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カーコートとは?その特徴と歴史、おすすめモデルを紹介!

カーコートとは?その特徴と歴史、おすすめモデルを紹介!

ファッション好きなら1度は聞いた事があるであろう“カーコート”。しかし、実際にどんなアウターなのか分からない…なんて方も少なくないのでは?そこで今回は、カーコートの定義と歴史をあらためて整理し、いま選ぶべきモデルを厳選して紹介する。

カーコートとは?主に2系統に分かれる、車を運転するために生まれたアウター

カーコートとは、1900年代初頭に誕生した“車に乗る際に着用するためのコート”の総称だ。当時はまだ車に屋根がなく、走行中の風や埃、寒さから身を守るために生まれた。厚手のレザーや毛皮裏地を採用したロング丈、レギュラーカラーのデザインが初期型である。その後、車に屋根や暖房が備わり始めると“防護”よりも“運転時の快適さ”が重視されるようになり、襟のデザインはそのままに、丈は短く・素材は軽くなっていった。

現代においてカーコートと呼ばれるアウターは主に2タイプ。初めに紹介するのは、以下の画像のようなレザー製の武骨な一着。カーコートというと、こちらのデザインを思い浮かべる方が多いのではないだろうか。硬質な牛革やシープスキンを用いた肉厚素材、大ぶりのポケット、ボタンのみのシンプルな前立てが特徴である。車社会の拡大とともにアメリカで一般化した系統であり、機能性を優先した素朴な構造を持つ。

そして、コットンギャバジンやナイロンを用いたクリーンなタイプも、カーコートを語る上で欠かせない。バーバリーの「Camden(カムデン)」に代表されるモデルで、撥水性のある生地を用いた太もも丈の設計や比翼仕立てなど、こちらも乗降や運転を前提とした構造を備える。素材も表情もレザーとは異なるが、いずれも“車に乗るために生まれたアウター”という点では同じ系統に位置づけられる。

カーコートの歴史戦後にはジェームズ・ボンドやリアム・ギャラガーが着用し、今ではファッションシーンの定番に

1900年代初頭、オープンカー時代の防寒着として誕生したカーコートは、戦後に車へ屋根と暖房が備わるとともに、ロング丈の重衣料からショート丈かつ軽量な形へ変化。1980年代以降になると、カーコートは映画や音楽など大衆文化の中にも登場するようになる。たとえば1987年公開の映画『007/リビング・デイライツ』にて、ジェームズ・ボンドが着用した黒のカーコートは高田賢三によるデザインと言われている。

写真:REX/アフロEditorial use only. No book cover usage. Mandatory Credit: Photo by Danjaq/Eon/Ua/Kobal/Shutterstock (5886137ak) Timothy Dalton The Living Daylights – 1987 Director: John Glen Danjaq/EON/UA BRITAIN Film Portrait James Bond Action/Adventure Tuer n’est pas jouer

1996年のブリット・アワードでは、Oasisのリアム・ギャラガーがシープスキンのカーコート姿で登場した。さらに、2007年から2015年に米国で放送されたドラマ『マッドメン』は1960年代のニューヨークを舞台としており、劇中では主人公ドン・ドレイパーがカーコートを着用。こうした描写は、当時の米国においてカーコートが一般的に浸透していたことを示す例のひとつと捉えられる。

写真:Newscom/アフロOasis, Feb 20, 1996 : The Brit Awards February1996
Best British Group : Oasis. Best British Video : “Wonderwall” – Oasis. Best British Album : “(What’s the Story?) Morning Glory” – Oasis. Here, Liam Gallagher insults the crowd. (Photo by Newscom/AFLO)[2352]

こうしてカーコートは、素材や着丈の違いによって幅広い解釈を持つアウターへと進化した。ここからは、ワードローブに取り入れるなら押さえておきたい代表モデルを紹介する。

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