
ダッドスニーカーなどの厚底スニーカーブームが落ち着きを見せ、今存在感を出し始めたのが「ロープロファイル スニーカー」だ。
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厚底スニーカーの後釜が見えてきた!新たなスニーカートレンドとして注目を集める「ロープロファイル」とは?
2023〜2024年はスニーカートレンドが大きく動き、それまで一大トレンドであった厚底スニーカーが落ち着きを見せ始め、アディダスのサンバなどのクラシックなローテクスニーカーや、サロモンXT-6などに代表されるテック系スニーカーが台頭した。それらのスニーカーはいまだ人気継続中だが、さらに新たな選択肢が出現。それが「ロープロファイル」だ。プロファイルとは横顔を意味する言葉で、その名の通り横顔が低いスニーカー、つまりソールが薄くて高さがないスニーカーのことを指す。ミュウミュウとニューバランスがコラボしたロープロファイルモデルが2024年春夏コレクションで発売されるなど、じわじわと火がつき、2025年になって一気に開花した格好だ。アディダスはサンバやガゼルなどを継続して打ち出しつつも、テコンドーやトーキョーなどのロープロファイルスニーカーに推しモデルをシフトしつつあったりと、薄底スニーカーを多くのブランドがこぞってリリースし始めている。
こういったロープロファイルのスニーカーを実際に横から見ると、分かりやすくソールが薄くデザインされており、少し前までの厚底ソールに慣れた目で見るとかなり新鮮に見えるはず(画像はアディダスのトーキョー)。極めてローテクなレトロムードもあって、今の気分にとてもマッチしている。
バレンシアガとのコラボで話題沸騰中プーマのスピードキャットは最注目モデルか?
ロープロファイル系スニーカーで一歩抜け出ている感があるのがプーマのスピードキャットだ。ブランドの大きな打ち出しもあり2024年からじわじわと露出が増えていたが、2025年3月に実施されたバレンシアガの2025-26秋冬コレクションランウェイでは、プーマとのコラボが発表され、スピードキャットのコラボモデル「Ultrasoft Speedcat」が登場。履き古したようなクタクタの柔らかいスエードが使用され、サイドのラインデザインである“プーマフォームストライプ”は無造作に破かれたような意匠でバレンシアガ流にアレンジされている。こんなホットな話題も後押しして、スピードキャットは今世界中から熱視線を浴びていると言っても過言ではないだろう。
ここからは、押さえておくべきチェック必須のモデルを紹介!
押さえておくべき「ロープロファイル」スニーカー1PUMA「SPEEDCAT OG」
上で紹介したバレンシアガとのコラボモデル「Ultrasoft Speedcat」のベースとなったのがこちら。1999年に誕生したモデルで、80〜90年代のF1グランプリのドライバーが履いていた耐火レーシングシューズからインスパイアされたスニーカーだ。極限まで薄く削られたソールは、まさにロープロファイルのスニーカーを象徴するようなデザイン。フォルムはすっきりとコンパクトな見た目ながら、サイドに大きく配置されたプーマフォームストライプとトゥ脇のピューマロゴのおかげで、しっかりと足元にインパクトを残している。
押さえておくべき「ロープロファイル」スニーカー2VANS「SUPER LOWPRO」
2025年3月にヴァンズからリリースされた「スーパー ロープロ」。ブランドのアーカイブシリーズである「Serio」からインスパイアされたモデルで、レトロなムードたっぷりのデザインが魅力の一足だ。ナイロンアッパーにスエードのオーバーレイがT-トゥ形状で施されており、レトロながらも今のトレンドにマッチしたロープロファイルなデザインに仕上げられている。薄底でもしっかりとトレッドパターンが入ったガムソールを採用しているため、ロープロファイルスニーカーの中でも、デザイン的にも履き心地的にも使いやすいモデルだと言えるだろう。シュータンにはデザインソースとなったSerioのモデル名をオン。
押さえておくべき「ロープロファイル」スニーカー3adidas「TAEKWONDO」
武道にルーツを持つ、2000年代初頭のミニマルなスリッポンシューズをオマージュした「テコンドー」。韓国発祥の武術の名が付けられた同モデルは、サッカーのトレーニングシューズのような佇まいが特徴で、シューレースレスの洗練された見た目に。ブラックやホワイトなどの定番カラーを網羅しつつ、こちらのシルバーやメタリック系のカラバリも押さえた今っぽいカラー展開が◎