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この猛暑で「汗をかかない」はもうムリ。夏の清潔感をキープする事前&事後のメンズ汗対策

この猛暑で「汗をかかない」はもうムリ。夏の清潔感をキープする事前&事後のメンズ汗対策

猛暑のなかを歩けば、どれだけ涼しい格好をしていても汗は出る。そして、発汗は体温調節を担う人間の生理機能であり、完全に止めることを目指すのは現実的ではない。なので、目を向けるべきは汗をかかないことではなく、汗をかいた後の対策だ。猛暑時代の男の清潔感は、かいた汗をどうするかで決まる。今回は、極度の汗っかきである筆者の失敗や経験を交えながら、猛暑の汗対策について紹介していく。

まず押さえておきたい基本の考え方夏の汗対策は、発汗を止めることだけでは完結しない

汗対策というと、脇などの発汗量が多いパーツに制汗剤(デオドラントではなく)を塗る姿を思い浮かべる方も多いだろう。しかし、夏の身だしなみを崩す要因は発汗量だけではない。汗を吸った衣類が肌に張り付く、黒Tシャツに染みた汗の塩が白く残る、頭皮の汗と皮脂によって髪型が崩れる、汗が時間の経過とともにニオイを発する、など。汗そのものは多少抑えられたとしても、その後を放置してしまうと清潔感は必ず失われていく。重要なのは出かける前に完璧な状態を作ることだけではなく、汗でさまざまな要素が崩れていくこと前提で、リカバリーできる準備をしておくことだ。夏の汗対策は、次の3段階で考えたい。

メンズ汗対策1、汗をかく前に備える制汗剤と服の選び方で、汗が可視化されにくい状態を作る

汗のケアを考える時、どうしてもかいた後のことに意識がいきがちだが、汗をかく前の事前対策も重要。基本は以下の2点だ。

制汗剤で事前対策

制汗剤には、発汗を抑えるものと、ニオイの発生を防ぐものがある。厳密に言うと、前者が制汗剤で後者がデオドラントと呼ばれるものだ。日本で販売されている製品には両方の機能を備えたものも多いが、自分が解決したい問題によって選び方は変わってくる。脇汗の量や汗染みが気になるなら、制汗成分を含むロールオン、スティック、クリームが候補に。ニオイを抑えたい場合は、スプレーやロールオンのデオドラントが使いやすい。汗をかいてから制汗剤を使っている方もいるかもしれないが、基本的には、すでに汗で濡れた肌へ何度も重ねるのではなく、外出前の乾いた肌に使うのが正しい使い方。例えば、朝のシャワー後に使う場合は水分をタオルで十分に取り、乾いてから制汗剤を塗る。汗をかいた日中に使い直す場合も、先にボディシートや濡らしたタオルで汗を拭き取って清潔に整え、肌が乾いた後に塗り直す。汗、皮脂が残ったまま制汗剤を使うと効果が落ちてしまうため、清潔で乾いた肌に塗る、という基本に忠実に則りたい。

編集部 泉
私はかなりの汗っかきで、夏は外出のたびにニオイケアを必ずしてから出かけるようにしていますが、個人的に一番強力だと思っているのが、マジカルラブリーの野田クリスタルさんが出演する「ワキには、金」という強烈なCMで話題になったギャツビーの「EX プレミアムタイプ デオドラントロールオン」です。出かける前に一度塗るだけで一日中ニオイが気にならなくなります。

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朝の服選びで事前対策汗染みが気になる場合は、インナーと服の選び方に注目すべし

見た目の問題だけにフォーカスすると、大量の汗をせき止めようと奮闘するよりも、表の服へ汗を到達させない対策の方が現実的な場面も多い。まず見直したいのはインナーだ。脇汗が多い人であれば、グンゼのアセドロンのような汗取りパッド付きのインナー、背中が濡れやすい場合はユニクロのエアリズムなどの吸水速乾性を重視する。肌着が汗を抱えたままになると不快感が続くため、速乾性だけでなく、肌離れの良さも確認したい。シャツやTシャツは、肌との間に適度な空間があるサイズを選ぶ。身体にぴったり沿う薄手の生地は汗をかいた瞬間に色が変わりやすく、濡れた生地も肌へ張り付くため、見た目が悪いだけでなく着用している自らの不快感も半端ではない。

アセドロン / エアリズム

また、汗染みが目立ちやすいのは、グレーや淡いブルーなどの中間的な色。白や黒は濡れた部分との色差が出にくい。ただ、濃色の服は汗が乾いた後に塩分や皮脂が白く残る場合があるため、汗を放置して良いというわけではないため、大切な予定がある日は替えのインナーを持ち歩くのも手だ。

