ナポリの”イマ”を体現するブランド「ティト アレグレット(TITO ALLEGRETTO)」の魅力に迫る

イザイアやアットリーニなどのVMDを長年手掛けた経歴を持つ”ナポリ仕立てを最も理解している男”が立ち上げたブランド「TITO ALLEGRETTO(ティト  アレグレット)」。老舗イタリアブランドをも凌駕する上質な仕立てとモダンなシルエットを実現したコレクションは、現在のイタリアファッション界において注目度ナンバーワンといっても大げさではない。今回はそんな「ティト アレグレット」にフォーカスして、魅力を紹介!

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ティト アレグレットとは

ティト アレグレットは、ナポリ発のファッションブランド。2012年春夏からスタートした新鋭ブランドで、日本でも2016年頃から取り扱う店舗が増え始めている。設立者のティト アレグレット氏は、イタリアの名だたるブランドでディレクターやVMD(ヴィジュアル・マーチャンダイジング)として、顧客に愛される売り場環境を構築してきた人物。ナポリ仕立てを知り尽くした男がディレクションするブランドとして、着実にファンを増やしている。

ティトアレグレットの展示

“ナポリの仕立てを最も理解している男”ティト アレグレット氏のキャリア

ティト アレグレット氏は、20歳のときにナポリ仕立ての殿堂・ロンドンハウス(現ルビナッチ)でキャリアをスタートさせた。Mariano Rubinacci(マリアーノルビナッチ)氏に師事した彼は徐々にショップディスプレイに目覚め、頭角を現していく。毎日のように頭を働かせ、そしてときには気分に身を委ねることで、やがて店内は魅力のあるコーディネートで溢れ、たくさんの顧客が彼の虜になっていった。その後、ティト アレグレット氏はその才能をさらに開花させ、名だたる名店を渡り歩く。洗練された布地で現代的なシルエットを手がける「イザイア(ISAIA)」や、世界でもっとも人気の高いサルトリアブランドのひとつである「チェザーレ アットリーニ(Cesare Attolini)」でVMDとして活躍。イタリア中のファッション関係者にその名を知られる存在となった。

ティトアレグレット氏のスナップ

スーツやジャケットといえば、我々の感覚では普段着というよりは「ビジネス着」あるいは「パーティにおける勝負服」といったイメージが強いかもしれない。しかし、ティト アレグレットの捉え方は少々異なる。言うなれば「息を吸うようにスーツを着る」のが彼のスタイルの真骨頂。例えば、夕暮れ時のビーチで過ごすのが好きなティト氏は、時間を見つけてはアメリカンバイクにまたがりビーチに赴くというが、その時の出で立ちは「スーツにビーチサンダル」という装いが定番だそう。

あくまで肩に力を入れることなく、それでいてとてつもなくスタイリッシュな装いを日常的に体現する男の世界観から生まれるコレクションは、我々のスーツスタイルを格上げしてくれることうけあいだ。

ティト アレグレットのコーディネートセンスは、ラルフローレンからも高い評価を獲得

ティト アレグレット氏は、過去にラルフローレン ヨーロッパのディスプレイを手掛けていた人物としても知られている。ラルフローレンではディスプレイのコンテストが定期的に行われており、そのコンテストで2度も優勝を経験しているという。ティト アレグレット氏自身もアメリカントラッドなスタイリングを非常に好んでおり、ピッティウオモのとある1日ではジャケパンにレッドウィングのブーツを合わせたスタイリングで参戦していた。ちなみに、ティト アレグレット氏とラルフローレンの関係は現在も良好で、ピッティ ウオモの展示会で使用しているトルソーはラルフローレンから提供を受けているそう。

ティトアレグレット氏

「まるで裸体でいるような着心地」を堪能できるティト アレグレットのコレクション

ティト アレグレットのジャケットやスーツ、コートなどのアイテムには、長年ウィンドウディスプレー担当やスタイルディレクターとして”今のナポリ”を体現してきた人物ならではのこだわりが感じられる。「着づらい服は服じゃねぇ」「だせぇラペルは笑っちまう」という彼の言葉があらわす通り、その美意識が色濃く反映されたジャケットやスーツは、ナポリの伝統的なスタイルを継承しつつモダンな要素が取り入れられている。要所にハンドメイドを施して作り上げられた製品は、マシンメイドの製品と対極をなす「まるで裸体でいるような着心地」を堪能できる。ナポリブランドらしいその着心地に加え、若々しさと力強さ、色気を併せ持った独自のスタイルへと昇華しているのだ。

ティトアレグレットのコレクション

例えば、袖のディテールに見られるマニカカミーチャはナポリ仕込みの本格仕様。可動域と装飾性のバランスを保つために、ミリ単位までイセ込む分量を計算して縫い上げられている。昨今では、装飾のためにマニカカミーチャを取り入れているブランドも残念ながら存在すると言われているが、服は着心地が良いのが大前提と考えるティト アレグレットのジャケットは、そんな見せかけの仕様は一切取り入れないのだ。

ティトアレグレット

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