ビームスF 西口 修平氏がトレンド解説! 秋冬シーズンのドレススタイルをスタイリッシュに装う5つの術とは!?

ピッティウオモで最もスナップされる日本人という異名を持つビームスF ディレクターを務める西口 修平氏。常に先手を読むような高感度なスタイリングと顧客のニーズを理解したバイイング、アイテムの提案は業界でも一目置かれる。今回は、そんな西口 修平氏にインタビューして2018/19FWドレススタイルのトレンドについて語っていただいた。

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世界中のファッションメディアでおなじみの西口 修平氏

時代性のあるクラシックを提案するレーベル「ビームスF」のディレクターを務める西口 修平氏。クラシックのスタイルを基軸としつつも、そこに独自の感性で古着などをミックスするコーディネートに定評があり、世界中のファッションメディアでストリートスナップが紹介されている業界のキーマン的存在だ。今「ピッティ・ウオモ」で最もスナップされる日本人としても話題を集めている。7万8000人超えのフォロワー数を誇るインスタグラムのアカウントも要チェックだ。

西口 修平氏のコーディネート

トレンド解説①「“クラシック”と“機能”の二極化が如実にあらわれる」

数年前から続くドレススタイルの「クラシック回帰」と「カジュアル化」。今シーズンはこの二極化の流れがより如実にあらわれている。中途半端に両者をミックスさせるのではなく、クラシックはクラシック、カジュアルであればとことんカジュアルに着こなすのが今シーズンの大きな流れ。そんな両軸のトレンドには、具体的にどのような特徴があるのか、西口氏に語って頂いた。

ビームス F 西口 修平氏

クラシックなドレススタイルを構築する術「アイコニックな“ブリティッシュカントリー”を取り入れ」

ビームス F 西口 修平氏
ビームスF 西口 修平氏
クラシックの流れは毎年わずかに変化しています。なかでも、今シーズンはブリティッシュのキーワードがメインストリームに。例えば、ツィードやホームスパン、フェアアイルニットやコーデュロイなど。わかりやすい英国生地を取り入れたアイコニックなスタイルが人気ですね。スーツやジャケットなら、グレンチェックやチョークストライプ、ヘリンボーンなどの英国ムード漂うテキスタイルはもちろん、チェンジポケットやサイドアジャスターなどの英国的ディテールにも注目です。

例えばこんなコーデ…
カントリーテイスト漂うブラウンのチョークストライプを纏ったアレッシオ・ラルディーニ氏の着こなし。ピンホールカラーのシャツで立体感を演出したVゾーンもイイ感じだ。

ラルディーニのスーツ

2018/19AWのクラシックトレンドを象徴するスーツはコレ!「PAIDEIA(パイデア)のフランネルダブルスーツ」

イタリア発祥のブランド「PAIDEIA(パイデア)」は、ギリシャ語で教養の意味。クラシックなムード漂う重厚な素材をメインにコレクションを展開しており、スーツやジャケットは構築的な総毛芯仕立てで生産されている。

ビームス F 西口 修平氏
ビームスF 西口 修平氏
トレンドのフランネル生地で仕立てられたこちらのダブルスーツは、英国ムード漂うチェンジポケットのディテールや凛とした表情を醸すラペルデザインがイマの気分にピッタリです。パイデア自体は、立ち上げからずっとクラシック路線でコレクションを展開しており、ここ数年のトレンドでさらに注目を集めてきた印象を受けます。クラシックなスーツはトレンドでありながら普遍的なもの。生地が丈夫でデザインも廃れることのない魅力を備えているため、長年の着用にもピッタリです。

パイデアのスーツ

お問い合わせ:03-5220-8686(ビームス ハウス 丸の内)

快適な着心地を実現する機能素材を使用した「ドレカジスタイル」は、スニーカーでとことんカジュアルにシフトしたこなし術に注目!

