカラーや個性あふれるヴィヴィッドカラーのニットをチョイスしたり、足元のレースアップシューズをローファーやスリッポンに変更したりとバリエーションは数えきれない。

編集部 三井
イマ人気の韓国ドラマに必ず登場すると言っても過言ではないのが財閥の御曹司的な男性像。男性から見ても格好良い彼らのようなスタイルを実現するなら、Brunello CucinelliLoro PianaZegnaRalph Lauren Purple Labelといったクラシックの王道をゆくハイクラスなブランドのウェアが正解となるでしょう。一方で「着こなしの方向性には賛同するけど、もっとファッション性が欲しい!」という男性も少なくないのでは?そんな方は、Bottega VenetaLemaireThe RowStudio NicholsonGENTLEMAN PROJECTS といった控えめで上品な中にも遊び心のあるブランドからオーソドックスなアイテムを選ぶのがおすすめです。

2025春夏のメンズファッションのスタイルキーワード2圧が強めのイケてる大人男子が熱中する「ドレスト」

着こなしの軸としてストリートスタイルを置きつつ、テーラードジャケットやチェスターコート、スラックス、革靴などのドレスアイテムを組み合わせることで、既存のストリートスタイルを洗練された大人の装いに昇華させた「ドレスト」と言えば、2024年秋冬シーズンのトレンドとしてこちらの記事で言及して以来、OTOKOMAEとして特に注目しているスタイルだ。当該記事で紹介されたのは、エイサップ・ロッキーがスーツにカバーオールを組み合わせたスタイリングなど象徴的なものも多かったが、今シーズンに向けてさらにリアルで真似しやすい事例をピックアップした。ちなみに、このスタイルは、K-POPアーティストやLAを拠点にするスターやセレブ、サッカーやバスケットボールのスタープレイヤーなど、今をときめく世界の強者男性の多くが取り入れているスタイルだ。

編集部 三井
下の画像ギャラリー2枚目のジェリー・ロレンゾは、Fear of God にてその手のウェアをプローデュースしており、自ら着用する事で着こなし提案をしています。ドレストをトータルで揃えるならFear of God は、右に出る存在がないほど個人的にかなりおすすめです。色々なブランドを組み合わせたい場合、強めのブランドをチョイスするのもドレストスタイルを構築する上でのポイントかなと思っています。BalenciagaPRADALOUIS VUITTONRICK OWENS あたりを個人的におすすめしたいです。

2025春夏のメンズファッションのスタイルキーワード3アメトラを現代のファッショニスタがアレンジ「モダン・プレッピー」

「学ランやブレザーといった制服をどう着崩し、着こなすか?」これは多くの男子高校生にとって一大関心事項だ。さらに校則が厳しい学校であれば、着崩しの余地が限定されるため、自分らしい着こなしにアプローチする難度はグッと高まる。大人となった今になって当時を振り返れば、あの制約があったからこそ、その中でのさりげない創意工夫がバチっとハマると格好良かったし、そのプロセスが楽しかったことに気が付く。実はこれこそが、イケてる大人男子が極めるべきファッションスタイルに通じる感覚だ。歴史のなかで確立されたスタイルをベースに、自分らしさや世のトレンドにフィットした “ハズし” を加えることが、楽しみながら洗練されたお洒落を突き詰める道につながる。そこで、おすすめしたいのが「モダン・プレッピー」というスタイルだ。プレッピースタイルのルーツは、アメリカ東海岸の名門私立校の制服や私服。ブレザーオックスフォードシャツチノパンポロシャツラガーシャツローファーといった基軸アイテムを取り入れながら、現代的なアレンジを加えるのが当媒体が推す「モダン・プレッピー」である。高校時代に制服を少し崩したように、ストリートやモードの要素を加えるなどして適度な抜け感を意識することが重要だ。シルエットをややルーズにしたり、生地は異素材ミックスで変化をつけ、レイヤードで奥行きを出など、アレンジをきかせていこう。

編集部 三井
アイビールックやプレッピースタイルはオーセンティックでタイムレスなスタイルとして確立されている一方で、おじさんがやると懐古趣味的な装いに見えてしまうことも。若い人から見て「お洒落なイケオジ!」と憧れを抱かれるようなステータスから遠のいてしまいがちなのも事実です。大人男性はどこかで旬な要素を取り入れるのがオススメです。Ralph LaurenBrooks BrothersJ.Pressといったアメトラの定番ブランドに加えて、ぜひNoah や Aimé Leon Dore といったストリートエッセンス漂うブランドやイマ流行りのスニーカーを取り入れたり、シャツオンシャツとった旬なレイヤードに挑戦したり、ポイントでイマっぽい印象にアプローチしてみてはどうでしょうか。

2025春夏のメンズファッションのスタイルキーワード4ドレスウェアに溢れんばかりのこなれ感を付加した「リラックス・テーラード」

一世を風靡したピタッとしたサイズ感のセットアップスーツに白Tシャツ、くるぶしを見せつつ足元にはシンプルな白スニーカーを合わせるといった着こなしはファッショントレンド観点では完全に過去のモノとなった。イマ注目したいキーワードは「リラックス・テーラード」。単純にジャケットやパンツのサイズ感がルーズといったスタイルはもちろん、ジャケットがいわゆるテーラードジャケットではなくドリズラージャケット型やシャツジャケット型であったりするようなスタイルも含む。

編集部 三井
イケてるルーズなシルエットのジャケットやスーツを手に入れるなら、Fear of GodLemaireDries Van Noten 、OVERCOATあたりのブランドで探すと、きっとお気に入りに出会えると思います。一方で、リラックス・テーラードに対して「あくまでもこれは一過性のトレンドであって予算をかけるべきではない」という考え方にも合理性が認められるでしょう。そのような場合は、何だかんだ言ってやっぱりZARAとかCOSのような海外のファストファッションブランドで割り切って買うのも一手かもしれません。こちらのZARAのセットアップは、友人が着用している実物を見て、外観デザインはやっぱり素直に格好良いなあと思いました。また、セレクトショップのオリジナル企画商品も見て回りましたが、ガチでイケてる感のある商品は見つかりませんでした。

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