![美容院にはどんな服装で行くべき?美容師にNG服を聞いてみた](https://otokomaeken.com/wp-content/uploads/2022/12/a11b4bb3ba448d1fa402ac3dc62cc91f-750x396.jpg)
美容院やバーバーなどに行く際、あまり服装にこだわっていない男性は多いだろう。しかし、美容師や理容師にとって、どんな服装で来店するかはかなり大事なポイントだという。今回は「美容院に行く際の服装」について、ヘアメイクアップアーティストとして活躍する傍ら、自身が代表を務めるサロンでも手腕を奮っている勝間亮平さんに話を伺った。
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美容院にはどんな服装で行くのが好ましい?
「結局どんな服装で行ってもカットする時にはクロスを掛けるし関係ないのでは?」とお思いの方も少なくないはず。しかし、勝間さんによれば、美容院に訪れたお客様の服装を見て好みを探ったり、髪型と服装との親和性が高くなるよう微調整するのだという。そのため、基本的には“普段通りの服装”で来てもらうのが良いとのこと。もし気に入っている服があるのであれば、それを着て美容院に行き、普段のコーデの雰囲気や好みを伝えるとよりクオリティ高く仕上がるだろう。
美容院に着てこられると困る服装は?
「着てこられると少し困るのは基本的に首回りに特徴のあるトップスです」と勝間さん。クロスが締めにくいおかげで汚してしまう可能性が出てきたり、カットしづらく感じたりと不都合が多いのだという。ここからは、そんな美容師が困る服装を紹介。美容院に行く際には、これらの服は避けるのが吉だ。
美容院で避けた方がいい服①「パーカー」
まず挙げられたのがパーカー。最大の特徴とも言うべきフードがとにかく邪魔だという。というのも、クロスをかけても収まりが悪く変に浮いてしまい、襟足がカットしづらいうえに、シャンプー台にもフィットしないなど、色々なシーンで困るのだとか。とくにヘビーオンスのスウェット生地で仕立てた地厚なパーカーは、クロスすらかけられない場合も。もしパーカーを着ていきたいのであれば、脱ぎ着のしやすいジップパーカーにするか、プルオーバーの場合は施術前に脱げるなら脱ぐのが良さそうだ。
美容院で避けた方がいい服②「白い服」
限定的なシーンではあるが、カラー施術をする際に白い服で来られると、プレッシャーに感じると勝間さんは言う。「もちろん何色のお洋服でも汚さないように細心の注意を払いますが、白色だと汚れが目立ちやすい上に、少し付いただけでも滲むのでプレッシャーになります」と説明。また、動いた拍子にクロスから服がはみ出たり、カラー剤がはねてイスなどに付着するなどのアクシデントが起こる場合もあるという。そのため、もし髪を染める場合には、基本的にはダークトーンの服で行くのが良いだろう。
美容院で避けた方がいい服③「ワイシャツ」
男のベーシックアイテムであるワイシャツ。襟がしっかりとしていて高さがあるだけに、首にタオルを巻いても襟が出てしまったり、カットラインが見えにくくなるのだという。また、下の写真のように折り曲げることも難しいような硬めの襟だと、隙間ができてしまいカットした髪の毛が入り込むことも。②で述べたように白い服は汚れが目立ちやすいことも、ワイシャツが好まれない理由の一つだ。
番外編「サンダル・ムートンブーツ」
切った髪の毛が付着しやすく、しかも毛を落としづらいという理由から、美容師目線でお客様におすすめしない履き物としてサンダルとムートンブーツが挙がった。素足でサンダルを履いていると汗のせいで髪の毛が付着しやすく、ムートンブーツは起毛していて毛が絡まるのだという。しかし、基本的にカットした毛は前に落ちることは少なく、しっかりクロスの中に足が入っていれば汚れる心配はない、と勝間さんはアドバイスしてくれた。