ビームス F 西口 修平氏
ビームスF 西口 修平氏
クラシックと逆を行くトレンドの「カジュアル化」は、パッカブルやストレッチ、撥水などの機能素材を取り入れたアイテムに注目です。スラックスでは、ウエストにドローコードが配されたイージー仕様が人気。今シーズンは、そんな機能的要素を取り入れたアイテムの足元にスニーカーを合わせて、とことんカジュアルにまとめたスタイルの流れがさらに拡大傾向にありますね。

例えばこんなコーデ…
ジャージー素材のジャケットとパンツのセットアップを纏い、足元にスニーカーを合わせたCIRCOLO 1901のディレクターを務めるジェンナーロ・ダルジェニオ氏の着こなし。機能素材を採用したスーツなら、Tシャツやスニーカーとの相性もご覧の通り。

西口氏のトレンド解説「スーツ×スニーカーコーデ」

2018/19AWに注目の機能的デザインをふんだんに取り入れたスーツはコレ!「SOLIDO(ソリードのセットアップスーツ)」

2010年よりスタートしているパンツブランド「SOLIDO(ソリード)」。超ドヅメ天竺素材をはじめとした機能素材を駆使して、着心地抜群のアイテムを多く展開している。スマートなルックスは、アーバンスポーティなコーディネートを表現するのにも最適だ。

ビームス F 西口 修平氏
ビームスF 西口 修平氏
伸縮性のあるジャージー素材で仕立てられたこちらのセットアップスーツは、パンツのウエストサイドに伸縮性を高める切り替えデザインを取り入れることで、穿き心地を向上させています。タイドアップでドレッシーにキメるのはもちろん、足元にスニーカーを合わせたカジュアルな着こなしにもフィットするのがセットアップスーツの強み。スーツ×スニーカースタイルに挑戦するなら、ぜひこのスーツを候補に入れてみてください。

ソリードのセットアップスーツ

ジャケット 商品詳細はこちら
パンツ 商品詳細はこちら
以上 ビームス ハウス 丸の内 03-5220-8686

トレンド解説②「噂の“ユルい着こなし”をイマっぽく仕上げるには、アウターとパンツのバランスがカギ!?」

数年前のスキニーブームが過ぎ、今シーズンはオーバーサイズなどのユルさのある着こなしがトレンドに。しかし、文字通りアイテムを“ユルく”着こなすだけでは野暮な印象を与えてしまうのがこの流行の難しいところ。ユルさを上手に取り入れるには、あるポイントを意識するのが重要だと西口氏は語る。

ビームス F 西口 修平氏
ビームスF 西口 修平氏
ここ近年で注目を集めている少しユルいバランス。実はこのトレンド、今シーズンのドレススタイルで浸透しているのは、極端に言うとアウターのシルエットとパンツの腰回りだけなんです。では数年前と比べて、具体的にどう変化しているのか。それぞれ私の視点からポイントをお伝えします。

西口 修平氏の2018/19AWトレンド解説

現代的なユルい着こなしを表現する術「アウターはオーバーサイズ&膝下のロング丈がイマっぽい!」

ビームス F 西口 修平氏
ビームスF 西口 修平氏
アウターのシルエットは裾広がりのAラインが主流です。レングスはヒザ下のロング丈、つまり100cmオーバーが狙い目ですね。そんなアウターを少し肩に丸みのあるユルいバランスで羽織るだけで、グッとイマっぽい着こなしに仕上がります。

例えばこんなコーデ…
オーソドックスなグレースーツに膝下ロング丈のウールトレンチコートを羽織ったコーディネート。コートの重厚なウールファブリックと綺麗なAラインのユルいシルエットバランスによって、王道スタイルをより洒脱な印象へとアップデートしている。

オーバーサイズのコートの着こなし

2018/19AW注目のロング丈コートはコレ!「GRENFELL(グレンフェル)のコーデュロイトレンチコート」

100年以上の歴史を持つ老舗アウターブランド「GRENFELL(グレンフェル)」。クラシックスタイルを熟知した確かなモノ作りによって、業界からも高い評価を得ている。

ビームス F 西口 修平氏
ビームスF 西口 修平氏
数年前までは、割とタイトなフィッティングで膝上丈のコートが主流でしたが、クラシック回帰が注目を集めるここ数年で、コートも本来のダボっとしたサイズ感とロングレングスに寄ってきました。ミリタリー系のアイテムも同じ流れ。今シーズンは、そんなトレンドを色濃く反映したコレクションをビームスで展開出来ていると思います。そんなコレクションアイテムのひとつが、こちらの重厚なコーデュロイ生地を採用したトレンチコート。バックルやボタンなど、細部のディテールまでこだわった逸品です。

グレンフェルのコーデュロイコート

お問い合わせ:03-5220-8686(ビームス ハウス 丸の内)

