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ジラール・ペルゴが秘める4の真価とは?

ジラール・ペルゴが秘める4の真価とは?

230年超の歴史が物語る、本物だけが持つ輝き。伝統を守りつつ、革新を恐れないジラール・ペルゴの時計作り。時計職人の情熱と技が、世界中の人々の心を掴み続けている。その秘密をひも解けば、ブランドの真価が見えてくる。

ジラール・ペルゴの真価1価値あるモノ作りを230余年に渡って続けてきた

本格時計の存在価値とは何だろう。もちろん時報装置としての精度など、各種実用スペックは重要だ。しかしそれだけではただのキカイでしかない。“作り手の思い”が込められているかどうかでも価値は変わってくる。洒落好きなら誰もが知るエルメスの名品に、サック・ア・デペッシュがある。言ってみればシンプルな革製の手提げ鞄だ。しかしそこには世界随一の厳選レザーが採用されている。それは高級だからというよりも、長年美しくあり続けるために一定のクオリティが必要だからである。そして仕立ても念入りだ。画一的なミシンではなく熟練の職人がハンドにて表革の個性(革は一枚一枚に性質がある)とライニングの調子を見ながら一針ずつ縫っていく。だからこそサック・ア・デペッシュのフラップは開けやすく、自然に閉じてサマになる。職人に関しても教科書を何冊か読めばマイスターになれるというモノではない。現場で培った経験を長年にて継承し蓄積された技を引き継いでいくから良い職人は育つ。そう、すべては作り手の製品に対する愛情が名品を生む環境を整え、そして価値へと繋がっていく。

話は逸れたが、ジラール・ペルゴもそのような精神を持ち、時計という製品に惜しみない愛情を注ぎ込むゆえに、価値あるモノを数多く生みだし世界に認められたブランドなのだ。そのジラール・ペルゴの発端は、1791年にまで遡る。エルメスの創業が1837年であることを踏まえると、ざっとその46年前。金細工や時計製造などに才を持つジャン・フランソワ・ボットは、ひとつの製品をすべて自社にて一貫製造するという、マニュファクチュール体制を早くから整え顧客を増やしていた。一方、1856年にコンスタン・ジラールは、嫁のマリー・ペルゴとの名前を合わせた工房、ジラール・ペルゴをスイス、ラ・ショー・ド・フォンにて設立。

当初から3つの並行ブリッジを備えたトゥールビヨン機械を開発し、1867年の第2回パリ万博にて賞を獲得。さらに1889年の第4回パリ万博では改良を加えたスリーブリッジ・トゥールビヨン「エスメラルダ」にて金賞を受賞。そして1906年にボットの工房を引き継ぎ、現在に続くマニュファクチュール ジラール・ペルゴの基盤を確立させたのである。

ジラール・ペルゴの真価2日本に本格時計を根付かせた立役者

欧州にて時計作りの匠として、早々に地位を得たジラール・ペルゴ。だがスイスから遠く離れたアジア、とりわけ日本と関わりの深い存在であったことは、意外に知られていない。19世紀後半から海外市場への開拓を熱心に行ってきた同ブランドだが、1860年にコンスタン・ジラールの義理の弟、フランソワ・ペルゴは、シンガポールに滞在した後、まだスイスと国交を結んでいない日本に可能性を見出し来日。フランソワは日本初上陸のスイス人時計師として大いに注目を集め、華やかな美観に加え精巧な作りの製品により、本邦における時計ビジネスの足がかりを築いた。

その後、スイスと日本の間に修好通商条約が結ばれ、フランソワ・ペルゴは後に中華街となる横浜の外国人居留地に時計店を設立。彼の精力的な活動は1877年に終止符を打たれるが、現在もフランソワの魂は横浜の外国人墓地に眠っている。日本に本式の機械式時計を普及させた功績は偉大であり、2020年には改めて日本上陸160周年記念モデルがリリースされ、ジラール・ペルゴと日本の絆が広く再確認されたのである。

ジラール・ペルゴの真価3時代を先取る隻眼と卓越した開発力

ジラール・ペルゴの歴史を掻い摘んで見てきたが、その長きに渡る時計開発のなかで、同ブランドは実力派のマニュファクチュールとして、数々の注目すべきモデルを打ち出してきた。前述にもあるとおり、現代に続くジラール・ペルゴの至宝、スリーブリッジ・トゥールビヨンは、すでに1800年代に登場している。1900年代に入り、事業は革新的な起業家であるオットー・グレーフが継承。社内に研究開発部門を興すという、スイス時計製造の中心地、ラ・ショー・ド・フォンにおいても先進的な体制を早くに確立させたのだ。その社内開発が功を奏し、1930年代には懐中時計よりも腕時計販売の数を上回らせ、次世代ブランドへと変貌を遂げていく。そして20世紀に入り、ジラール・ペルゴもスピード化の時代に突入。計時精度を求めた同ブランドは、1966年にスイス時計業界初となる「ジャイロマティック高振動自動巻きムーブメント」を打ち出した。36,000振動/時の高速ムーブメントは比類ない精度を誇り、ヌーシャテル天文台の100周年記念賞獲得という栄誉まで手に入れたのだ。

