
蝶ネクタイ(ボウタイ)と言えば「タキシード」ですが、いまやカジュアルな着こなしにおいても、あたりまえに活用されるアイテムになりました。今回はボウタイの結び方、ボウタイ流行の背景、ボウタイを使った着こなしまで紹介していきたいと思います!
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まずは蝶ネクタイの結び方を動画で紹介!
How to Tie a Bow Tie by StayflyThrash
最もわかりやすく蝶ネクタイの結び方が紹介された動画。特に最もつまづきがちなポイントである最後にループを通す過程がとてもわかりやすい角度から撮影されています。
How to Tie a Bow Tie by HOWCAST.COM
ボウタイを最後に締め上げる方法がわかりやすく紹介されています。
蝶ネクタイ(ボウタイ)がカジュアルファッションに取りれられたのは1980年代のプレッピーが基礎。その後、トムブラウンによって再び世界的ブームに。
darinblass.tumblr.com
前述のように、蝶ネクタイはタキシードや燕尾服を中心とするブラックタイ、ホワイトタイという正装に合わせるためのアイテムでしたが現代では当たり前にカジュアルファッションに取り入れられるようになっています。1980年代に日本でも大流行し、現在でも一大潮流となっている着崩しスタイルのひとつであるプレッピーはその代表格です。
一方で流行とは別に、建築家のル・コルビュジエや文学作家トルーマン・カポーティ、ウィンストン・チャーチル元英国首相など時代を牽引するカリスマ達が愛したアイテムでした。ボウタイが知性や才能を感じさせる側面がある所以でしょうか。
逆に、英国ロックミュージシャンであるブライアン・フェリーはタキシードとボウタイを着崩したスタイルがトレードマークとなっており、いわゆる常識的な着こなしと対極をなすロック的着崩しにも使えるアイテムと言えます。
プレッピースタイル愛好家や、カリスマ達に取り入れられてきたボウタイをファッション流行として再燃させたのはブルックスブラザーズのブラックフリースの功績が大きいでしょう。もともとボウタイに強みを持つブルックスブラザーズですが、初の外部デザイナーであるトムブラウン氏を招いてスタートしたブラックフリースで再びボウタイのカジュアル使いを強くアピールします。カジュアルなジャケットに対してあえて、「フォーマルなシャツ×ボウタイ」を組み合わせた新鮮なスタイルをきっかけに蝶ネクタイが再び世界的なブームに返り咲きました。
自身も蝶ネクタイ好きとして知られるトムブラウン氏。popsugar
ワンアイテム加えるだけで、ほどよく個性的なスパイスとなるボウタイ。シンプル、ミニマルな着こなしがメインストリームになる中、取り入れしやすい点も人気を後押ししています。
蝶ネクタイ(ボウタイ)のカジュアルな着こなしのキーワードは「知性・品性」「洒落た着崩し」「かわいらしさ」
艶のあるレザーが目を惹く、シングルライダースジャケットにボウタイをプラス。ワイルドさと知性が絶妙なバランスで共存していますね。
シンプルなジャケパンスタイルに、ボウタイが主役級の存在感を放っています。
fashionising
スーツスタイルにあえて、デニムシャツを取り入れた着こなし。ボウタイで知性とキュートさを演出。
mensfashionworld
グレイッシュなチェックシャツに、ブラックのボウタイを合わせて。ボウタイと相性抜群のサスペンダーも渋い色味をチョイスすることで統一感を保っています。
stylequotient.ca
ミニマルデザインのドレスシャツにあわせたエメラルドグリーンのボウタイが映える着こなし。小物にブルーを合わせることで爽やかな印象に仕上がった「春夏に挑戦したい着こなし」です。
巧みなカッティング、仕立てによってシンプルながらシャープなデザインを施されたグレースーツにあわせたのは迷彩柄のボウタイ。着こなしがシンプルなら、ボウタイの色柄で遊ぶのが有力なコーディネートテクニックです。