現代的なユルい着こなしを表現する術「パンツは腰回りをユルく穿くのが今シーズンのお約束!」

ビームス F 西口 修平氏
ビームスF 西口 修平氏
パンツにユルさを取り入れるのは、腰回りだけですね。腰にどれだけゆとりがあっても、裾幅は数年前とほぼ同じ。18cm前後のものがほとんどです。そして数年前から密かに出てきているベルトレスパンツも、今シーズンは注目されるのではないでしょうか。上記で紹介したような、サイドアジャスターでウエスト調整するパンツなどは各ブランドから一斉に展開されています。

例えばこんなパンツ!「PT01(ピーティーゼロウーノ)のベルトレスパンツ」

COVER社が2008年に立ち上げたパンツ専業ブランド「PT01(ピーティーゼロウーノ)」。美脚を演出するシルエットとトレンドの最先端を行くコレクション展開で絶大な人気を集めている。2018SSからは、ファッションスナップでもおなじみのドメニコ・ジャンフラーテ氏がディレクターに就任し、益々勢力を拡大中だ。

ビームス F 西口 修平氏
ビームスF 西口 修平氏
グルカパンツのような前立て仕様が特徴のベルトレスパンツです。ドレッシーなムードを高める2プリーツのディテールもグッド。ゴールドのバックルがクラシックのテイストを後押ししています。

例えばこんなパンツ!「PT01(ピーティーゼロウーノ)のサイドアジャスターパンツ」

お問い合わせ:03-5220-8686(ビームス ハウス 丸の内)

トレンド解説③「洒脱なミックス術にも注目!武骨ジャケットをスラックスでドレッシーに着こなす御仁が急増中」

ピッティウオモの展示会場は、クラシコイタリアブランドが集うブースと、ストリートテイストなどのカジュアルベースのブランドが集うブースでおおまかに分かれている。そんなカジュアルブランドのブース会場で主流だったミックススタイルが、ここ数年でクラシコイタリアブランドを手がけるオヤジ達のスタイルにも浸透してきたという。

ビームス F 西口 修平氏
ビームスF 西口 修平氏
例えば、レザージャケットにウールスラックスを合わせるコーディネート。ビームスでは、CINQUANTAやEMMETIをはじめとしたレザーアイテムを多く展開しております。単体ではもちろん、ジャケットの上に羽織れるサイズ感に仕上げたジャングルファティーグジャケットなど、ドレススタイルにも合わせやすい別注アイテムも生産しているので、レザージャケットをお探しの方はぜひ一度ビームスへ。

ミックススタイルを体現した御仁はこちら!
ブラウンのスエードブルゾンにグレースラックスを合わせたコーディネート。ミックススタイルでも品のキープを忘れない絶妙な按配に注目だ。ほんのり角度をつけたハットのこなしも非常に洒落ている。

ビームス西口 修平氏のトレンド解説「レザーブルゾンにスラックスを合わせたコーディネート」

トレンド解説④「色味は深いパープルとグリーン、そしてターコイズに注目」

毎年変化するトレンドカラー。そんな色味を取り入れたアイテムは、コーデに一点投入するだけでも旬な装いに仕上がるのが嬉しい。昨年の「イエロー」「オレンジ」の色味に加えて、今年は新たな3色のカラーに西口氏は注目しているのだとか。

ビームス F 西口 修平氏
ビームスF 西口 修平氏
今シーズンは「パープル」「ボトルグリーン」「ターコイズ」の3色がキーカラー。差し色としても使用しやすく、ベーシックカラーのネイビー、ブラウンにもフィットします。カジュアルではインナーのニット、ドレスではネクタイなど小面積での取り入れがオススメです。ビームスでももちろん、各色のニットをはじめとした様々なアイテムを展開しております。

西口 修平氏のトレンド解説

例えばこんなトレンドカラーの取り入れ術…

深いパープルスーツにパープルのタイをセットしたコーディネート。英国を象徴するグレンチェックのアウターを取り入れて、高感度な印象に仕上げている。

パープルを取り入れたスーツスタイル

気になるキーカラーはこんな色!