メンズ汗対策2、かいた後の処置汗をかいたら、拭く、乾かす、ニオイを抑える

汗臭を発生させないための事後対策汗は無臭のうちにすぐ吸い取り、肌が濡れた状態を長引かせない

ニオイを表現する言葉として「汗臭い」という表し方があるが、実は汗自体は無臭であることを知っているだろうか?汗は分泌された瞬間は無臭だが、分泌された後に肌表面に付着した細菌などの外的要因が加わることで悪臭に変わっていくという仕組み。例えばニオイ問題がつきまとう脇にはアポクリン腺という汗腺があり、そこから出た分泌物に含まれる成分が皮膚表面の細菌によって分解され、特有のニオイにつながる(アポクリン汗腺が無い人はいないが、人によって大きさや数が異なり、汗腺が大きかったり多かったりするとワキガ症状となる)。脇だけに限らず、身体にニオイを発生させないためには、汗で濡れたまま放置しないことが重要。汗をかいたら乾くのを待つのではなく、ハンカチやタオルでしっかりと拭き取る。その後、制汗剤を使う場合は、必要に応じてボディシートなどで脇や首、胸元、背中を拭き、肌を乾かしてから塗り直す。ニオイケアをするのであれば、とにかく汗を残さずにすぐに拭き取ることが大事だ。

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香りを重ねる事後対策香水は使用前に汗と皮脂を取り除いて清潔な状態で

香水を使う場合は、汗と皮脂をしっかりと処理した後。汗が残った状態で香水をつけると、両者が混ざることで却ってイヤなニオイになってしまうことも。汗臭が気になるからといって香水の強い香りで覆い隠すのではなく、汗を処理して無臭に近い状態へ戻したうえで、少量を使うのが安全だ。

編集部 泉
某ラグジュアリーブランドの中性的な香りの香水を好んで使っているのですが、真夏のある日、それを女性に話したところ、「嗅いでみたい!」と言われ唐突に自分のニオイを曝け出すハメになったことが。汗っかきであることに加え、香水をつけてから時間が経っていたこともあり、「意外と男っぽい香りなんだね…!」とコメントされ、気まずい思いをしたことがあります。それからというもの、夏に香水を使う場合はこまめに汗のケアをするようになりました…

体感温度、発汗作用を抑える事後対策冷感アイテムは、感温と発汗を抑制するために賢く使いこなす

冷感ボディシート、メントール入りのスプレー、ネッククーラー、ハンディファンなど、近年の猛暑の影響から、夏の外出を快適にするアイテムは増えているが、それぞれ用途は異なる。冷感ボディシートやメントール入りのスプレーは、実際に冷やしているわけではなく、涼しく感じる冷感成分による錯覚のようなもの。ハンディファンは汗をかいた肌に風を当てることで、気化熱による表面体温の低下を狙う。ネッククーラーは首の動脈を冷やすことで脳の温度を下げ、発汗作用を司どる脳の中枢に働きかける。首は脳に近いため効果が現れやすいが、脇を保冷剤や冷たいペットボトルなどで冷やすのも効果的だ。

メンズ汗対策でよくあるQ&A

Q1. 夏の汗対策で持ち歩くべきものは?汗を拭く、乾かす、整えるための道具を一式で持ち歩く

夏の身だしなみポーチには、吸水性のあるハンカチ、ボディシート、携帯用デオドラント、コーム、日焼け止めを入れておきたい。会食やデートなど、長時間の外出後に予定がある日は、替えのインナーと小型のスタイリング剤も加える。アイテムを増やすことより、汗を拭く、乾かす、整えるという手順を完結できる組み合わせが重要だ。

Q2. 制汗剤とデオドラントは何が違う?制汗剤は汗の量、デオドラントはニオイを抑える

制汗剤は発汗量を抑えること、デオドラントはニオイの発生を抑えることを主な目的とする。実際の市販品には、両方の機能を備えたものも多い。汗染みが最大の悩みなら制汗機能、汗をかいた後のニオイが気になるなら殺菌や消臭機能を確認する。清涼感が強いことと、制汗力が高いことは同じではないため、使用感だけで選ばない方がよい。

Q3. 市販の制汗剤では抑えきれないほど汗が出る場合は?日常生活に支障が出るほど汗が多い場合は、皮膚科へ相談する

頭部、顔、脇、手のひら、足の裏などに大量の発汗が起こり、仕事や日常生活へ影響している場合は、セルフケアだけで抱え込まず皮膚科へ相談したい。こうした状態は、原発性局所多汗症に該当する可能性がある。現在は脇や手のひらを対象とした保険適用の外用薬も存在する。市販の制汗剤で抑えきれないことを、身だしなみへの配慮が足りないと考える必要はない。医療で対処できる可能性も含めて判断したい。

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