カーコートとは?歴史からジャンル別におすすめ品まで紹介

カーコートとは?歴史からジャンル別におすすめ品まで紹介

ファッション好きなら1度は聞いた事があるであろう“カーコート”。しかし、実際にどんなアウターなのか分からない…なんて方も少なくないのでは?そこで今回は「カーコート」にフォーカスし、歴史からジャンル別でおすすめアイテムまで紹介!

 

カーコートとは?

カーコートは、1900年代初頭に誕生した外套の1種だ。その頃、ほとんどの車がオープントップだったため、寒さや汚れなどから保護するために開発された。男女を問わず着られるオーバーコートとして登場したが、当時は“カーコートを着ている=自動車を所有している”ことを示す、いわばステータスシンボル的なアイテムでもあったため、とくに男性の間で人気を集めたという。

カーコートを探す

現在ではコートというよりもジャケットのような短い丈が主流となっているが、実は時代の変化とともにモディファイされたデザインである。クラシックなものは“バーバリー”の名作コート「カムデン」に見られるような膝に近い太もも丈だったが、屋根や暖房を備えた自動車が増えるとともに、運転しやすいよう短く軽量なデザインへと変更された。ちなみに、第二次世界大戦後にレザーが十分に確保できなかった事や、ドライバーの間で流行ったジープコートに影響されたという説もある。また、素材としてはコットンやウール、レザーなど様々用いられ、それぞれの季節に合わせて作られるため、秋冬だけでなく春先のスプリングコートとしても人気が高い。

バーバリーの名作カーコート「カムデン」を探す

「太もも丈のカーコートはステンカラーコートでは?」とお思いの方も少なくないだろうが、実はほぼ同義と言っても過言ではない。というのもステンカラーコートは和製英語であり、海外では固有名詞がなくカーコートやレインコート、スプリングコートといった名称で呼ばれるためだ。“バーバリー”のように、ステンカラーコートをカーコートという名称でリリースするブランドは少なくないので、覚えておきたい。

カーコートは1990年代後半にファッションアイテムとして注目を集めた!

ドライバー達の間で愛用されたカーコートが、ファッションアイテムとして注目を集めたのは1990年代後半のこと。毎年イギリスで開催される音楽の祭典式、ブリットアワードにて1996年にオアシスが最優秀ブリティッシュ・ビデオ賞を受賞した際に、ボーカルのリアム・ギャラガーがシープスキン仕様のカーコートを着用していたことがきっかけだ。

また、2007年から2015年の間に放送された、アメリカの人気テレビドラマ「マッドメン」において、主人公のドン・ドレイパーに扮するジョン・ハムが着用していたことでも注目を集めた。カーコートに漂う良い意味でのレトロなムードが人気を博した理由だ。

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