隠れた名作!ドクターマーチンのブローグシューズ「3989」モデルを解説

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隠れた名作!ドクターマーチンのブローグシューズ「3989」モデルを解説

英国のレザーシューズブランド「Dr.Martens(ドクターマーチン)」。8ホールブーツが有名なブランドだが、他にも見逃せない名作シューズモデルがあるのをご存知だろうか。今回は、フルブローグとウィングチップのデザインが特徴の「3989」ブローグシューズをピックアップ。ブランドの歴史から特徴、魅力を紹介していく。

英国のレザーシューズブランド「Dr.Martens(ドクターマーチン)」とは?

1960年にアイコンモデル「1460」8ホールが誕生した英国の革靴ブランド。ドイツで兵役に従事していたクラウス・マルテンス博士が、足の負担を和らげるためにソールを開発したのがはじまりだ。かつては、履き心地の良さから労働者が着用するブーツとして英国で名を馳せていたが、“モッズ”や“スキンズ”などの英国カルチャー集団から好まれて履かれたことにより、ストリートファッションのアイコンとして人気に。後に、ロックやパンクなどの有名ミュージシャンがライブで着用し、より幅広い層へ認知を広めていったシューズブランドである。今では様々なファッションブランドとのコラボや別注モデルを展開。世界中のファッショニスタから愛され続けている英国が誇る革靴ブランドだ。

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ドクターマーチン シューズの特徴とは?

ドクターマーチンのシューズには、一目でドクターマーチンだと分かる要素が盛り沢山。特にポイントとなるのが、快適な履き心地を実現している「エアクッションソール」だ。このエアクッションソールは、ドクターマーチンの生みの親であるクラウス・マルテンス博士自身がスキーによる怪我をした際、足に負担がかからないようにと設計されたと言われている。名前からもわかる通り、空気を入れ込んだ画期的なソールで、抜群のクッション性により足が疲れない仕様を実現。ドクターマーチン独自の手法「ヒートシーリング」という、摂氏700度の熱でソールを圧着する方法を採用することで、ソールに入れた空気をしっかりと閉じ込め、弾むような履き心地から別名「バウンシングソール」とも呼ばれている。このソールがドクターマーチンのプロダクトに反映され、デザインだけでなく履き心地の良さでも高い評価を得ているのだ。

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ドクターマーチンの3989モデルに採用されているデザイン「ブローグ」とは?

今回、紹介するドクターマーチンの3989ブローグを紹介すると共に「ブローグ」と呼ばれるシューズがどのようなものかもおさらいしておきたい。「ブローグ」とはレザーに穴を開けた装飾のこと。元々は、16世紀頃のアイルランドやスコットランドが発祥で、ゲール語で「脚部を覆うもの」または「靴」という意味合い持つ「bróg」という言葉からブローグと名付けられたという説が有力だ。水はけを良くするという機能的な役割もあることから、農作業用の靴として履かれていたと言われている。その後、19世紀に英国の学生が履きはじめたことから、ファッションアイテムとして世間に広がりを見せていった。

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そんなブローグシューズの歴史とリンクするように、ドクターマーチンの「3989」ブローグシューズも1960年半ばに誕生後、サブカルチャーの中で愛され、ドクターマーチンの定番アイテムとして定着している。ブローグシューズと一口に言っても、ブローグ(穴飾り)が靴全体を覆っているフルブローグタイプや半分程度まで穴飾りがあるハーフブローグタイプなどデザインはさまざま。また、つま先に施されたブローグを「メダリオン」、生地の折り返しに沿って装飾されたブローグのことを「パーフォレーション」と呼び、それぞれに名称が付いているのもブローグシューズならではの特徴だ。このパーフォレーションという名称は、映画のフィルムの端に並ぶ穴に似ていることから名が付いたとされている。

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