高身長メンズのコーデにはコツがある?背が高い長所を最大限に生かす術を海外着こなしから学ぶ!

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高身長メンズのコーデにはコツがある?背が高い長所を最大限に生かす術を海外着こなしから学ぶ!

高身長といえば誰もが羨む長所ではあるが、平均基準、ボリューム中心でサイズ展開されている既製服に関しては、アイテム選びに苦慮したり寸足らずでバランスが悪く見えてしまうこともある。今回はそんな「高身長」にフォーカスし、背の高さを活かしたスタイリングのコツと海外の高身長メンズのコーディネート、おすすめアイテムを紹介!

男性の高身長の基準とは?

厚生労働省から発表された令和元年国民健康・栄養調査報告の第2部「身体状況調査の結果」を見ると、20歳以上の男性の平均身長は167,7cmで、20〜29歳の平均身長は171,5センチメートルとなっている。(※令和2年、令和3年は新型コロナウイルス感染症の影響により調査中止)この結果から、日本の成人男性の平均身長は直近の調査でおよそ170cmであることがわかる。我々が日常的に使う“日本人男性の高身長の基準”はどこで定義されているわけでもなく、あくまでも感覚的なモノではあるが、平均身長よりも10cmくらい高い身長の180cmを高身長とするのが妥当だろう。また平均身長が約158cmの女性視点だけで考えると、20cm近い身長差になる175cmでも高身長とされる場合も。

豆知識:日本人の平均身長は伸びている!?

ちなみに日本では肉食の普及に伴って身長が伸びたとされており、東京帝国大学(現在の東京大学)男子学生を対象とした調査によると、1910年代から1940年代の30年間に3.1 cmの身長増加が認められている。成人男性の場合、歴史を遡ると江戸時代には157 cmであったが、明治以降急速に高くなったという分析がなされている。

高身長のメンズに似合うアイテムは?

高身長のメンズに似合うのは、レングスによってスタイルの良さが際立つアイテムだ。羽織モノならロングコートやロングカーディガン、オーバーサイズのアウター全般。ボトムスならワイドパンツやバギージーンズ、ゆったりとしたシルエットのルーズフィットパンツを選ぶと、スタイルの良さをいかしたコーディネートを実現できることうけあいだ。

コレクションのランウェイからそのまま出てきたようなコーデを楽しめるのは高身長メンズの特権!

上で紹介したアイテムはいずれもロング丈ほどエレガントなシルエットや流麗なドレープが強調される。とりわけ流行りのワイドレッグのボトムス類は良い按配に裾のタマリが生まれるため、バレンシアガやグッチ、セリーヌなどモードを牽引するハイブランドのルックのようなスタイリングを表現可能だ。昨今のトレンドとしてもてはやされているオーバーサイズアウターやワイドパンツは、そのほとんどが高身長のメンズに似合うアイテムと言えるだろう。

高身長メンズに似合わないアイテムはある?

海外ブランドのショーの映像やルックブックをご覧頂ければわかるよう、多様性が求められる昨今でもメンズモデルはほとんどが高身長。基本背の高いモデルの方がアイテムやスタイリングの良さをしっかりアピールできるとされおり、高身長のメンズに似合わないアイテムは無いと言っても過言ではない。

ニット 詳細はこちら
パンツ 詳細はこちら

唯一注意したいのはサイズ選び!

あらゆる服装が似合うとされる高身長メンズの唯一の泣き所としてあげられるのが、体格に合うサイズが限られること。オーバーサイズデザインの服がジャストに感じたり、パンツの丈が意図せず半端丈になってしまうことは高身長メンズならではの悩みだ。

一般的なS,M,Lサイズよりも上のサイズが必要な高身長メンズは、大きいサイズが破格の値段で販売されることが多いYOOXをはじめとしたアウトレットモールを活用するのはひとつの手。有名デザイナーやメゾンブランドのアイテムが相場の半額近い価格で購入できることも少なくない。

YOOX

YOOX公式サイトはこちら

パンツの丈に関しては、少し手間が掛かるものの、裾上げを前提に作られたアンフィニッシュのパンツなどを選び調整することで解決できる。昨今ではオーダースーツで有名な麻布テーラーがデニムパンツやレザージャケットのオーダーメイドサービスを展開するなど、オーダーメイドでスーツ以外のアイテムを仕立てる敷居が下がっているため、そちらも気になる方はぜひチェックしてみて欲しい。

アンフィニッシュのスラックスを探す

高身長メンズのコーデ事例6選!

