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ニューバランス「992」というあの著名人までをも虜にした人気モデルの魅力とは?

ニューバランス「992」というあの著名人までをも虜にした人気モデルの魅力とは?

足元にこなれた雰囲気を演出してくれるスニーカーブランド「New Balance(ニューバランス)」。シンプルなデザインと追及された履き心地の良さは、幅広い年代に支持されている。今回は、ニューバランスを象徴する990番台シリーズから、2026年に登場20周年を迎えた「992」にフォーカス。992が備える魅力と搭載テクノロジーをニューバランスがイマ人気の理由と併せて紹介する。

ニューバランスの歴史と現在人気を呼んでいる理由創業から様々な層に愛され続け、テディ・サンティスの参画がきっかけとなりトレンドの最前線に!

1906年、米国・ボストンにて矯正靴メーカーとして創業したニューバランス。履いた人に“新しいバランス感覚”をもたらすという思想が、その名の由来である。足の構造を科学的に捉える姿勢は、のちにスポーツシューズ開発へと活かされ、1960年代にはランニングカテゴリーへ本格参入。機能性を最優先に据えたものづくりは、競技者のみならず履き心地を重視する層から支持を集める基盤となった。1982年に発表された「990」は、その象徴的存在である。“1000点満点中990点”というキャッチコピーとともに、当時としては異例の高価格で登場。価格ではなく性能で価値を証明するという姿勢は、ブランドの方向性を決定づけた。続く「1300」などの名作とともに、“Nロゴ”とグレーカラーは機能美の象徴として浸透していく。1990年代以降は、過度な装飾を排したデザインと確かな履き心地が、本物志向の大人たちに支持される要因となった。さらに2010年代、ノームコアの潮流と親和性の高い佇まいが再評価され、ファッション文脈での存在感を強めることに成功する。

そして2021年、Aimé Leon Doreの創設者テディ・サンティスが「Made in USA」ラインのクリエイティブ・ディレクターに就任。100年以上に渡るブランドの歴史において、クリエイティブ・ディレクターとしてブランドに参画するのは彼が初めて。伝統的なクラフトマンシップを尊重しながら色使いやスタイリング提案を刷新し、ブランドの歴史的価値を現代的な審美眼で再構築した。そんな彼のコレクションは、ファッションシーンにおいて人気を獲得。今ではストリートからモード、ラグジュアリーまで、様々なブランドとのコラボモデルを発表している。これらがきっかけとなり、2026年現在ファッションシーンでは、今まで不動の地位を誇っていたナイキやアディダスといったスポーツスニーカーブランドを凌ぐほどの人気を誇る。

写真:bfa.com/アフロ

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992を生み出したニューバランス99Xシリーズとは?1000点満点中990点という謳い文句と共に登場し、約半世紀続くニューバランスの代表的シリーズ!

「992」は、990番台とも呼ばれる99Xシリーズから登場しているモデルの一つ。前述した通り、本シリーズの初代モデルは1982年に登場した「990」であり、ランニング用ハイパフォーマンススニーカーとして開発された。990は、“1000点満点中990点”というキャッチコピーのもと、1足100ドルという当時の一般的なスニーカーの約3〜4倍の価格設定ながら、半年で5万足の売り上げを記録。優れた安定性とクッション性で多くのランナーを虜にし、その後はデザインや機能をアップデートしながら、現在まで多数のモデルを発表。99Xシリーズは、ニューバランスの代名詞となっている。

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ニューバランス「992」とは?2006年にブランド創業100周年記念として登場したモデル

ニューバランス100周年を祝う記念すべきモデルとして2006年に登場した「992」。“その時代ごとに一番良いシューズを作ろう”というテーマを体現しており、990番台のファーストモデル「990」の品番を受け継ぐ991の後継機だ。992は、快適な履き心地を支える多数のテクノロジー、高級感のあるアッパー、やや細身で足囲にボリューム感のあるソールを採用しており、発売と同時に爆発的な人気を獲得。一時は生産が休止されたものの、2020年に待望の復刻を遂げた。それ以降は、「JJJJound」「WTAPS」「Levi’s」などとのコラボモデルも多数登場し、いずれも即完売。二次市場では定価の何倍ものプレミアム価格で取引されるほどに。

そして2025年には、5年ぶりにインラインモデルが登場した。さらに2026年春夏シーズンには、テディ・サンティス手がけるMade in USA ラインより、「Made in USA 992 Core」と名付けられた定番のグレーやネイビー、ブラック、オールブラックが発売。それに加えて、ライトなニュートラルアースカラーを組み合わせたモデルも展開されている。

ノームコアスタイルを象徴する一足!アップル創業者のスティーブ・ジョブズが愛したニューバランス「992」

「992」を語る上で、アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズ氏が愛用していたエピソードは欠かせない。イッセイミヤケのカットソー、リーバイス501、そしてニューバランス992といった装いは、アップルの哲学を体現するスタイルとして広く知られている。スティーブ・ジョブズ氏は、992が2006年に登場してから、2011年に逝去するまで、新製品発表会など公の場においてもこの組み合わせで度々姿を現した。こちらのコーデは、2010年代に広がったノームコアを象徴する装いとして現在でも語り継がれている。

写真:AP/アフロ

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他の990番台と何が違う?ニューバランス「992」が備える5の特徴

