誕生からおよそ半世紀でも色褪せぬプーマ「クライド」の魅力とは?

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誕生からおよそ半世紀でも色褪せぬプーマ「クライド」の魅力とは?

兄弟喧嘩を機に独立し、兄ルドルフは「プーマ」、弟アドルフは「アディダス 」を設立

このドイツのダスラー兄弟が袂を分かつことで誕生したのが、「プーマ」と「アディダス」というのはスポーツブランドのトリビアとしても有名な話。第二次世界大戦の終焉を境に、兄弟は1948年4月にそれぞれのブランドを立ち上げることになるのだが、両社が喧嘩した理由については、政治思想の対立や経営面での意見の食い違い、略奪愛などさまざまな憶測があり明確ではない。どちらにせよ、兄のルドルフはその後「プー
マ(Puma)」と会社名を設定し事業を展開。一方、弟のアドルフは自身の愛称であるアディ(Adi)と名字の頭3文字ダス(Das)を組み合わせた「アディダス(adidas)」を設立したのである。

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アディダスとの切磋琢磨でプーマは世界的スポーツブランドに成長

分裂後、熾烈な競争を繰り広げたプーマとアディダス。オリンピックやワールドカップをはじめ、プロ・アマを問わずさまざまなスポーツシーンでアスリート争奪戦を繰り広げる両社の競争は、創業者が現場を退いたあとも続いていく。プーマはその後、70~80年代にアメリカ市場で低価格戦略によって大量のシューズの販売に成功するが、同時にブランドイメージが下がってしまい低迷期を迎える。だが、経営サイドの刷新なども経て90年代には、ファッションアイテムとしての価値向上に注力してプロモーションを展開し復活。98年に発表したジル・サンダーとのコラボレーションモデルは、当時は斬新であったスポーツメーカーと高級ファッションブランドのコラボレーションなどで注目を集めた。このような変遷により、現在ではアスリートだけでなくファッショニスタからも注目されるブランドとして鋭意的な製品展開をしている。

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