コーデ①「柄の主張が控えめなチェスターコートとデニムジャケットを重ね着した高身長メンズの冬コーデ」

高身長のメンズが柄物をコーディネートに取り入れるなら、こちらのスナップのコートのような柄の主張が控えめなモノを選ぶことが肝心だ。多色使いや大柄、コントラストの効いたモノでは高身長が災いし、柄の主張が強くなり悪目立ちしてしまう可能性が高い。あくまでも柄はさりげないアクセントとなる主張が控えめなモノをチョイスして、コーデに馴染ませるのが得策だ。

Fay(フェイ) チェック柄チェスターコート

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コーデ②「高身長を活かした丈感の異なる重ね着で冬のメンズコーデを巧みに差別化」

テクスチャーに表情のあるグレーのロングチェスターコートと黒のタートルネックニットの間にベージュシャツを差し込むことで素材感の異なるレイヤーを強調したメンズコーデ。スラックス顔パンツも含めてシャツ以外をブラキッシュなアイテムでまとめ、縦長シルエットを強調している。ハズし的に蛍光カラーのシューレースでフックを効かせたグレースニーカーの取り入れもナイス。

THERE WAS ONE(ゼア・ワズ・ワン) ロングコート

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コーデ③「コートのウエストベルトを高めに締めて脚長効果を助長した高身長ならではのメンズコーデ」

俯瞰では無地やテクスチャーに見えるチェック柄の主張が控えめなオーバーサイズのベルテッドコートをチョイスして、高めに締めたウエストベルトで脚長効果を助長した高身長ならではのスマートな着こなし。衿幅の広いマスキュリンなダブルブレストのオーバーサイズコートでありながら、厳つさを感じさせないドロップショルダーでリラックス感のあるスタイリングに。シルエットのメリハリを効かせたスキニーパンツのチョイスもGOOD

JUUN.J(ジュンジー) ロングコート

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コーデ④「高身長メンズがワイドパンツをコーディネートに取り入れるなら、ロールアップすることなくフルレングスで裾にタマリを作るのが正解」

昨今のボトムスの主流であるワイドレッグのパンツを高身長メンズがコーディネートに取り入れるなら、ロールアップすることなくフルレングスのままルーズめにこなし裾にタマリを作るのが正解だ。トレンドを牽引するハイブランドのショーの映像やルックブックを見ても分かるように、ワイドパンツやバギージーンズのスタイリングは総じてフルレングスのままでロールアップは一切なし。しかも、高身長のメンズが丈を短く調整すると寸足らずの印象となりバランスもよく見えない。せっかくのスタイルの良さを活かすことなく、野暮ったくアカ抜けない着こなしに見えかねないロールアップにはご注意を。

KENZO(ケンゾー) ワイドパンツ

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コーデ⑤「ショート丈アウターとスリムテーパードのパンツを組み合わせスタイルの良さを強調した高身長メンズのカジュアルな着こなし」

全身をくすんだグレイッシュなアイテムのトーンオントーンで渋めにまとめ、ショート丈アウターとスリムテーパードパンツでスタイルの良さを強調した高身長メンズのカジュアルコーデ。アウターのフードにあしらわれた白いファーとチラ見せした白Tシャツ、足元にセットしたプレイ コムデギャルソン×コンバースの白いオールスターローカットでくすんだ色味が地味見えしないよう抜けを作り、グレーのグラデーションを際立たせた着こなしに。高身長メンズと言えばロングコートやロングカーディガンなどロング丈アウターを推奨されることが多いが、実はこの手のショート丈アウターも有力な選択肢。脚のスリムなシルエットが際立つパンツと合わせてスタイルUPを狙いたい。

MOOSE KNUCKLES(ムースナックルズ) フード付きボンバージャケット/ダウンジャケット

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コーデ⑥「タイドアップしたチャコールグレーのダブルスーツに黒のウールロングトレンチコートを組み合わせ、高身長の縦長シルエットを強調」

高身長メンズのために仕立てられたかのような黒のウールロングトレンチコートと、タイドアップしたチャコールグレーのダブルスーツを組み合わせ。上衿を持ち上げたコートの着こなしでこなれ感を演出し、縦長シルエットを強調している。意匠性の高いダブルのロングトレンチコートが映えるのも、高身長メンズによるスタイリングだからこそ。スーツ姿もよく似合っている。

forme d’expression(フォルム ド エクスプレッション) ウールトレンチコート

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