キャスケットが似合うメンズコーデとは?アイテムの歴史からハンチングキャップとの違いにもフォーカス!

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キャスケットが似合うメンズコーデとは?アイテムの歴史からハンチングキャップとの違いにもフォーカス!

ふっくらとした丸みのあるフォルムとクラウンの上につけられた天ボタンが特徴のキャスケット。数ある被り物の中でも個性を打ち出すのに絶好で、ベースボールキャップやバケットハットなど定番の帽子との差別化やオールドスクールなムードの味付けができるアイテムだ。今回はそんな「キャスケット」にフォーカスし、注目のメンズコーデとおすすめアイテムを紹介!

キャスケットとは?

キャスケットとは、ハンチングキャップ(フラップキャップ)に似たスタイルのカジュアルな帽子の総称。ハンチングよりもふっくらとした丸みのあるマッシュルームのようなフォルムで、8ピースから成るクラウンのトップ部分に天ボタンがついているのが特徴だ。この8ピーススタイルのキャップはスコットランドの伝統的なタム オ・シャンター(Tam O’Shanter)から派生したものだと言われており、キャスケットの名称は「かぶと」や「ヘルメット」を意味するフランス語の “casque” に由来する。このスタイルの帽子は1800年代後半から1900年代初頭にかけて、港湾労働者、農民、新聞配達員など、労働者階級の少年や男性から人気を博し、時間の経過とともに射撃や狩猟など紳士のスポーツキャップとして上流階級へと普及した。ちなみに欧米ではキャスケットのことを“ニュースボーイキャップ”や“ベイカーボーイキャップ”、“アイリッシュギャツビーキャップ”と呼び、キャスケットと称することは極めて稀だ。

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キャスケットとハンチングキャップの違いは?

キャスケット(ニュースボーイキャップ)とハンチング(フラットキャップ)はどちらも丸みを帯びたフォルムと目立たない小さくて固いツバが特徴で、そのスタイルは酷似しているため混同されることもしばしばあるが、その構造は全く異なる。キャスケットのクラウンは通常8つのパネルで構成されており、頭頂部にはトップボタンが付けられているが、ハンチングのクラウンは通常切り替えがなくトップボタンも付けられていない。そして全体的なフォルムとしても、キャスケットはクラウン全体がよりふっくらとして丸みを帯びており、ハンチングは後頭部の方に丸みがあり前頭部にかけて傾斜してツバに向かうほどフラットになっているという異なる特徴を持つ。

キャスケットはどんな服装に似合う?

ワーキングクラスのメンズに親しまれたというバックグラウンドから、オールドスクールなメカニック、カーペンター、ペインターやバーバーなど職人系のスタイリングにマッチするキャスケット。さらにカントリーなカジュアルスタイルとも相性が良く、ツイードやコーデュロイ、デニムなどの素材を主力とした服装にも馴染みやすい。モダンよりもクラシック、アーバンよりもカントリー、ドレスよりもワークを意識したコーデに取り入れるのがキャスケットを使った着こなしの定番だ。もちろんツイード生地のクラシックなキャスケットをチョイスすれば、ツイードのコートやテーラードジャケット、スーツのブルジョアっぽい着こなしの味付けにももってこい。

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