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左綾ジッパージーンズの王道!「Lee(リー) 101カウボーイパンツ」
まずはじめに、デニムの特徴のひとつである斜めに線が走るような生地の表情を“綾目”という。リーバイスをはじめとした一般的なジーンズは、生地の表面をみたときに綾目が右上がりに走る右綾と言われるデニムが使われている。そんなオーソドックスな右綾デニムの表情とは一味違う、綾目が左上がりに走る左綾のデニムを使用している王道ジーンズが、Leeが展開する「101」だ。右綾デニムと比べて、左綾デニムは生地自体がフラットな表情で“線落ち”と呼ばれる流れるようなきれいな色落ちを楽しめる。さらに「101」は、前開きに機能的なジッパーをはじめて取り入れたモデルとしても有名だ。
スキニージーンズの王道!「Dior(ディオール) スキニージーンズ」
スキニージーンズの存在を一般的な街着として定着させたブランドが「Dior(ディオール)」だ。2001-2002AWにデビューしたメンズラインのDior Hommeのコレクションにて、当時アーティスティック ディレクターを努めたエディ スリマン氏が「男たちにもっと洗練され、もっと魅力的なものになって欲しい」と提案したスキニージーンズが大ヒット。ここから世界中のデザイナーがスキニージーンズを主軸にしたタイトなスタイルを本格的に取り入れはじめたと言われている。余談だが、あのカール ラガーフェルド氏も、当時Dior Hommeのセットアップを着たいがためにダイエットをしていたという。現在Dior HommeはDiorと統合。ジーンズの特徴は、洗練されたタイトシルエットとバックポケットにまで入り込んだダーツのディテールだ。現行品はもちろん、当時のコレクションのスキニージーンズもヴィンテージショップで買い集めるマニアがいるほど人気を集めている。
バイカージーンズの王道「BALMAIN(バルマン) バイカーデニム」
存在感のあるジッパーポケットや蛇腹、立体裁断による独特の切り替えなど、一般的なジーンズには無いディテールの数々が男らしさを際立たせるバイカージーンズ。ファッションアイテムとしての認知を定着させたのが「BALMAIN(バルマン)」だ。2011年に25歳という若さでクリエイティブディレクターに就任したオリヴィエ・ルスタン氏が打ち出したスマートなバイカーデニムのスタイルが、ストリート界隈を中心に大ヒット。ウィズ・カリファやケンドリック・ラマーをはじめとした、人気アーティストたちがこぞって着用したことも後押しし、一般層にファッションアイテムのひとつとして浸透していった。ちなみに、BLMAINのバイカーデニムは腰で穿くのを前提にした設計で、ウエストが表記サイズの一般的な寸法よりも大きめなので、購入の際はご注意を。
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