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ニューバランス「996」はなぜ人気?不朽の名作スニーカーの魅力を徹底紹介

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ニューバランス「996」はなぜ人気?不朽の名作スニーカーの魅力を徹底紹介

シンプルなランニングシューズからハイテクスニーカーまで多彩なモデルを展開しているニューバランスだが、なかでも不動の人気を誇るのが「996」だ。今回はそんな「996」が秘める魅力にフォーカスしていく。

極上の履き心地を提供する老舗シューメーカーのロングセラーモデルニューバランス「996」とは?

アメリカ・ボストンの老舗シューズメーカー「ニューバランス(new balance)」。世界的に有名なスニーカーブランドは数あれど、ニューバランスほど「履き心地」という点で高評価を得ているブランドは他にないだろう。ニューバランスは、世界初のアーチサポートインソールの製造メーカーとして1906年に創業したメーカー。高品質なインソールを手がけるほか矯正靴の製造で足の悩みを解決してきた。そのノウハウは、ランニングシューズ製造に参入した1960年代から現在にいたるまで健在。伝統的なモデルのアイコニックなデザインを尊重しながら、極上の履き心地を常に追求したプロダクトの展開によって世界中の人々から支持を集め続けている。

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そんなニューバランスの中でも老若男女問わず愛され続けているロングセラーモデルが「996」。「1000点満点中990点の仕上がり」というキャッチコピーで話題を呼んだ990シリーズの、第3弾として1988年に発表されたモデルだ。

「M996」「CM996」「UGS996」etc...同じ「996」でも価格が違うのは何故?

ニューバランスについての知識がある方ならご存知の通り、996のなかには様々な種類が存在する。現在メンズでは「Made in USA 996」と「CM996」の2モデルが人気。「Made in USA 996」はその名の通りアメリカ製で「M996」のオリジナルを踏襲したツウ好みの仕上がりとなっている。価格は2024年2月時点で35,200円(税込)。ちなみに「Made in USA 996」発表前のアメリカ製996は「M996」というモデル名が付けられている。

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もう一方の「CM996」は、アメリカ製「996」のルックスはそのままに、より手に取りやすい価格設定に仕上げたモデルだ。2024年2月時点で15,180円(税込)〜購入可能。ミッドソールはEVA素材を圧縮させ、耐久性の向上と軽量化を実現させたC-CAP搭載の2層構造ミッドソールとPUインソールを採用している。

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編集部 橘
「CM996」誕生のきっかけは、ニューバランスが2019年に掲げた“Year of 9’s”というキャンペーン。これはブランドを象徴する「99X」シリーズを続々とアップデートするキャンペーンで、その一環で 「CM996」が発表されました。すでに「CM996」では限定モデルも多く展開されています。上質なスエードレザーをアッパーに採用したり、90年代に使用されていたシューズBOXデザインを踏襲したり、象徴的なサイドの「N」ロゴをあえて無くした挑戦的なモデルが発表されるなど、幅広いバリエーションがあるので気になる方はぜひチェックしてみてください。

「996」は上で紹介した2モデル以外にも様々なバリエーションが展開されている。スパイクレスモデルの「UGS996」「WGBS996」やレディースモデルの「WL996」など、用途や特徴に合わせて頭につくアルファベット表記が変わるのが特徴だ。ちなみに、CM996発表前に生産されていたアジア製モデルは「MRL996」というモデル名で展開されていた。MRLは、M(メンズ)、R(レブライト)、L(ライフスタイル)の意味で、軽量でクッション性に優れる衝撃吸収材「REV LITE(レブライト)」のミッドソールを採用していたことから由来している。

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元祖にこだわるならUSA製、コスパで選ぶならアジア製が有力候補に!

