今回は防寒性とファッション性を両立したアウターのなかでも、編集部がおすすめするモデルを厳選ピックアップ!
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防寒アウター①米軍特殊部隊モデルをシティユースにモディファイ「ワイルドシングス モンスターパーカー」
WILD THINGS(ワイルドシングス)といえば、1981年に登山家のジョン・ボーチャードとフランスのシャモニーで代々続くマウンテンガイド家系に生まれた、マリー・ムニエ が、アメリカのノースコンウェイで始動したクライミングメーカーだ。そんなワイルドシングスからピックアップしたのは「MONSTER PARKA(モンスターパーカー)」。アメリカ軍の特殊部隊で採用されている”PCU LEVEL 7”のモンスターパーカーをベースにタウンユースにモディファイしたモデルで、ファッションユースアウターとして高い人気を誇る。ボリューム感たっぷりの大きなシルエットはイマドキのコーディネートにもぴったり。表地に採用された撥水加工された高密度ベースのコットンポリエステルは、適度なハリコシ感がいい感じ。裏地にはナイロンのミニリップストップ、中綿にはプリマロフト・シルバー・インサレーションを搭載。プリマロフト・インサレーションといえば、軽量で保温性が高いことに加えて、極細繊維による耐水性によりドライで暖かい状態がキープできる化繊インサレーションの優等生だ。首を温めてくれる高めのスタンドカラーにはベルクロポケットが配されており、フードが収納可能なのでスタイルや体感温度にあわせて出し入れができるのが嬉しい。また、左袖にはスクエア型のWILD THINGSのロゴがリフレクタープリントされる。
防寒アウター②コンサバなドレス顔なのに-50℃にも対応できる!「ムーレー ヘルシンキ」
「ムーレー(MooRER)」は、ファミリービジネスであるダウンジャケット製造業を受け継いだモレノ ファッチンカーニ氏が2006年にイタリア ヴェローナでスタートした人気ブランドだ。最高級のホワイトグースを採用するほか、100%イタリア製造にこだわったハイクオリティなアウターウェアは、本国はもちろんのことロシアや日本でもラグジュアリークラシックファッションを好む層から絶大な人気を博しており、2018冬には日本に上陸を果たし銀座に基盤店がオープンした。そんな同ブランドからピックアップしたのは、最強と言っても過言ではない防寒性を備えたヘルシンキというモデル。ギア感は皆無のエレガントな顔立ちながら、-50℃の環境下、つまりは北極や南極でも対応できるというから驚きだ。表地に採用された耐水性を備えたハイテクギャバジンは上品な顔立ち、かつロング丈なのでスーツにも合わせやすい。上質なラビットファー部分は取り外し可能なので着こなしに幅が広がるのが嬉しいかぎりだ。
防寒アウター③国産ハイテクダウンの優等生「水沢ダウン マウンテニア」
2008年にデサントアパレル水沢工場から世に送り出されたのが「水沢ダウン」だ。国内でも希少なダウンウェアの一貫生産体制を持つ工場の職人が「裁断」「ダウンパックの形成」「熱圧着加工」「ダウン詰め」といったすべての工程を行うハイクオリティなダウンウェアは、その性能だけでなく幅広いスタイルに組み合わせやすいスマートなシルエットやミニマルなデザインが人気だ。そんな水沢ダウンからチョイスしたモデルは「マウンテニア」。水沢ダウンのラインナップモデルのなかでも、快適性と機能性を追求したハイスペックモデル。熱接着ノンキルト加工とシームテープ加工により、水分含浸を防ぎ、高い耐水性を実現する。裏地にはデサントがオリジナルで開発した光を熱に変換する「HEAT NAVI」を使用し、ジャケット内を快適な温度に保つ。デザインのクセもなく、定番アイテムとして長年愛用できる。
防寒アウター④南極観測隊モデルをタウンユースに「ザンター ダウンパーカー WP-H 800フィルパワー」
現・東洋羽毛工業株式会社のウエア部門として発足し、1951年に国内初のダウンウェアを生み出し、1956年から現在にいたるまで日本の「南極観測隊」にダウンウェアを納入していることで知られるブランドといえば「ZANTER(ザンター)」だ。そんな同ブランドから、今回ピックアップしたのは南極観測隊モデルのダウンウェアをタウンユースにモディファイした「ダウンパーカー WP-H」。表地には、防水・防風性・身体の蒸れを素早く発散する透湿性に優れた高機能素材を採用。裏地には、ナノテク技術の消臭、抗菌メッシュ素材と、身体からの赤外線を吸収し、高い蓄熱機能を発揮する、軽量蓄熱保温コーティング織物を採用。そんな高機能な生地に800フィルパワーの高品質な国内精毛ダウンを組み合わせたダウンジャケットだから、保温性はもちろんあらゆる面で死角なし。フードはジッパーで取りはずし可能で、袖口には風や冷気の侵入を防ぐ隠しリブが配される。右胸ポケットと腰ポケットはフラップ仕様で男らしいカジュアルな雰囲気、ハンドウォーマーポケット、内側には大きなマガジンポケットは備わり日常的な使い勝手も抜群だ。
防寒アウター⑤フランス発のダウンウェアの新定番「ピレネックス アヌシー」
1859年にフランスで創業した羽毛生産会社を起源にもち、あのモンクレール(moncler)のOEMも請け負っていた老舗メーカーが1990年代に始動したオリジナルブランドが「PYRENEX(ピレネックス)」だ。ピレネー山脈のふもとの厳しい気象条件で育ったダックから採取された良質なダウンを生産できる背景を活かして、ウェアはもちろんのこと、羽毛布団や枕の展開なども手がけており、登山家やフランス軍に寝袋を提供したことでも知られる実力派。そんなフランス発のダウンウェアブランドの雄からピックアップしたモデルは「ANNECY(アヌシー)」。肩まわりや腕のパターンを立体的に設計することでスーツやジャケットのアウターとして着た際にもストレスを感じさせない着心地を実現、さらにジャケットの丈が余裕で隠れるミドル丈なのも嬉しい。リッチな雰囲気のフィンラクーンファーはデタッチャブル仕様で、スタイルの幅を広げてくれることうけあい。袖口に風の侵入を防ぐリブ、襟元とフロントポケット内側にはフリースを配することで寒さや冷感防止に。