
多くの職場で服装のカジュアル化が進み、ビジネスウェアとカジュアルウェアの境界線は曖昧になっている。そのような流れの中で、多くの読者からオン・オフ兼用のスタイル紹介してほしいという声が寄せられている。今回は、二人の20代後半の男性読者が、インスタグラムで我々にコーデ相談をしてくれた。彼らの経歴は対照的で、一言で言い表すならば「鍛錬型エリート男子」と「レジリエンス系クリエイティブ男子」である。総合商社内で異動した直後の男性と、創業間もない広告関連会社に転職した男性。異なった職業や価値観の二人が抱える共通の悩みは、冬アウターの定番品であるチェスターコートを軸に、ビジネスとプライベートを横断するコーデをどう組むかという点だった。今回は我々が行った提案を、海外ストリートスナップから選んだ参考事例を交えて紹介する。
OTOKOMAE編集部が鍛錬型エリート男子に提案した装いは...ドレス寄りなスタイルを軸に、大人らしい品格を備えたカジュアルアイテムを一点投入!
総合商社の人事部で海外駐在員の支援を担当しているKさん。仕事に邁進するのはもちろん、休日もベルリッツとエニタイム通いを欠かさないという努力家だ。そんなKさんが最近悩んでいるのが職場でのカジュアルダウン。以前に所属していた鉄鋼・金属事業部の営業部はお堅めでスーツ着用が基本であったが、現在の部署はバックオフィス業務が多く、割とカジュアルな服装の同僚が多い。Kさんも周囲に合わせて、やりすぎない程度にカジュアルダウンしたいが、どうすれば良いのか分からないと悩んでいた。そこで編集部が提案したのは、こちらのスナップのようなスタイル。上品な雰囲気は保ちつつ、インナーの素材使いでカジュアルな抜け感を演出するコーデだ。コート、スラックス、サイドゴアブーツいずれもダークトーンでシンプルなアイテムを選びドレス寄りなスタイルを軸としている。一方でセーターには起毛感があり、明るめのトーンのカジュアルな一着をチョイス。モヘアや起毛感のあるカシミヤなどといった素材のニットを合わせれば、オフのシーンでも活躍するコーデが完成する。足元が革靴ではなくサイドゴアブーツという点もさりげない崩しだ。
OTOKOMAE編集部がレジリエンス系クリエイティブ男子に提案した装いは...キレイめカジュアルを軸に、ひとさじの個性とイマっぽい要素を散りばめる!
レジリエンス系クリエイティブ男子のSさんは、美大卒業後、大手広告代理店を経て、広告事業を軸にコンサルまで行うクリエイティブカンパニーに転職。以前は自動車メーカーを担当していたが、現在は相対する業界は多岐に渡る。肩書はアートディレクターだが、営業っぽい役割を求められることも少なくない。そんなSさんが理想とする装いは、クリエイティブな雰囲気をまといつつも、営業っぽいトークや、時には戦略コンサルタントのような提案をしても違和感のないシンプルなキレイめカジュアルスタイル。しかし、彼はファッションセンスに自信が持てず、いかにシンプルさと個性を両立させるかが、服選びの壁となっていたようだ。そこでOTOKOMAE編集部が提案したのは、こちらのスナップのようなコーデ。一見シンプルだが、随所にイマっぽい要素とクリエイティブなセンスが散りばめられており、ウィットに富んだ雰囲気を演出している。チェスターコートは、膝下まであるロング丈の今シーズンらしい一着。短丈のニット&ルーズフィッティングのスラックスが生み出す全体のシルエット、そして足元のローファーもイマの気分にぴったりだ。また、ニットの首元にはさりげなくジップが配置されており、イイ感じのアクセントとなっている。
編集部が2人にオススメしたチェスターコートはコレ!GENTLEMAN PROJECTS「SHANKS TOKYO」
OTOKOMAE編集部は、KさんとSさんに、オンとオフを繋ぐコーデにぴったりな一着として、数多あるチェスターコートの中からGENTLEMAN PROJECTS「SHANKS TOKYO」を推薦した。こちらのコートは、肩がやや落ち気味のルーズシルエット、長めに設定された着丈がモダンな雰囲気を演出する。また、軽いメルトンウール素材が採用されており、どんな時も肩肘張らずに着用可能だ。そして、シングルのピークドラペルといったディテールが、さりげなく個性を添える。対照的な二人の要望を同時に満たす万能な一着だ。





