上で紹介した「Made in USA 996」と「CM996」を比較して見ても、外見的な大きな違いはそこまで感じないだろう。よく見ると“アッパーやミッドソールに使用される素材”や“シュータンデザイン”といった確かな違いは存在するものの、どちらのモデルもニューバランスシューズの基準を十分クリアするクオリティだ。ブランド生誕の地で製造されたという背景とクラシックなハンドメイド製法による温もりを感じるならこだわりのアメリカ製「996」、リーズナブルで日常使いしやすい点を重視するならアジア製の「CM996」が有力候補になるだろう。

USA製「996」のシュータンには「MADE IN U.S.A.」の文字が刻まれている。

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ニューバランス「996」の魅力①「通気性とデザイン性を両立する異素材切り替えのアッパーデザイン」

「996」のアッパーは、スエードとメッシュを組み合わせたコンビネーションデザインが基本だ。スエード×メッシュは、他のニューバランスシューズにも多く採用されている定番のディティールだが、長年変わらず使われているのはそれだけ理に適っているからこそ。スエードはデザイン要素としての役割を果たしつつ、雨に強いという特性を持つ。さらに甲部分などにメッシュ素材を施すことで、通気性を確保しているのだ。

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996のサイズ感は?サイズ選びに迷ったら通常よりも+0.5cm~1cmアップするのがおすすめ

ニューバランスの996は「SL-1」と呼ばれる木型を採用。この木型は「M1500」や「57/40 SL-1」、「MT580」などにも使用しており、細身でスタイリッシュなシルエットが特徴だ。

編集部 橘
個人差はあると思いますが、「996」は普段履いているスニーカーよりも+0.5~1cmサイズアップしたものを選ぶのがおすすめです。私はニューバランスの「990v3」や「990v6」、「574」を履くときは26.5cmで少しゆとりを感じる程度なのですが、「996」の26.5cmでは少し横幅が窮屈に感じます。なので「996」は27cmがジャストサイズ。ニューバランスの店員さんに話を聞くと、「996」はニューバランスのスニーカーの中でも横幅がタイトに作られているため、普段よりも+0.5~1cmサイズアップして買われる方が多いようです。
編集部 泉
私は普段コンバースのCT70やニューバランスの「574」を27cmで履いていますが、「996」は27.5cmがちょうど良く感じます。ちなみに、「991v2」も27.5cmで履いています。またニューバランスのサイトでは定番の「574」と「996」のシルエットの違いや特徴を比較しながら紹介しています。サイズ選びの参考になるかもしれません。

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ニューバランス「996」の魅力②「これぞNBスニーカー!主張的な“デカNロゴ”」

サイドに配されるNのマーク。このマークがあることで、どこの誰が見ても「ニューバランスのスニーカー」と判別できる、言わばブランドを象徴するディテールだ。このNマークはモデルによって大きさが異なり、90年代後半頃までのスニーカーにはサイズの大きい“デカN”が、それ以降のものは小ぶりな“チビN”が使用される傾向にある。88年に登場した「996」はデカNを採用。ややレトロな印象のNマークが、90年代リバイバルのトレンドとマッチする。

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ニューバランス「996」の魅力③「オーセンティックな仕上がりで大人のシンプルなコーディネートと相性バツグン!」

ニューバランスのスニーカーの中でも群を抜いた人気を誇る「996」。その完成されたオーセンティックな仕上がりは、シンプルで落ち着きのある大人のコーディネートの足元に最適だ。木型「SL-1」を採用したスタイリッシュなフォルムは、Tシャツ&ジーンズといった王道のカジュアルコーディネートはもちろん、アイビー的ムードを感じる品良き着こなしの足元にもフィットする。

 

編集部 橘
個人的にニューバランスのスニーカーは、他ブランドと比べて知的で上品な雰囲気を感じます。デザインはもちろん、マサチューセッツやハーバードといった大学がある学術都市のボストンにて、偏平足などを直す矯正靴の製造メーカーとして誕生した歴史的な背景があるからでしょう。そんな歴史に想いを馳せてアメカジやトラッドなスタイルの足元に「996」を合わせたコーデを楽しむのも素敵ですね。オーセンティックな着こなしはもちろん、下でピックアップしたような現代的なオーバーサイズの着こなしの足元にもフィットします。
編集部 橘
ちなみに、「996」の誕生から35周年を迎えた2023年には、革靴の要素を取り入れることでセミフォーマルな環境でも使いやすいようデザインされたモデルがリリースされています。キレイめなコーディネートに「996」を合わせたいという方はぜひチェックしてみてください。

