パーカーの「ジョッター(JOTTER)」はコスパグッドな名作ボールペン!4つの魅力を紹介

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パーカーの「ジョッター(JOTTER)」はコスパグッドな名作ボールペン!4つの魅力を紹介

パーカーが誇るロングセラーボールペン「ジョッター(JOTTER)」

ボールペンの原型が生まれたのは1884年のこと。アメリカ人のジョン・ラウドが着想したが、インク漏れを防止できず実用には至らなかった。半世紀ほど時を経た1938年にユダヤ系ハンガリー人のジャーナリストのビーロー・ラースローが世界初の近代的ボールペンを考案し、イギリスで特許を取得。1945年に量産化され、ボールペンは戦後のアメリカでブームとなった。1940年代半ばから1950年代にかけてボールペン市場は急激に拡大。これを受け、万年筆で成功を収めていたパーカーもボールペン市場への参入を検討する。しかし、この当時のボールペンは、まだまだインク漏れを完全に防止できていなかった。パーカーは信頼性の高いペンを作りたいという情熱のもと、およそ10年にわたり徹底的な研究を続け、理想的なリフィールに辿りつく。そして1954年、パーカーとして初となるボールペン「ジョッター」が誕生した。

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大型リフィルや回転子機構など、ボールペン開発に革命を起こしたジョッター

ジョッターは容量の大きなリフィルを搭載した世界初の高性能ボールペンで、筆記距離はそれまでのボールペンに比べておよそ5倍を誇っていた。ノックするとリフィルが1/4回転する機構も他メーカーに先んじて採用。回転させることによってペン先のボールを長持ちさせるとともに、インクの片減りを防止することを実現した。さらにナイロン製のボディとステンレススチール製のキャップで耐久性を高めたり、中性のインクを採用しペン先の腐食を軽減させたことでも独自性を築いた。これらの革新的な機構により、ジョッターは発売初年度で350万本の売上を記録。世界で最もアイコニックなボールペンの1つとなった。

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矢羽クリップやクインクフロー技術など、そのスタイルや高い信頼性、優れた機能は今なお継承。2015年にはボディ素材がリニューアルされ、より美しいデザインへと進化を遂げた。

パーカーのジョッターは007のジェームズ・ボンドが使用したボールペン

ジョッターは映画007で採用されたことでも有名で、シリーズの中でもトップクラスの人気を誇る「ゴールデンアイ」に起用。5代目ジェームス・ボンドのピアース・ブロスナンの初作品でもあるこの作品の後半にジョッターが登場した。007シリーズらしく通常のボールペンではなく改造が施されており、ノック3回で4秒後に起爆、もう3回ノックすると解除されるという仕掛けだ。敵の一人がボンドから奪ったジョッターをノックしてしまい、爆発に乗じてピンチを脱するシーンは物語のハイライトとも言える一コマ。高級筆記具は数あれど、ジェームズ・ボンドが使用したボールペンは後にも先にもこの1本だけだ。

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