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現代的なカーゴパンツの着こなしは2軸で考える!
定番であるが故にカーゴパンツはディテールを知れば知るほどデザインバリエーションの幅広さを感じるアイテムだ。ミリタリー・ワークから誕生したウェアのため、国や年代によって採用されている素材はもちろん、ポケットの形状やシルエットなど様々なディテールが変化する。さらに自由な解釈が進む現代ファッションにおいては、サイドにカーゴ風ポケットが配されたパンツが展開されることも多い。以上のことから、理想の着こなしを追求するにはカーゴパンツの微妙なデザイン違いの理解が必要だ。
とはいえ、難しく細かいポイントまでチェックして着こなしを考えるのはかなりハードルが高い(と筆者は思う)ため、今回はざっくり2軸に分けて注目したいカーゴパンツの着こなしを紹介していく。
カーゴパンツの着こなし軸①「大人のキレイめな印象を狙うならスラックス顔のテーパードシルエットをチョイス!」
本来のカーゴパンツと比べてイレギュラーな存在になるが、男らしい武骨な雰囲気と大人の品を両得できるという理由で、イタリアの洒落者たちから絶大な支持を集めているスラックス顔のカーゴパンツ。この手のカーゴパンツは、ドレスウェアに強みを持つイタリアブランドを筆頭に展開されている。着こなしのポイントはあくまでもスラックスを穿く感覚でカーゴパンツを合わせること。カーゴポケットはあくまでもデザインとしてシルエットが崩れないよう何も収納しないのが鉄則だ。
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カーゴパンツの着こなし軸②「最近流行のスタイリングを表現するならワイドレッグのフルレングスが◎」
ここ数年で注目を集めているオーバーサイズのトップスに連動して、ボトムスも太めで緩いシルエットが流行している。またヴィンテージウェアにも注目が集まり、年代物のアイテムやそんな当時の雰囲気を再現したヴィンテージ加工入りのアイテムをコーデに取り入れる洒落者が急増中だ。そんなトレンドキーワードである「オーバーサイズ」と「ヴィンテージ」の要素をどちらも備えているのが「カーゴパンツ」。トレンドコンシャスなカーゴパンツの着こなしを実現させるなら、本格顔の太いシルエットが特徴的なカーゴパンツをチョイスしたい。ワイドレッグのカーゴパンツは野暮ったく見えないようフルレングスのままワンクッション、もしくはハーフクッションさせることで動きのあるシルエットを作ることが重要だ。
ここからはより具体的に参考にしたいカーゴパンツ着用者のスナップをピックアップしながら、着こなしポイントを解説!
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