手首や腕、頭などに装着するコンピューターデバイスいわゆる“ウェアラブルデバイス”が進化を遂げ、ファッション性を追求したガジェットが続々誕生している昨今。なかでもヘッドホンは単に音楽を聴くためのツールだけではなく、ファッションアイテムとしてコーディネートに取り入れるスタイルがメンズ・レディース共に注目されている。今回はそんな「ヘッドホンファッション」にフォーカスし、おしゃれなおすすめモデルや海外の洒落者のメンズコーデを紹介!
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ヘッドホンをファッションとして取り入れるのはダサい?
音とスタイルにこだわる高感度な洒落者から絶大な支持を受けているヘッドバンド型ヘッドホン。ファッションに取り入れる際の注意点は、音楽とファッション両軸のスタイルを意識したモデル選びを心掛けること。ヘッドホンには、シティユースを想定したスタイリッシュなモデルから、スタジオでのみの使用を想定したプロモデル、ゲーミングや会議用のヘッドセットタイプなど、あらゆるバリエーションが存在する。そのため、チョイスを間違えるとヘッドホンが悪目立ちしてファッションとしては、ダサい印象を与えてしまうことも。着こなしのスタイルにフィットするヘッドホンを選んで、音楽とファッション共に楽しめるコーディネートを目指したい。
ヘッドホンは90年代の着こなしをはじめとしたリバイバルファッションとの相性◎
SONYのウォークマンやAPPLEのアイポッドなどポータブルミュージックプレイヤーの誕生とともに、よりスタイリッシュに進化を続けるヘッドホン。1980年代後半から1990年代にかけてDJに注目が集まり始めたレイブ カルチャーの台頭により、ウェアラブルなミュージックツールはストリートを中心にファッションアイテムとしてもステータスを獲得したと言われている。そんな歴史があるアイテムだからこそ、ヘッドホンは現代で注目を集めるリバイバルファッションの着こなしと好相性。またリバイバルファッションだけでなく、モード界を代表するドルチェ&ガッバーナやフェンディといった名だたるブランドが、ヘッドホンメーカーとコラボしたファッショナブルなミュージックツールをコレクションで発表することも珍しくない。
高感度なメンズが熱視線を送るオシャレなヘッドホンをピックアップ!
①Apple AirPods Max
外装は Apple ラップトップや iMac の滑らかな金属仕上げで、ヘッドバンドと内部グリルには高級感のあるファブリックを採用。最高のノイズ キャンセレーションを実現しながら、空間オーディオとヘッドトラッキングを使用して臨場感のあるサラウンドサウンドを作り出す。SNSで活躍するインフルエンサーがこぞって取り入れているヘッドホンモデルのひとつだ。
②Urbanista Los Angeles solar-powered headphones
ミニマルなデザインで見栄えが良く、ヘッドバンドに太陽電池を搭載したソーラー充電できるヘッドホン。豊かで深みのある低音と鮮明な高音による印象的なオーディオ パフォーマンスを実現している。
③Beats by Dr. Dre Studio 3
あの西海岸のヒップホップシーンに欠かせない人物であるドクター・ドレーがジミー・アイオヴィンと共に2006年に立ち上げたオーディオブランド。ストリートスタイルと相性の良い洗練されたデザインとレコーディングスタジオの臨場感を再現した音質の良さで人気を集め続けている。定番ヘッドホンシリーズStudioの最新作は、余分なノイズを遮断しながら最長 22 時間音楽を再生可能で、簡単に電話に出ることもできる優れモノ。
④Bose Noise Cancelling Headphones 700
Alexa、Siri、Google アシスタントなどの音声起動や、Bose の AR オーディオを利用可能。ワールドクラスのアクティブノイズキャンセリング機能が搭載されており、本当に聴きたい音だけを聞くことができる。スタイリッシュな見た目であらゆるファッションスタイルに馴染みやすいのはもちろん、ボーズらしい迫力のあるサウンドにも注目だ。
⑤Sony WH-1000XM5
モードなスタイリングやモノトーンコーデにマッチするスタイリッシュなデザインで、音にもスタイルにもこだわる高感度ファッショニスタ御用達のモデルといえばこちら。AppleのAirPods Maxと頻繁に比較・検討されるほど人気のモデルで、見た目だけでなく音質やノイズキャンセリングといった機能面にまでこだわる層から選ばれるモデルのひとつだ。
ヘッドホンを取り入れた海外のファッションコーデ事例を紹介!
