クラシックな製法を取り入れた靴作りと履き心地の良さに定評のある老舗シューズブランド、セバゴ。今回は、同ブランドが手がけ、プレッピーブームにおいて大ヒットを博した「ドックサイズ」にフォーカスし、歴史とともに魅力を掘り下げていく。
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「セバゴ」は多くの名作を世に送り出した老舗シューズメーカー
「SEBAGO(セバゴ)」は、1946年にアメリカ・メイン州にて産声を上げたシューズメーカーだ。創業当初は手縫いのコインローファーを手がけており、ローファーのサドル部分の縫い付けにビーフロールのデザインを取り入れた原初のブランドとしても知られる。1970年にはボートシューズの代表格である「ドックサイズ」を発表してスマッシュヒットを飛ばし、1981年にリリースした「キャンプサイド」も今ではチャッカブーツの代名詞に。つまりセバゴは、革靴業界に大きな影響を与えたブランドの一つなのだ。
ちなみに、かのポップスターであるマイケル・ジャクソンが愛用したブランドとしてもファンの間では有名で、彼が履いたことで知名度がグンと上がったというバックグラウンドも。いまや世界85ヶ国以上で展開するグローバルブランドにまで成長を遂げ、他ブランドとも積極的にコラボレーションを行うなど、常に新しいユーザーを惹きつけている。
セバゴを一躍有名シューズブランドへと押し上げた「ドックサイズ」
セバゴがその名を世界に知らしめるきっかけとなったのが、今回紹介するデッキシューズ「ドックサイズ」だ。同ブランドが得意とするモカ縫いを生かした本作は、1980年代に本格ブームを起こしたプレッピースタイルの足元に合わせる定番靴として人気を博し、セバゴのカジュアルシューズブランドとしての地位を不動のものにした。決して高級感のあるルックスではないものの、細部にまでクラフツマンシップが息づくデッキシューズに仕上がっており、発表当時から現在に至るまで変わることのないデザインで愛されている。
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