時代を先取りするという意味ではクォーツにおいても時計史に名を残すジラール・ペルゴ。1971年にクォーツモデルの量産を世界で初めてスタートさせ、同ブランドが定めた「32,768Hz」という振動数は、今なおクォーツスペックの世界基準となっている。また、昨今の時計トレンドを牽引するカテゴリー、ドレス・スポーティウォッチにも、ジラール・ペルゴは早くから個性的な名作を世に出している。当初「クォーツ クロノメーター」と呼ばれたロレアートのデビューは1975年。初代モデルから洗練されたスポーティデザインを創造し、丸型ケースに八角形のベゼルを合わせ、ケース一体型のブレスレットを持つスタイルは、21世紀の今なお引き継がれバリエーションを増やしているのだ。

ジラール・ペルゴの真価4自ら生みだした古典を最新モードに昇華

時代に則してアップデートさせるセンスに優れるところもジラール・ペルゴの長所。ブランド黎明期の19世紀に生まれたスリーブリッジデザインは、1991年に懐中時計から腕時計へと再編集され、モダンな生活様式の中で楽しめる実用名品に進化を遂げた。しかしそこで満足しないところにジラール・ペルゴの真骨頂がある。2020年にはケースに究極の透明度を誇るサファイヤクリスタルを採用するだけでなく、アイコンであるスリーブリッジまでも透明なサファイヤ製に置き換えるという離れ業を見せつけた。まさに未来型のスリーブリッジと呼びたい「クエーサー ライト」の登場であり、見事デビューと同時に世の時計ファンを唸らせたのである。

自ら生みだした独創スタイルを長年にわたり磨き上げ、古典を最新モードにまで昇華させるセンスと努力。さらに未来を見据え先進の機能に関しても貪欲に開発し、独自に生産を続けていく。それを可能にしているのは、やはり230年ものあいだマニュファクチュールとして地道に築き上げたノウハウにほかならない。そしてまた、その矜持をしっかり受け継いだ技術者たちの存在も見逃せない。豊かなリソース、深い蓄積があるからこそ、作り手の思いを余すことなく込めた本格時計をリリースし続けられるのだ。ジラール・ペルゴの真なる価値は、まさにそこに集約されている。

イマ手に入れるなら?ジラール・ペルゴの注目モデル3選

最後に現在販売されているジラール・ペルゴの注目モデルを紹介していく。

ジラール・ペルゴの注目モデル1GPの代表作といえば「ロレアート」

1975年に誕生して以来、高級スポーツラグジュアリーウォッチとして支持され続けている「ロレアート」。スポーティさとエレガンスを両立したオクタゴン型ベゼルと一体型ブレスレットが特徴だ。高精度な自社製ムーブメントを搭載し、ステンレススチールやゴールド、セラミックなど多彩な素材とサイズ展開がある。下の画像はロレアート 38mmステンレススティール モデル。存在感がありながら、大き過ぎない絶妙なサイズ感は幅広いファッションスタイルにマッチすることうけあいだ。ミッドブルーとセージグリーンの2色は、「GP 愛好家」の熱い要望を受け登場した新色。

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ジラール・ペルゴの注目モデル2日本限定の「ロレアート」も見逃せない!

スイスと日本の外交関係樹立160周年の記念として発表された2つのロレアート。各ダイヤルの色は藍色で、日本の色彩からインスパイアを得てデザインに落とし込まれている。それぞれ100本限定生産。入手困難になる前に、早めに確保しておきたい。

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ジラール・ペルゴの注目モデル3ブランドを象徴する3 つのアロー型ブリッジを搭載したトゥールビヨン「クエーサー ライト」

ジラール・ペルゴを語るなら、やはり「クエーサー ライト」は外せない。140年も前に特許を取得し、今なおジラール・ペルゴを象徴する3 つのアロー型ブリッジ。そんなスリーブリッジとケースをまるっとサファイヤクリスタイルで表現した究極のスケルトン仕様は、まさに芸術品と呼ぶに相応しい。

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