コーデ①「ヘッドホンとボンバージャケットの色味を馴染ませピットクルーライクな着こなしに」
話題作からマーベル映画まで様々な映画に出演する実力派俳優ブラッドリー・クーパー氏は、ヘッドホンとボンバージャケットの色味を馴染ませ、ピットクルーライクな着こなしを表現。ジャケットのスナップボタンのウエスト部分を2つだけ留めて白Tシャツを覗かせながら、カジュアルコーデに良い按配の抜け感をプラスしている。ワイヤレススタイルが主流のなかで、あえてヘッドホンの細いケーブルをさりげなくあしらう姿が逆に新鮮だ。
SONY(ソニー) ヘッドホン
コーデ②「キャップの上からヘッドホンをセットして洒落感をプラスしたネイビーのMA-1とベージュパンツのカジュアルコーデ」
ネイビーのMA-1とストレートフィットのベージュパンツを組み合わせ、ベースボールキャップの上からヘッドホンをセッティング。ヘッドホンとの相性が良い被り物は頭のカタチにフィットするニット帽が筆頭だが、サイドにツバがないベースボールキャップもルックス的にスマートで申し分なし。ただしアウターのチョイス次第では、ガチのメカニックやエンジニアっぽく見えてしまうのでご注意を。
コーデ③「パステルカラーのヘッドフォンでスポーティなショーツスタイルにアクセントをプラス」
ヒューマンメイドのネイビーパーカーにベージュショーツ、グレーソックスとアディダス×ヒューマンメイドの白スニーカーを合わせたファレル・ウイリアムス氏。パステルカラーが目を引くBeats by Dr.Dre(ビーツ バイ ドクタードレ)のヘッドホンで顔周りの印象にフックを聴かせ、ストリート感のある着こなしに。
Beats by Dr.Dre(ビーツ バイ ドクタードレ) ヘッドホン
コーデ④「高級感のある赤いヘッドホンでオールブラックコーデの印象をリフレッシュ」
時代を象徴するファッションアイコン&セックスシンボルと称されるイケメン実力派俳優ティモシー・シャラメ氏は、プラダのナイロンジャケットとフーディをレイヤードしたオールブラックのアスレジャースタイルに、高級感のあるソニーの赤いヘッドホンをセット。甘く美麗なマスクに赤いヘッドホンを加えることで洗練さと色気を共鳴させ、都会的でクールなコーデの印象をリフレッシュさせている。
SONY(ソニー) ヘッドホン
コーデ⑤「黒のヘッドホンをキャスケットとブルゾン、バックパックに馴染ませながら、シルエットにヒネリを効かせたカジュアルコーデ」
黒レザーのキャスケットとブルゾン、ワンショルダーで肩にかけたバックパックに黒のヘッドホンを馴染ませながら、シルエットにヒネリを効かせたクリス・ロック氏。コーデの軸をブルーのセーターとネイビーのチノパンで構成し、黒アイテムとのメリハリを効かせた着こなしに。さりげなく首にかけたヘッドフォンと肩にかけたバックパックが、スタイリングの地味な印象を払拭している。
BOSE(ボーズ) ヘッドホン
コーデ⑥「ハウジングにキャラクターをあしらったヘッドホンとピンクのニット帽で顔周りにポップな雰囲気を演出」
アメリカ・ロサンゼルス発のアパレルブランド”drew house(ドリューハウス)”をプロデュースするジャスティン・ビーバー氏は、ハウジングにキュートなキャラクターをあしらったヘッドホンをチョイスし、ピンクのニット帽に白&ブルーの切り替えジップアップジャケット、色落ち感のあるインディゴブルーのバギージーンズとコーディネート。ヘッドホンとニット帽、ジャケットの襟のカラーリングで顔周りをポップな雰囲気に仕上げ、黒のマスクとは対照的なアクティブな印象に。
コーデ⑦「後ろ向きに被ったベースボールキャップの上からヘッドホンをセットしてコーデをアクティブなルックスに」
中綿が入ったアウター顔のブルーシャツにネイビーの裾リブパンツを合わせたブラッドリー・クーパー氏は、後ろ向きに被ったティールブルーのキャップの上からヘッドホンをオン。ジャーマントレーナーの軽快な足元に同調させるようキャップとヘッドホンでアクティブなルックスにまとめている。