カリフォルニアにて開催のモントレー・カー・ウィークでランボルギーニ最新のオープンエアバージョン「Centenario roadster(チェンテナリオ ロードスター)」が発表された。
斬新なエクステリアに目を奪われるが、パフォーマンスにも重点をおいたモデルで、カーボンファイバー製のモノコックボディをベースに、反応製の高いV12エンジンを搭載。エンジン出力は770HP(566kw)、最大回転数は8350から8600rpmに引き上げられた。チェンテナリオといえば、ランボルギーニの中で初めてリアホイール・ステアリング(後輪操舵機構)が採用されたモデルとして知られ、今回も最新のリアホイール・ステアリングが採用されている。
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驚異的な加速と制動能力
Centenario roadster(チェンテナリオ ロードスター)の加速性能は驚異的だ。0から100km/hまではわずか2.9秒。加速性能こそチェンテナリオ(クーペ)の2.8秒にはかなわないものの、最高速度は350kmを超える正真正銘のハイパーカーだ。制動時のパフォーマンスも見逃せない。100km/hから静止までは、わずか31m。
流線的な官能的なフォルム
今回発表された「Centenario roadster(チェンテナリオ ロードスター)」は、ランボルギーニ創設者であるフェルッチオ・ランボルギーニ氏の生誕100周年を記念してリリースされたモデル。ランボルギーニの設計DNAである「フォルムは機能に適応する(Form follows function)」というコンセプトに基づいた洗練されたラインが特徴だ。
フォルムラインは、フロント、リアにかかわらずオーバーハングしながら長くて低いというランボルギーニの各モデルに共通する特徴を引き継ぎ、流れるような官能的なフォルムを描く。
外装には特殊塗装「Argento Centenario」を採用
ランボルギーニ・スタイル・センターのデザイナーによって開発された「Argento Centenario」と呼ばれるCentenario roadster専用の外装用特殊塗装を採用。絹のようなマットな質感が流線型のフォルムを際立たせる。
居住空間の快適性を約束するインテリア
展示されたCentenario roadsterは、ブラウンの「Terra di California」の洗練され、高級感あふれる内装が魅力だ。レザーBianco Polarのインサートが特徴。
各ディテールは設計上での最高の結果が得られ、居住空間の快適さという点で最高のドライビングエクスペリエンスとなるように仕上げられている。ヘッドレスト後部のリアパネルに管を通すことでキャビンからボンネット後部に空気を流し、居住空間の乱流を最小限に抑制。リアスポイラーの機能向上により大きなダウンフォースを発生させることにも成功している。