デザイナーズブランドといえばついつい海外ブランドに目がいきがち。国内で言えば、コムデギャルソンやヨウジヤマモト、イッセイミヤケといったモード界の一角を占めるいわゆる”御三家”はもちろんですが、世界的に高く評価されるブランドが他にも数多く存在します。今回は、ファッション好き男性なら抑えておくべき特に注目度の高い東京ブランドを厳選して紹介していきます。
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SACAI(サカイ)
1999年、阿部千登勢が設立した日本のを代表するファッションブランド。「日常の上に成り立つデザイン」をブランドコンセプトに、普遍的でクラシックなアイテムを崩し、素材・アイテム・パターン・スタイルなどの組み合わせやエレガントな要素を加えることによって、sacaiの考える新たなクラシックスタイルを表現。
kolor(カラー)
2004年、阿部潤一が設立したファッションブランド。文化服装学院卒業後、アパレルメーカーを経て独立。パターン、素材、縫製のバランスにこだわった、時代の気分にフィットするデザインが人気となっている。阿部が手掛ける独創的な色使いと斬新な素材の開発への評価は高い。
N.HOOLYWOOD(エヌハリウッド)
2000年、尾花大輔が「MISTER HOLLYWOOD」を始動、2002年春夏「N.ハリウッド」のブランドで東京コレクションデビュー。古着屋「VOICE」で働いた後、古着屋「go-getter」の立ち上げに参画した尾花氏が率いる、今や日本を代表するストリートファッションブランド。他ブランドとのコラボレーションに積極的なのも特徴。
UNDER COVER(アンダーカバー)
ジョニオこと高橋盾が一之瀬弘法と文化服装学院在学中の1990年に設立した日本を代表するブランド。ストリートの空気感をモードに落とし込んだアイテムがカルト的な人気を博し、プレミア価格がついたことも。ジョンアンダーカバーはセカンドライン。
visvim(ビズビム)
2000年、中村ヒロキがスタートしたファッションブランド。シューズブランドとして良いシューズ(スニーカー)を作るという思いから生まれるビズビムのシューズは、その他のブランドのシューズと一線を画し、そのデザイン性・機能性の素晴らしさから人気を得ています。日本国内のみならず海外でも評価の高いブランドとして知られます。
yoshio kubo(ヨシオクボ)
2004年、久保嘉男が設立したメンズファッションブランド。ニューヨークのロバートデンスの元でアシスタント・デザイナーとして4年間オートクチュールを手掛けた後に独立。「今まで見た事のないパターンやディティールを追求したい」という信念をベースに、オートクチュール仕込みの技術を駆使しながらも、あくまでも日常着として着心地の良いウェアを展開。
JOHN LAWRENCE SULLIVAN(ジョンローレンスサリバン)
2003年、柳川荒士が設立したファッションブランド。テーラード技術をベースにミリタリーやスポーツに落とし込んだスタイルを得意とする。柳川氏自身ファッションに関わる前はプロボクサーという異色の経歴の持ち主。ブランド名は伝説のヘビー級プロボクサー「ジョンローレンスサリバン」に由来したもの。
White Mountaineering(ホワイトマウンテニアリング)
2006年、相澤陽介が設立したファッションブランド。コンセプトは「服を着るフィールドは全てアウトドア」で、デザイン、実用性、技術の3つの要素を一つの形にし市場には屈しない姿勢でのものづくりを堅持する。
TAKAHIROMIYASHITATheSoloist.(タカヒロミヤシタザソロイスト)
2010年、かつてのNUMBER(N)INE(ナンバーナイン)を解散後、脱退した宮下貴裕が設立したファッションブランド。ブランド名に含まれる“TheSoloIst.”とは、洋服に携わる各個人が“独奏家”として孤高の精神を持ち合わせて欲しいという願いがこめられており、同時に洋服の世界へ巻い戻ってきた自分の不退転の決意を示したもの。宮下氏は、服飾学校に通わず、セレクトショップにて働きながらバイイング・服作りを学んだ人物としても知られる。
m’s braque(エムズブラック)
2001年、松下貴宏が設立したファッションブランド。コンセプトは「モードとクラシックの間のリアルクロージング」。ヨーロッパ各地を回り、ヴィンテージやデッドストックなど現代では再現できない貴重なもの、意匠的な素材や付属で独自のパターンメイキングで表現。テーラリングをベースにしながら、艶や色気と同時に独特の「抜き」を内在。
ts(s)(ティーエスエス)
2009年、ファッション雑誌のスタイリスト、エディター、クリエイティブディレクターとしてのキャリアを持つ鈴木卓爾が設立した日本のメンズファッションブランド。現代的解釈による独自のトラディショナルスタイルをベースに、ワーク、ミリタリー、スポーツなどのスタイルを取り入れながらラインナップを構成。「ありそうで無い物作り」「行き過ぎない意外性」という自分なりのバランス、スタンスを目指す。
MIHARAYASUHIRO(ミハラヤスヒロ)
1996年、三原康裕がシューズメーカーとしてスタートしたファッションブランド。多摩美術大学在学中から独学で靴を作り続けてきただけあり、デザイン性と素材へのこだわりが光るシューズや遊び心のある服が国内外から注目を集める。
GANRYU(ガンリュウ)
コムデギャルソン最年少デザイナーとして知られる丸龍文人が、コムデギャルソンの中で2008年にスタートしたファッションブランド。渡辺淳弥の下で、ジュンヤワタナベ・コム デ ギャルソンのパタンナーとしてキャリアを積んだ後に、社内で自身の名を冠したブランドGANRYUをスタート。
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