上から「ボトルグリーン」「パープル」「ターコイズ」の順。嫌らしさのない上品な発色は、着こなしにも取り入れやすそうだ。

西口 修平氏がピックアップしたトレンドカラーのニットアイテム

ジョン スメドレー(ボトルグリーン) 商品詳細はこちら
ドルモア(パープル) 03-5220-8686
ドルモア(ターコイズ) 03-5220-8686
以上ビームス ハウス 丸の内 03-5220-8686

トレンド解説⑤「ブラックでコーデをモダンに引き締める術もオススメ」

クラシックではフォーマルに使われる色味として認識されている「ブラック」。黒のシャープな見た目によって、着こなしが都会的クラス感漂うモダンな印象に仕上がる。近年では、そんなブラックを街着としても着る御仁が急増中だ。なぜここ最近でブラックの取り入れが浸透してきたのか。西口氏の定点観測によるととあるアイテムの取り入れがきっかけになっているという。

ビームス F 西口 修平氏
ビームスF 西口 修平氏
ブラックの取り入れが一般的になったのは、イタリア人が黒靴を履くようになったのが大きな要因だと考えています。以前までイタリア人が履く革靴といえば茶系が一般的。黒はストイック過ぎるという方がほとんどでしたが、ここ2、3年で黒靴が普通に履かれるようになりました。そこからインナーも黒を合わせる方が増えた印象を受けますね。ネイビースーツのインナーに黒のタートルネックを合わせる。なんて着こなしもピッティウオモで見かけるようになりましたよね。

例えばこんなコーデ…
インナーに黒ニットを合わせて、モダンな印象に仕上げたドメニコ・ジャンフラーテ氏の着こなし。グレンチェックのジャケットのインナーに、ネイビーのトラッカー型ジャケットを挟んだレイヤードテクニックも見事だ。

インナーに黒ニットを合わせてモダンに仕上げたドメニコ・ジャンフラーテ氏の着こなし

以上のトレンド解説&術をふまえた、西口氏イチオシの2018/19AW最旬コーディネートを紹介!

西口氏イチオシ コーデ①「パープルを随所に取り入れた高感度なグレースーツスタイル」

グレースーツスタイルの随所にパープルを取り入れて高感度なスーチングスタイルを表現。ネクタイのベース、シャツのストライプ、スーツのチェック柄に旬なパープルをセット。全身に旬な色味を散りばめて感度の高さをアピールするのはもちろん、単体の取り入れでさりげなく主張するのもアリだ。

西口 修平氏が提案する最旬コーディネート

ビームスFのスーツ 商品詳細はこちら
バルバのシャツ 商品詳細はこちら
ホリデー&ブラウンのタイ 商品詳細はこちら
エンツォ ボナフェの靴 商品詳細はこちら
以上 ビームス ハウス 丸の内 03-5220-8686

西口氏イチオシ コーデ②「インナーに黒のポロシャツをセットして、モダンに仕上げたビジカジジャケパンスタイル」

インディゴ素材に映える金ボタンのデザインが魅力的なダブルブレザーのインナーに、黒のポロシャツをセットしてモダンなジャケパンコーディネートを表現。ボトルグリーンをベースに仕上げたスカーフを首元に添わせて、さらにトレンドコンシャスな装いに。シックな色味でまとめながらも、ディテール、小物でしっかりと存在感をアピールした洒落者コーデの好例だ。西口 修平氏が提案する最旬コーディネート

ビームスFのブレザー 商品詳細はこちら
ビームスFのポロシャツ 03-5220-8686
フランコ バッシのスカーフ 商品詳細はこちら
ジェルマーノのパンツ 商品詳細はこちら
ポルペッタの靴 商品詳細はこちら
以上 ビームス ハウス 丸の内 03-5220-8686

西口氏イチオシ コーデ③「これぞ西口流!こなれたジャケパンコーデの上にスエードレザーのジャケットをオン」

ハウンドトゥース柄のテーラードジャケットにグレースラックスをセットして、旬なカントリーテイストを打ち出したこなれ感漂う西口流ジャケパンスタイル。アウターにスエードレザーのジャケットをセットし、ベルト使いで前身頃を捌いたテクニックが上級者の風格を醸し出す。白のモックネックのインナーでクリーンに仕上げた首元には、レトロな柄が配されたスカーフを添わせてアクセントを。

西口 修平氏が提案する最旬コーディネート

チンクワンタのレザージャケット 商品詳細はこちら
ビームスFのテーラードジャケット 03-5220-8686
ドレイクスのスカーフ 03-5220-8686
グランサッソのニット 商品詳細はこちら
ベルナール ザンスのパンツ 03-5220-8686
ボードイン&ランジの靴 03-5220-8686
以上 ビームス ハウス 丸の内 03-5220-8686

 

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