コーデュロイパンツ 特集!メンズコーデ事例から選び方、おすすめアイテムを紹介

コーデュロイパンツ 特集!メンズコーデ事例から選び方、おすすめアイテムを紹介

秋冬の定番素材であるコーデュロイを用いたアイテムといえば、やはりパンツが代表的。ここ数年、秋冬のトレンドアイテムとして注目を集めていただけに既にお持ちの方も少なくないと思うが、中には選び方やオシャレな穿きこなし方が分からず手が出せてないという方もいるのでは?そこで今回は、コーデュロイパンツにフォーカスしてコーデ術や選び方、おすすめアイテムを紹介していく。

そもそもコーデュロイとは?

コーデュロイとは、タオルと同じパイル織物のひとつで、ひと昔前までは“コール天”と呼ばれていた生地のこと。パイル織物には2種類あり、織り出された系がループ状になった“ループパイル”と、カットされて毛羽になった“カットパイル”があるが、コーデュロイは後者に該当する。パイルをカットし、水による揉み洗いと毛焼き作業を経ることで、コーデュロイの最大の特徴である「畝」が生まれるのだ。

ちなみにコーデュロイは、デニムでいうとこのオンスのように“畝数(wale数)”で分別される。畝数は、1インチあたりの畝の密度を表しており、高ければ高いだけ畝が細やかであることを示す。あまり表記されることはないが、豆知識として覚えておいても損はないだろう。

コーデュロイの始まりは18世紀フランス!ミリタリーやカウンターカルチャーなど意外な接点も

そんなコーデュロイの始まりは18世紀まで遡る。一説によれば、ルイ14世の戴冠式の際に献上され、庭師の制服として採用されたのがコーデュロイの歴史の始まりだという。そういった経緯から「コーデュロイ=Corde du Roi(王様の畝)」という名が付けられたと言われている。その後、フランス革命によってルイ王朝が滅びるとイギリスへと伝わり、19世紀には上流階級の人々が狩猟や野外パーティをする際のカジュアルウェアに用いられるようになった。また、その頃イギリスで起こった産業革命も後押ししてコーデュロイが大量生産されるように。ツイードのように丈夫で暖かな生地として、多くのハンティングジャケットやハンティングパンツに採用された。現在でもコーデュロイ生地に強く根付くカントリーな印象は、こういった背景から来ているのだろう。

そんなカントリー色の強いコーデュロイだが、第二次世界大戦中に軍服の一部として採用されたことや、1970年代には反体制の象徴として好まれたこともあるなど、意外と様々なカルチャーに触れてきたことも覚えておきたい。こういった歴史の深みがあるからこそ、メンズコーデを一段と魅力的に見せてくれるのだ。

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