
黒シャツは、コーデの主役を張ることもあれば名脇役としても活躍するアイテムだ。スーツやジャケットのインナーとしても、シンプルコーデの顔としても、決して期待を裏切ることなく高いポテンシャルを発揮する。今回はそんな黒シャツにフォーカス。数あるシャツの中でのどんな立ち位置なのか歴史から紐解き、注目の着こなしとおすすめモデルを紹介する。
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黒の歴史から紐解く黒シャツの立ち位置とは?厳粛な雰囲気を土台にしつつ、都会的な空気感を持ち合わせるアイテム
厳粛な雰囲気や緊張感を土台に、都会的なムードを漂わせる黒シャツ。着こなしやアイテム選び次第で、キレイめにはもちろん、ミニマル、スポーティー、ストリートまで幅広いテイストに対応する。ここでは黒シャツの立ち位置を掘り下げるために、まず黒という色が服飾史のなかでどのように受け取られてきたのかを整理していく。
黒という色は、19世紀まで喪服や聖職者が着る服に用いられてきた厳粛な色であり、それと同時に深く美しい黒を表現するには高い染色技術とコストを要したことから、優雅さを示す色でもあった。そうした背景を持つ黒は、19世紀以降になるとよりさまざまな層やシーンへと広がり、ワークウェアやミリタリーウェアなど多様な文脈で用いられるようになる。さらにファッションの文脈では、1980年代にComme des GarçonsとYohji Yamamotoが、当時の主流であった華やかな色彩の真逆を行く「黒」を基調としたコレクションで登場し、“黒の衝撃”として今も語り継がれている。その流れは90年代のミニマリズムにもつながり、黒はさまざまなファッションスタイルで用いられる定番色へと定着していった。そうした歴史を背景に持つからこそ、黒シャツは厳粛な雰囲気を土台にしながら、今では都会的な空気感もあわせ持つアイテムとして独自の立ち位置を築いている。
ここからは黒シャツの着こなしとオススメ商品を紹介!
黒シャツ着こなし事例1開放感を添えた大人らしい色気漂うコーデ
厳粛でミニマルな印象が強い黒シャツだが、キチンと感を損なわない程度に軽快な雰囲気を差し込むことで、肩の力が抜けた色気を感じさせる装いへと傾く。こちらの男性はその好例。ベルトレスパンツに黒シャツをタックインし、首元、手首、足首の3点を程よくチラ見せすることで、軽快かつ開放的なムードを演出している。また、光沢感のあるラグジュアリーな雰囲気の黒シャツを選んでいる点も見逃せない。
こちらの着こなしにオススメの黒シャツはコレ!Lemaire「REGULAR SHIRT IN WASHED COTTON SILK」
こちらのような着こなしには、シルク混など艶感のある生地を採用したラグジュアリーな黒シャツを合わせたい。ルメールの本作は、ブランド定番モデルに、ウォッシュ加工を施したコットンとシルクの混紡素材を使用し、軽やかな風合いと柔らかな肌触りの一着となっている。
黒シャツ着こなし事例2ショーツ&スニーカーをあわせた軽快なスポーツMIXコーデ
こちらの着こなしにオススメの黒シャツはコレ!TEATORA「CARTRIDGE SHIRT S/S」
こちらの着こなしには、肩肘張らずガンガン着回せる一着がオススメだ。テアトラの本作は、旅行者のために開発され、旅のパッキングとイージーケアにフォーカスした「CARTRIDGEシリーズ」からピックアップ。圧倒的な涼しさを備えるDOCTOROID素材が採用されている。
黒シャツ着こなし事例3スニーカーがアクセントの大人ストリートコーデ
ストリートスタイルは好きだが、子供っぽく見えるのは避けたいという方にも、黒シャツは有力な選択肢に。ミニマルな黒シャツを軸に据えつつ、足元でハズしを加えると、ストリートっぽい空気感を残しながらも大人らしくまとめられる。こちらの男性はその好例。ジャケット感覚で取り入れられるボックスカットの黒シャツを軸に、バレンシアガの「3XL」をアクセントとして投入。子供っぽく見えがちなストリートスタイルを、大人ならではのバランスへと導いている。
こちらの着こなしにオススメの黒シャツはコレ!Our Legacy「EVERY SHIRT」
こちらのスタイルには、ミニマルかつ一枚で着ても存在感のある一着を選びたい。例えばこちらのアワーレガシーのシャツは、胸元に配置されたポケットやボックスカット仕様の裾など、まさにそれを体現した仕様となっている。
黒シャツ着こなし事例4オールブラックの装いに奥行きを生み出す異素材MIXコーデ
ともすれば単調に見えがちな、黒シャツを取り入れたオールブラックコーデ。完成度を左右するのは、まず異素材の組み合わせだ。こちらの男性は、シャツにリネン、パンツにウール、シューズにレザーを選択し、黒一色のなかにしっかりと奥行きを形成。さらにアイウェアでオレンジを差し込むことで、オールブラックでありながら平板さを感じさせない着こなしへと導いている。
こちらの着こなしにオススメの黒シャツはコレ!BEAMS PLUS「Band Collar Pullover Cotton Linen Herringbone」
本作はモデル名の通り、リネンとコットンを混紡したヘリンボーン織りの生地を使用し、リネンの張りとコットンのしなやかさを両立した一着。着こなしに奥行きを与えてくれる。
黒シャツ着こなし事例5イマっぽい雰囲気漂う都会派ミニマルコーデ
黒シャツが持ちあわせる都会っぽい雰囲気を存分に活かすなら、ミニマルな着こなしを意識してみてはいかがだろうか。そんな着こなしを実践する上では、装飾や色数を抑えることはもちろん、シルエットまでこだわり抜いて選んでほしい。こちらの男性は、インナーに同じく黒のTシャツを合わせながら、ちょいゆるシルエットの膝下丈ショーツでイマっぽい印象に。黒でまとめながらも重たく見えすぎず、都会的で洗練されたムードをしっかり引き出している。
こちらの着こなしにオススメの黒シャツはコレ!Goldwin「シアーナイロンウィンドシャツ」
こちらは、シアー感のあるウインドシェル生地で仕上げた一着。ナイロン素材を平織で薄く仕上げた生地を使用しており、通気性をもたせるため、背面と脇パネルにはレーザーホールが配置されている。表面から透けて見える部分の縫い代にはくるみ縫いの技法を採用しており、ミニマルな仕様に。
