名作といわれる多数のモデルを輩出してきたニューバランスの990番台。ここでは「992」が備える特徴を挙げ、他のモデルとどう違うか解説する。

ニューバランス「992」の特徴1上質なピッグスキンスエードと通気性の良いメッシュ素材で構成されたアッパー

992のアッパーは、上質な天然素材ピッグスキンスエードと通気性に優れるメッシュ素材で構成されている。ピッグスキンスエードは、米国老舗シューズブランドのWOLVERINE(ウルヴァリン)社製の素材を採用。牛革のスエードなどと比較して毛穴が目立たず、なめらかで柔らかいので、大人っぽく落ち着きのある雰囲気を演出してくれる。また、そこへメッシュ素材を組み合わせることにより、さまざまな風合いが楽しめる上品かつこなれた印象に。

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ニューバランス「992」の特徴2サイドとシュータンに配置された小ぶりなNロゴ

ニューバランスのスニーカーのほとんどに採用されている、サイド部分に配置された“Nロゴ”。992では、他の990番台のモデルと比較してNロゴのサイズがひとまわり小さくなっており、よりミニマルな印象に。

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また、着用時にシュータンを横にズレにくくするためのディテールである、シュータンに配置された小さなループにもNロゴが配置されている。こちらも細部までこだわり抜かれてデザインされた992の特徴のひとつだ。

ニューバランス「992」の特徴3ヒールに配置されたMADE IN U.S.Aをアピールするバックロゴ

992は、ニューバランスの中でも根強い人気を誇るMADE IN U.S.Aモデルだ。ヒール部分には、それをアピールするかのように“USA”のロゴが配置。こちらのロゴは、ニューバランスの中でもアジア製モデルと比較して、より高価であることをアピールする。バックに配置されているというさりげなさも魅力的だ。

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ニューバランス「992」の特徴4複数のテクノロジーを採用したボリューミーなソール

992は、他の990番台のモデルと比較し、ボリューミーなソールが特徴だ。前述した通り、多くのテクノロジーをソール部分に備えていることがその理由のひとつ。適度に厚みのあるソールが足元から安定感を生み出してくれる。

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ニューバランス「992」の特徴5フィット感をアップさせるヒールロック仕様

992は、アイレット上部に「ヒールロック」を可能にするプラスチックパーツを搭載。これがフィット感をさらに高めてくれる。日本人に多いといわれる幅広・甲高の足は、その部分にサイズを合わせると、どうしても踵が浮いてしまいがち。そんなときに重宝するのが、このヒールロック仕様だ。2つの穴でシューレースの輪っかを作り、そこへ反対側のシューレースを通して最後に結ぶ。それだけで踵の浮きを防ぎ、シューレースのサイズ調整に加えて、より快適なフィット感と履き心地を実現してくれる。

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抜群の履き心地を支えるニューバランス「992」に搭載された5つのテクノロジー

992には、その快適な履き心地を実現するニューバランス独自のテクノロジーが5つ搭載されている。ここからは、それぞれのテクノロジーにフォーカス!

ニューバランス「992」のテクノロジー1衝撃を吸収して高いクッション性を実現するABZORB SBS

かかと部分に配置されたABZORB SBSは、優れた衝撃吸収性と反発弾性を備えたクッショニング素材であるABZORBの進化版。ゲル状素材をポッド(容器)に封入し、かかとや前足部などのミッドソールに搭載することで、高いクッション性と安定性、耐久性を実現した機能だ。

ニューバランス「992」のテクノロジー2安定性を獲得するTS2

ミッドソールの素材を部分的に変更して配置されたTS2は、土踏まずの部分を補強する役割を持つ構造。歩行時の内側への倒れ込みを防ぎ、着地から次の1歩を踏み出すまでの動きをスムーズにサポートしてくれる。

ニューバランス「992」のテクノロジー3軽さを実現するC-CAP

C-CAPは、EVA素材をさらに圧縮・成型し、軽量性とクッション性、持続的な耐久性を向上させたニューバランス独自のミッドソール技術。ポリウレタン不使用で加水分解しにくく、1985年の「670」を皮きりに「576」「996」などで採用されている。水に強く軽量な素材で、長時間履いてもッション性が劣化しにくく、履き心地の良さが長持する。

ニューバランス「992」のテクノロジー4ハイレベルな安定性とクッション性を加えるクッショニングシステムENCAP

ENCAPは、衝撃吸収性に優れたEVA素材を、耐久性の高いポリウレタン素材で包み込んだミッドソール構造技術だ。ポリウレタン素材が、軽量化と衝撃の吸収を図りクッション性と安定性を両立。もっとも負担のかかるかかと部分の衝撃を吸収してくれる。柔らかく疲れにくい履き心地が特徴であり、ML574やM1300などにも採用されている。 このENCAPと前述したC-CAPを同時に取り入れている点が「992」の見所だ。

ニューバランス「992」のテクノロジー5耐久性に優れたアウトソール素材のN durance

N duranceは、アウトソールのかかと部分などに採用されている、非常に耐摩耗性の高い特殊ラバーコンパウンド素材。登山靴などにも使われる技術を改良したもので、すり減りやすい箇所に配置することでシューズの寿命を延ばし、長い間美しく履きこなせる。

 

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