ニューバランス「996」の魅力④「ロード用ランニングシューズならではの快適な履き心地を実現するソール設計」

スニーカーの中でもソールの設計は、履き心地を大きく左右する要素。オリジナルの996のミッドソールには、EVA素材を圧縮成型して軽量性を高めた「C-CAP(シーキャップ)」と、衝撃吸収性と安定性を提供する「ENCAP(エンキャップ)」それぞれのソールユニットを組み合わせたものが使用されいてる。このソール構造は基本的に現在展開されている「Made in USA 996」で採用。アジア製の「CM996」ではC-CAP搭載の2層構造ミッドソールとPUインソールが採用されており、若干履き心地が異なる。

編集部 橘
クラシックな996のソール構造を踏襲している「Made in USA 996」とアジア製「CM996」を履き比べると、「Made in USA 996」の方がソールが厚くて硬いクッション性を備えていて、頑丈に作り込まれている印象を受けました。ソールに硬さがあるといっても、アッパーに使用しているスエードがとても柔らかいので歩きやすい。価格の差がしっかりと品質に現れているなと感じました。

USA製「996」のソールを見るとENCAPのブランディングが確認できる。

USA製「996」を探す

編集部 橘
どちらの「996」も快適な履き心地ですが、「990v6」や「991v2」などの3万円を越える高価格帯のニューバランス スニーカーを履いている方からすると「CM996」はソールが少し薄く感じるかもしれません。しかし「CM996」は、2024年2月時点ではUSA製と比べて半額以下の価格で購入できますし、カラーバリエーションが豊富。人によっては「履き心地はモノ足りないけれど、CM996の方がカラーリングが好み」と思うこともあるのではないでしょうか。そんなときの解決案として提案したいのが、インソールの差し替えです。

「CM996」のソールにはC-CAPのブランディングをセット

「CM996」を探す

編集部 橘
実はニューバランスはスニーカーだけでなくインソールのバリエーションも豊富に展開しています。ニューバランスのインソールなら当たり前ですが「996」に合わせても違和感がなく、脱いだときの外観を損ねません。ちなみに、個人的にはサポーティブリバウンドインソールが価格と機能のバランスが良くておすすめです。

ニューバランスのインソールをみる

ニューバランス「996」の魅力⑤「定番からシーズナルまで。豊富なカラーバリエーション」

定番が故にカラーバリエーションが豊富に展開されているのも996の魅力。継続して展開されている定番的なカラーはもちろん、シーズナルや他ブランドとのコラボレーション、周年を記念した限定カラーなどを加えると数え切れないほどの「996」が展開されている。

定番カラーはやっぱり「グレー」

ニューバランスのスニーカーの色選びで迷ったらグレーがおすすめ。ニューバランスのほぼすべてのモデルにおいてグレーは間違いないカラーとして認知されており、スティーブ・ジョブズや坂本龍一といった著名人もグレーのニューバランスを愛用している。

「996」グレーをみる

グレーに次いで定番人気の「ネイビー」「ブラック」

あらゆる着こなしに合わせやすい汎用性の高さで選ぶならネイビー、ブラックが狙い目。この2色もグレーと同じく996で毎シーズン定番的に展開されている。

「996」のネイビー、ブラックをみる

ヘリテージ感を表現した生成り色の使い方が秀逸な996も狙い目

ここ数年間流行している古着コーデの影響から、カラーリングでビンテージ感・レトロ感を演出したスニーカーが注目を集めている。ニューバランスも生成りカラーを部分的に取り入れたイマの気分に合うモデルを展開。色物でも派手な印象を与えにくく、おしゃれ感を演出しやすい。

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特別感を演出する“オールレザー”を選ぶのもGOOD!

「996」はスエードやメッシュといった異素材をMIXしたアッパーデザインが特徴的だが、中にはほぼ全てのパーツをレザーで統一した高級感あふれる仕上がりのモデルも展開している。「996を革靴感覚でジャケパンやスラックスの足元に合わせたい」「周りと被りにくい特別感のある996が欲しい」という方にぜひおすすめしたい。

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ニューバランス「996」は、高級時計ブランドのフランクミュラーとの異種コラボレーションモデルが展開されたことも!

ニューバランスの「996」は定番として不動の人気を誇るモデルだからこそ、大きなコラボレーションのベースモデルにも選ばれやすい。高級時計ブランドとして知られるフランク ミュラーとのコラボレーションは良い例だ。発売から即完売を記録しているため、これからの入手は困難。マニア垂涎のモデルのため、信頼の置けるスニーカーショップなどで入荷があった際は、ぜひ迷わず購入をおすすめしたい。

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